毎年、寒い時期は肩こりがひどくなる! という女性は、筆者だけではないはず。
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今年は特に寒さがすごかったですしね。筆者は肩こりが悪化し、首も頭も痛くて……。マッサージをしてもらってもダメ、整体も今ひとつ、ということで鍼灸院に行ったのですが、そこで驚くべき事実が発覚しました。
大事なのは肩甲骨をほぐすこと
筆者の場合、肩こりの大もとはなんと、背中の左側の肩甲骨のコリだったのです。
「左の肩甲骨付近の筋肉が固くなって稼働せず」→「そこに引っ張られて体の前側の筋肉が縮こまる」→「首→頭の順に痛くなる」
という状況で、痛みのある肩や首をマッサージするよりも、肩甲骨をほぐすことが大事! と言われました。
でも、肩甲骨は背中側。自分では無理では……と思ったら、鍼灸の先生いわく「肩甲骨とつながっている体の前側の小胸筋をほぐせばOK!」とのこと。
バストを支える大胸筋は知っていましたが、小胸筋って何?
小胸筋とは?
小胸筋というのは、デコルテの部分にある筋肉。肩甲骨を前側に倒す働きのある筋肉だそう。また、肩甲骨は後ろにも倒れる働きがあって、それで肩が動くしくみなんですね。
その小胸筋が固くなると、肩の動きが制限されるそう。そして、パソコンを使うときのような姿勢を長時間取っていると、肩が内側に入って猫背になり、さらに小胸筋が固くなって縮こまってしまうのです。
だから肩をもむよりも、この小胸筋をほぐすほうが効果的なんですって。
必要なのはテニスボール1個
そこで先生に教えてもらったのが、テニスボールでのマッサージ。自分の指で押すとなかなか力が入りづらいのですが、テニスボールは絶妙な硬さなので、マッサージに最適だそう。
しかも1個あれば十分です。コストパフォーマンスがいいですね!
【マッサージの方法】
肩の付け根の内側のくぼみにテニスボールを当てて、反対側の手でグッと押しましょう。力任せではなく、痛気持ちいいくらいがベター。それを左右5回ずつくらい繰り返します。
たったこれだけ! 慣れてきたらボールを回転させて、その周辺もほぐすといい感じ!
自分で押すのがちょっと苦手という人は、床にテニスボールを置いて、そこに肩の付け根を当て体重をかけましょう。自然な重みで筋肉がほぐれます。
デコルテもきれいに!
簡単なのにだいぶ楽になり、筆者は目からウロコ! これまで肩ばかりもんでいたことを反省しました(※効果には個人差があります)。
そして、小胸筋をほぐすとデコルテの血行や、脇の下のリンパの流れも良くなるみたいですよ。そこで、デコルテの中央から鎖骨の下にテニスボールを転がすようにするマッサージも追加。
これはそんなに力を入れなくてOKです。テニスボールの表面はフワフワなのでやりやすいし、跡がついたりすることもありませんでした(跡がつく人は、力を入れすぎかも)。
体の前側の小胸筋をほぐすことで、肩甲骨周辺もゆるむので、一石二鳥。マッサージや整体も気持ちがいいですが、毎日のセルフケアも大切です。
特にパソコンを長時間使う人、猫背の人はぜひ試してくださいね。デコルテがきれいになると、男子の見る目が変わるというおまけもついてくるかもしれませんよ!