2月17日、映画『パンとバスと2度目のハツコイ』がスタートしました。
ヒロインの市井ふみ役は、元乃木坂46の深川麻衣さんです。なんと今回の映画が初主演とのこと。
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ふみの初恋の相手を演じているのは、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEのメンバーの山下健二郎さん。フレッシュな二人がどんな恋愛模様を描いていくのか、注目を集めています。
好き同士でい続けることは可能?
市井ふみは、
「好きな人が自分をずっと好きでい続けてくれるかわからないし、自分が好きでい続けられるかもわからない…」
という考えの持ち主で、結婚に踏み切れない“恋愛こじらせ女子”。
プロポーズを断ってフリーになったふみは、偶然、中学の初恋相手である湯浅たもつと再会します。
たもつはふみとは異なり、ただひたすら別れた妻を想い続けていました。そんな対照的な二人の間で、一筋縄ではいかない“モヤキュン”な恋が動き出すのです。
相手が自分に飽きないか、自分が心変わりしないか、ふみのように不安を感じている女性って多いのではないでしょうか。
未来のことは誰にもわからないし、絶対に変わらないと保障することはできません。
人間関係は常に変容する可能性を秘めているものですが、実は「継続的な恋愛関係」を築くことは心理学上、可能なんです。今回はその方法をお教えします!
他者と他人の違い
突然ですが、「他者」と「他人」の違いってわかりますか? 案外知られていませんが、実は明確な違いがあります。
「他者」は、主観(自我)を投影できない「客体」であり、相手の考えや立場を理解してあげることができない人です。
一方「他人」は、主観を投影することができる「もう一人の自我」であり、ものの見方や気持ちを共感できる存在を意味します。
人は出会った当初は「他者」ですが、思いを通わせ合う中でお互いを知り合い、理解し合うことで「特別な存在」へと発展していきます。
つまり「恋人」や「伴侶」は、いわば「特別な他人」なんです。
「特別な他人」が「他者」に戻らないようにするためには、常に相手の立場に立って物事を考え続ける必要があります。
人は、時の経過とともに多かれ少なかれ変わっていくものです。
だから、自分の中にある「相手」を変化に応じて「アップデート」していく柔軟性が必要なんです。
贈答の繰り返しが生み出す継続性
では、相手をずっと理解し続けるにはどうしたらいいのでしょうか。
相手への思いやり、愛情、気遣い。
心を通わせるために必要なこれらを、常にあなたが贈与し続けます。そして相手がそれに応じ(返礼す)る。同様に相手があなたに贈与し、あなたは十分な応答を相手に与えましょう。
このような継続的な「贈与・返礼の反復」によって常に相手の心を近しく感じられ、ものの見方や気持ちを共感できる「他人」でい続けることができるのです。
たとえ相手の人間性が変化したとしても、ぴったりと寄り添い続けることができるでしょう。
まとめ
継続的な恋愛の心理学、ご理解いただけましたでしょうか。
いったん「恋人」や「結婚」といった形で落ち着いてしまうと、多少ほうっておいても愛情によって補完され、関係は継続していくと勘違いしている男性って多いですよね。
また、相手の都合を考えず「一緒にいたい」「もっと傍にいてほしい」とワガママを言っても、愛情によって許してもらえると思っている女性も多いのです。
このような行為はどちらもNG。相手は「自分」ではなく「他人」。
相手の気持ちを考えない自己都合の押し付けは「甘え」でしかなく、このような「甘え」は関係を崩壊させる非常に危険なものです。
お互いが「最強の理解者」でい続けられるよう努力してください。
「この人しかいない」と思う時を重ねれば重ねるほど、ゆるぎない愛情が生み出されていくでしょう。