そろそろかな?と思った頃にやって来る、月に一度のお客様「生理」。
来ないと心配ですが、来れば来たで面倒くさいやら、体調悪いやら…。程度の差はありますが、生理を「苦痛」と感じる女性はかなりの割合に上るのではないでしょうか。
男性は生理中についてどう思う?
下腹部痛やダルさなど身体的な症状だけでなく、生理の1~2週間前から始まる、イライラや落ち込みなどの精神的な症状もつらいですよね。
これがPMS(月経前症候群)というやつで、生理前と最中を合わせると、月の半分はイライラ・ウツウツした気分に支配されていることになります。
女性ってホント大変…。
さて、そんなふうに月のものに振り回される女性たちを、男性はどう見ているのでしょうか。
20~30代の男性にリサーチしてみました。
触らぬ神に祟りなし?オロオロ系
◆「正直、どう苦しいのかわからないし、できることもないのでそっとしておく」
◆「そもそも彼女の生理周期を知らないし、わかったところで何か得があるのか…自分は普段通りに接します」
調べていて意外と多かったのが、「どうしたらいいのかわからない」というオロオロ系と、「それ知ってどうなるの?」というマイペース系。
彼らの特徴は「触らぬ神に祟りなし」とばかりに、見て見ぬふりをしつつ一歩引いて静観している、といったところでしょうか。
でもまあ、生理と毎月変わらぬお付き合いをしている私たちにとっては、下手に励まされたり大げさに「大丈夫!?」と心配されるよりは、面倒がなくていいのかなあ、なんて思ったり。
生理が終わって気分が晴れた時、何事もなかったかのように接してくれるのは本当にありがたいと思います。
今だけ我慢…のサンドバッグ系
◆「さんざん当たられ、気まずくなると『生理前だからごめんね』と申し訳なさそうに謝られて…それで毎回何も言えなくなる。生理だから仕方ないかって。悔しいけど仕方がない。我慢するのみ」
なんていい人!
ただ、この場合、男性のメンタルが気にかかります。生理の不調を理由に些細なことで八つ当たり、なんて男性にとっては理不尽そのものですし、言葉の内容にもよるけどかなり傷つくはず。
女性にとっては肉体的にも精神的にもつらい時期ですが、やはり冷静さや相手への思いやりを欠いてはいけませんね。
大人として自覚を持て!の厳格系
◆「今日はやたら突っかかって来るな、とムカついていたら、生理前だからと開き直られた。だから何?」
◆「ホルモンバランスのせいでイライラする、とか体調が悪くなる、というのは知ってるけど、それをコントロールするための理性はあるでしょ?毎月八つ当たりされるのは勘弁」
大変耳の痛いお言葉…。彼らの気持ちも痛いほどわかります。
男性に限らず、同世代の女性であっても同じように
「体調や精神面を整えるのは社会人として当然。生理は病気じゃない、甘えるな!」
と考える人もいますから、相手の考え方によっては「生理による苦しみ」に理解を求めること自体が難しい、ということもあるかもしれません。
生理中のイライラを、理性でコントロールする努力はもちろん必要ですが、今は生理痛やPMSに良い薬も出ているし、整体や鍼灸などでも症状は軽減させることができるそう。毎月苦しんでいる女性は積極的に改善に乗り出したほうがいいのかもしれませんね。
何より、月の半分をイライラして過ごし、大切な人とギクシャクするなんてもったいない。
ホルモンの影響に振り回されず、日々を快適に過ごすための努力と工夫が、愛する人との関係を今よりもっと良いものにしてくれるはずです!
(文=石村佐和子)