12月23日、綿谷りささん原作、松岡芙優さん主演の映画『勝手にふるえてろ』が公開されます。
こちらもおすすめ>>好きなタイプと相性のいいタイプは別!? イヴルルド遙華×ディグラム木原スペシャル対談
絶滅動物を愛する非モテ女子ヨシカは、彼氏いない歴=年齢。
中学時代の初恋の相手「イチ」のことが忘れられず、思い出を噛みしめたり、「イチ」との恋愛を妄想したりするのがライフワークでした。
そんなヨシカに会社の同期「ニ」が突然告白します。でも「ニ」は彼女の好みとはほど遠く…。
恋愛における究極の選択
片思いの切なさを一番理解しているヨシカは、「ニ」の告白をムゲにできず。「ニ」の想いと向き合うためには自分の片思いにピリオドを打たなければいけない、と中学の同窓会を開催します。
同窓会を通してわかったのは、「イチ」にとってヨシカは顔見知り以下だったということ。
結局、自分が好きなのは「イチ」ではなく「妄想の中のイチ」であり、自分が想い続けた「妄想の中のイチ」は存在しない、という現実をつきつけられるのです。
ヨシカは「ニ」と付き合うことをOKしますが、「ニ」の強引さに嫌気がさし、また「ニ」から驚くべき事実を知らされ、反射的にフッてしまいます。
「好きな人」と「好きになってくれた人」と、どちらを選ぶべきか?
これはある意味、恋愛における究極の選択といえるでしょう。
どんな人にも人生で3回モテ期があるといわれていますから、もしかしてあなたにもそんな選択をしなければいけないときがくるかもしれません。
今回は、自分のパートナーを選択するにあたって押さえるべきポイントを徹底解説します。
恋愛以前の問題
「イチ」と「ニ」の間で揺れ動くヨシカですが、その悩み方が
「イチと結婚したら、彼がずっと傍にいてくれるか不安な毎日になりそう…」
「ニと結婚しても、子どもの顔がどんなふうになるとか一切興味持てないだろうな…」
というもの。
これらは、全部「ヨシカの目線」ですよね。
「イチ」の立場で考えたとき、結婚した相手から痛くもない腹を探られ、いつまで経っても信用してもらえない結婚ってどうでしょう?
また
「あなたの顔が好みじゃないから、生まれてくる子どもに希望が持てない」
といわれた「ニ」は、結婚に前向きになれるでしょうか。
ヨシカは、「イチ」や「ニ」がどう考えどう感じるか、その点について全く考えていません。
どう選択するべきか?で悩んでいる人は、「相手と自分にとってよい結果を出せるのか」という視点で考えていないケースが多いのです。
たいていは、自分だけに必要な結果を得られる妙案を求めて悶々としているんですよね。
そもそも、相手と向き合えてない。こんなのは恋愛以前の問題です。
自分だけでなく相手の目線に立って考える、そうして初めて「選択」のスタートラインに立つことができるのです。
二人ともが幸せになる道を模索する
恋愛であれ結婚であれ、長期的な関係を築くためにはどうしても「歩み寄り」が必要になります。
逆の言い方をすれば、人間性や価値観や好みを知り合う機会を持たずして、建設的な「歩み寄り」は難しいです。
大事なのは、相手と自分の個性をつなげることで「二人ともが幸せになる道」が見えるかどうか。
どっちが自分を想ってくれているかなど、愛情の量は結局のところわかりません。
スタートがどうあれ、「お互いが深く愛し合う」というゴールに向けて一緒に進んでいく気概を持てるかどうか。それを持てる相手があなたのパートナーです。
まとめ
選択のポイント、ご理解いただけましたでしょうか。
よく「愛されるほうが女性は幸せになれる」なんていわれますが…。愛してくれる人を全く愛せなかったら、遅かれ早かれその関係は崩壊します。
あなただけでなく、相手も満たされる関係が築けるかどうか。目を凝らして見定めるべきは、そこではないでしょうか。