いよいよやって来たスキー・スノボシーズン。もう計画は立てましたか?「一面の銀世界は天然のレフ板」なんて言葉を聞いたことがありますが、ゲレンデは出会いの宝庫のようです。
ゲレンデを離れたら雪のように溶けてしまった恋や、さらに燃え上がったという恋まで、3つのエピソードをご紹介します。
ゲレンデで見る彼は8割増し
仲良しの女友達とスノボ旅行に出かけたA子さん(29歳・広告)。
「かなり滑れる友人と初心者の私。はじめは教えてもらっていたのですが、少しすると彼女は上級者向けのコースに行ってしまいました」
友人が滑ってくるのを下で待っていたA子さん。すると、みごとな滑りで降りてくる男性が目に入ったそう。
「本当にかっこよくて一目ぼれでした」
友人にも協力してもらって、さっそくアプローチ。
「“スノボ上手で見とれちゃいました”とストレートに気持ちをぶつけたら、後日、一緒に食事する約束を取り付けることができたんです!」
旅先での思わぬ出会いに興奮していたA子さん。メイクもファッションも気合を入れて待ち合わせのレストランに向かいました。ところが……。
「もう着いていると連絡があったのに、彼をなかなか見つけられないんです。店員さんに案内してもらった席に座っている人を見て、驚きました」
そこには、しわしわのシャツに汚れた靴の彼が。顔つきもなんだか疲れていて、ゲレンデにいた彼とまるで別人のようだったとか。
「テンションが急降下。そのせいか話も噛み合わず、すぐに帰ってきました」
ゲレンデで(のみ)輝くタイプの彼だったんですね……。
恋も現地集合・現地解散?
3泊4日でスノボ教室に参加したB子さん(31歳・広告)。その教室の参加者の中に、初日から積極的にアプローチしてくる年下の男性がいたそう。
「たどたどしく滑る姿がかわいくて。私もすっかり好きになりました」
自由時間はほとんど二人で過ごし、彼の部屋にも泊まってしまったというB子さん。そして最終日、彼に寂しさを伝えると信じられない一言が。
「“遠距離恋愛になっちゃうけど、がんばろうね”と言ったら、“え?俺たち付き合ってましたっけ?”と。あまりの衝撃に絶句しました」
彼とは本当にそれきりで、B子さんは当時の浮かれた自分を思い出すと今でも情けなくなるそうです……。
宿泊先で運命の出会い
スノボ旅行先の旅館で出会った男性と結婚したというC子さん(27歳・メーカー)。
「弟と妹と一緒にスノボに行ったのですが、他のお客さんとのダブルブッキングで部屋がなく、若い姉弟だったこともあってか物置のような部屋で寝ることになってしまいました」
その部屋の近くの客室に友人と三人で泊まっていたのが、C子さんの旦那さま。食堂で「一緒に遊ぼう」と声をかけてきたのだとか。
「みんなでカードゲームをして遊びました。部屋のことで少し落ち込んでいましたが、夫たちが誘ってくれたおかげで楽しく過ごせてありがたいと思いましたね」
C子さんは山ガール。旦那さまも学生時代、山岳部だったという共通点もあり、あっという間に距離が縮まった二人は結婚後の今もとても仲がいいそうです。なんて素敵なエピソード!
終わりに
真っ白な雪は、数割増しで人を魅力的に見せてくれるようですね。筆者は小学生のときに行ったスキーで驚くほど滑れず、それから行ったことがありません。克服していたらもっと恋愛できたのかなあ……などと考えてしまいました。
“ゲレンデがとけるほど恋したい”みなさんはぜひ、“ロマンスの神様”の後押しに期待しつつ、スキーやスノボを楽しんでくださいね!