12月16日(土)、映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』が公開されます。
尚志(佐藤健さん)と麻衣(土屋太鳳さん)は結婚を控え幸せの絶頂。しかし、式の直前に麻衣は突然、意識不明に…。
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彼女を襲った病は、なんと発症率が300万人に1人とされる難病「抗NMDA受容体脳炎」でした。治るかどうかもわからないまま、尚志は昏睡状態の麻衣のそばでずっと目覚めを待ち続けます。
不明瞭な未来を信じる
「もう、麻衣のことは忘れなさい」
麻衣の母にそう言われても、尚志は離れませんでした。
やがて歳月を経て麻衣は目覚めます。けれど、目の前の尚志がわからず意思の疎通ができない状態。
尚志はなんとか麻衣の心にコンタクトをとろうと、会社勤めのかたわら献身的に治療をサポートします。その甲斐あってか、ある日小さな奇跡が二人のもとに訪れるのです…。
こちらが呼びかけても、相手が応えてくれない。そんな状態でも応えてくれることを信じて待ち続けるというのは、並大抵のことではありません。
信じていれば必ず報われるほど、現実は甘くはないのです。でも信じ続けなければ、結果を得られることもありません。
病気とまで言わなくても、恋人に明らかに問題があった場合。いつか直ってくれると信じて、待ち続けるべきなのか。
今回は、そんな「信じる価値」を判断するポイントをお教えします。
問題視しても危機感がなければ何もしてないのと同じ
世の中にはどうしようもなく、だらしない人っていますよね。
ギャンブルにお金をつぎ込んで、生活費すら使ってしまう。何度「やめて」と言っても懲りずに浮気を繰り返す、といった人たちです。
こういうだらしなさを指摘したとき、その場で反省する人を簡単に信じていいものでしょうか。
「ごめんね。ちゃんとしようと思っている」
と相手が言ったとして、どの程度「問題意識」を持っているのでしょう。
残酷なことを言うようですが、口では何とでも言えます。
「悪いと思っている」程度では、正直、本当に改善するのかはなはだ疑問です。
自分自身が抱えている問題について「本気でなんとかしなければいけない」と危機感を抱いて初めて、人は問題解決に向けて具体的な一歩を踏み出します。
そのため当人が危機感を持っているかどうかが、改善の見極めポイントとなるのです。
理に適った行動をしているかどうか
危機感を持って具体的な努力をしていても、方向性が間違っていたら結果は出ません。
問題には、必ず原因があります。本気で直したいなら、まずはこの根源となる要因を探るべきでしょう。
例えば恋人と会えなくて寂しいからといって、違う異性と浮気をして癒すのは間違っていますよね。
寂しさに耐え切れないのはなぜか?常にかまってくれる人がほしいから。
常にかまってくれないと自分を保てないのはなぜか?自分に自信が持てないから。
自分に自信がないのが根本原因なら、自分を好きになれるよう努力すればいいのです。
得意と思えることの技を磨く、感受性を育てる、ボランティアをして誰かに感謝される機会を増やす、といった具体的な努力を積み重ねる。
そうして自尊心を育てることができたら、ふらふらと浮気してしまう気質を卒業できるでしょう。
自分に「なぜ」を問いかければ、理に適った改善策を見出せるはず。
相手が本気で取り組むその努力に「妥当性」が見えたら、尚志が8年間見守り続けたように、あなたの中にも「信じる価値」が生まれることでしょう。
まとめ
「信じる価値」を判断するポイント、ご理解いただけましたでしょうか。
相手の口先だけの言葉を盲信するのは、現実から逃げているのと同じです。幸せになりたい、と思うならあなたも勇気をもって向き合うべきでしょう。
相手の言葉だけでなく、行動を見た上でどうしたいか。最終的に信じるのは、その相手を選んだあなたの「人を見る目」なんです。