このところ「幼なじみ婚」が話題になっていますね。
日本テレビの情報番組『ZIP!』によると、「幼なじみ婚」の定義は、中学生より前から知っていた男女の結婚、とのこと。
小中学校が共学の人はチャンスが多そう!?
そういえば、7月スタートの月9ドラマ『恋仲』(フジテレビ系)は幼なじみ同士の恋の物語。
先日結婚したサッカーの内田篤人選手も、奥さまとは幼なじみなのだそう。
ここで、ちょっと素敵な幼なじみ婚のエピソードを2つお届けします。
本当にあった幼なじみ婚
case1:引越し直前にバッタリ
A子さん(32歳)は28歳の頃に実家を出て、職場の近くで一人暮らしをすることに。引越しの数日前、犬の散歩をしていたら、小中学校の同級生の男性Oさんにバッタリ再会したそうです。
中学では部活が同じだったこともあり仲良しでしたが、その後、疎遠に。そこで連絡先を交換し、やりとりをするようになりました。そこからお付き合いが始まり、2年半の交際を経て結婚!
このA子さん、実は彼と出会うまでは男性との交際経験がありませんでした。
「あの日彼と会ってなかったら、今でも彼氏いない歴を更新してたかも…」とのこと。再会に感謝ですね!
case2:彼がずっと片思い
N男さん(35歳)は、小学校の同級生・K子さんが忘れられず、10代後半の頃から同期会を企画したり、K子さんと仲の良い女子に連絡して、彼女の近況を聞いたりしていました。
そして、K子さんの趣味がアート鑑賞やクラシックだと知り、自分も展覧会に足を運び、バイオリン教室に通うように。彼女に認められたいと勉強も頑張り、一流大学から外資系企業へ。
24~5歳の頃、初めて彼と2人で食事に行ったK子さんは、あまりにも話が合うのでびっくりし「運命を感じた」そうです。
その後、2人はトントン拍子で結婚。あまりにうまく行きすぎなので作り話みたいですが、本当の出来事です。
ドラマ『恋仲』では、福士蒼汰さん演じる主人公がヒロイン(本田翼さん)を長年思い続けるそうなので…それにちょっと近いかも?
彼女が美人だから、というのもありますが、何が何でも手に入れようとしたN男さんの努力には頭が下がります。
…そして、そこまで思ってもらえるなんてちょっとうらやましい!
幼なじみとエッチできる?
幼なじみは「育った環境が似ている」「気心が知れている」「親同士も知り合い」などメリットがいっぱい。
性格もすっぴんも全て知られているから、変にカッコつける必要もないし気楽ですよね。
その一方で、お付き合い→結婚となると出てくるのがアッチの問題。
昔は一緒にお風呂にも入ったかもしれないけど、子ども時代を知っているだけに、お互い、大人のカラダになった相手を受け容れられるのか…そこがちょっと心配です。
そこで、性人類学者のキム・ミョンガン先生が監修するモバイルサイト『大人の関係』に寄せられていた、一般女性からの相談内容をご紹介。
Q:夫とは同級生。共働きで子どもはいません。今でも友達感覚が強いのでエッチな気分になかなかなれず、結婚直後から8年くらいセックスレスです。そろそろ子どもが欲しいのですが、どうすればよいのでしょうか?
A:学生時代からのカップルは幼なじみのような関係になりやすく、相手を性欲の対象として見られなくなるケースがよくあります。
共働きで仕事が忙しいのが原因であれば、お互いに今まで見せていなかったような自己演出をしたり相手の気持ちがセックスに向かうよう絶えず刺激を与えたりしなければ、セックスレス一直線でしょう。そこを十分注意しましょう。
一方、すでにお互いへの関心がなくなりマンネリ生活にどっぷりつかったまま会話もない夫婦もいます。その場合コミニュニケーションの手段がないのでセックスレスになっていることが多いのです。
会話もセックスもなくなったら、一緒にいる意味はあるのでしょうか。そんなマンネリ生活に危機を感じない夫に我慢する必要はありません。鈍感夫にしがみつくのをやめればもっとイキイキと魅力あふれる女性になれるはずです。実家に戻ったりしてマンネリ生活に新しい風を吹き込んでみるのもよいでしょう。
もちろん修羅場になる前に離婚して友達関係に戻るのも方法ですが、その決心がつかない時はあえて波風を立てて時間や距離を置いてみてもいいかと思います。
「友達感覚が強い」せいでセックスレスに…。
幼なじみだと“友達”というか“家族”“きょうだい”のような感じもするから、確かにエッチな気分は作りづらそうですよね。
とはいえ、夫婦やカップルは男と女。居心地の良さを求めるだけでなく、体のコミュニケーションを取ることも大切だと思います。
エッチというか、少なくともスキンシップは…。
幼なじみと恋愛中の人、恋が始まりそうな人はぜひ参考にしてみてくださいね!
監修者紹介
キム・ミョンガン
1950年、神戸生まれ。75年から89年まで京都精華大学にて文化人類学と韓国語の講義を担当しながら、研究を重ねた。90年以降は在野で<性人類学>の研究を行い、独自の分野を開拓する。『週刊ビッグコミックスピリッツ』『ポパイ』などで愛と性に関する問題について執筆活動を開始。若者を中心に圧倒的な支持を集める。生物学、動物行動学、文化人類学、社会学と、あらゆる分野に分け入り、性という人類最大の秘密を解き明かす手法には定評がある。元和光大非常勤講師である一方、99年、性人類学者として教育・指導を行う相談所[せい]を設立。所長として男女年齢問わず、様々な悩みの相談に応じている。単なる結合としてではなく、心のつながりも重視。夫婦、パートナー(男女のみならず、ゲイ、レズビアンも)の在り方全般についてアドバイスを行っている。また大人だけではなく、児童・生徒の性教育にも熱心に取り組んでいる。