「王子様」みたいな男性っていますよね。整った容姿、素敵に見えてしまう職業、パーフェクトな気がする経歴…思わず恋に落ちそう。でも、それって本当に王子様なんでしょうか?作詞家として華やかな世界もたっぷり見てきた緒田茉莉が、様々な男性を分析していきます。
サーファーな男
チャラい代名詞のように語られるサーファーな男。肌は日焼けして黒く、髪は茶髪率高し。身体も引き締まって、ほどほどオシャレ。そんなロンハーマン的な男、モテないはずはない。見た目はチャラいし、サーファーっていうだけで誤解されやすいけど、じつは誠実って男も案外いる。毛嫌いする必要はない気もするけれど・・・。
サーファーと言っても、もちろんいろんなタイプがいるから一概には言えないが、サーフィンが趣味な男を彼氏にすると万人に起こる問題もある。
それは時間の使い方!学校や仕事の合間を縫って、サーフィンをする。それはとても素敵なことだ。自分に置き換えてみても、趣味があることによって友人が増えたり、気分転換になったり、違う世界を知ることができる。
学校や仕事、そして趣味の時間。1日はみんなに等しく24時間である以上、そこに恋愛が入ってくるとしわ寄せがいくのは趣味の時間である。
私と波乗りどっちが大事?
サーフィンは当たり前だけど海に行かねばできない。家のすぐ近くが海だったら最高!でもそうじゃない場合は海までの移動時間が必要になる。そして波に1本乗ればお終いなんてことは当然なくて、次の波、次の波といい波を求めるのがサーファー。この趣味は意外と時間が必要なのだ。
しかも、サーフィンって天候に左右されるのが大問題。デートの約束が天候に左右されるという事態にあなたは耐えられるだろうか?想像してほしい。朝の天気次第で今日は波が良くないからサーフィンしないってなると、急に「今日会えるよ」って言われる。逆にデートの約束をしていてもその日の天候が変わりサーフィン日和だったりすると「やっぱり今日波乗り行ってもいい?」なんて聞いてくる男もいるし、予定どおりデートしていても「今日はいい波だっただろうなー」なんて上の空な男もいる。
私と仕事どっちが大切なの?ってセリフは聞くことがあるが、私と波乗りどっちが大切なの?というセリフはサーファーな男を彼氏にするとよく聞くフレーズである。
サーファーな男は別にあなたを嫌いなわけでも、軽く考えているわけでもない。理解できないかもしれないが、ただサーフィンが大好きなのだ。サーファーを彼氏にすると好きなキャラクターがそらじろうになり、天達の予報に一喜一憂する日々を過ごすことになる。
うまく付き合うための3つの方法
そんなサーファーな男と上手くやっていくために、賢いあなたはいくつかの方法を考えるだろう。
① 自分もサーフィンをはじめる
② 自分の時間を充実させる
③ 彼のサーフィンに付き合う
以上の3つは先人達がサーファーな男と付き合うためにトライしてきた方法である。それぞれ一長一短があり、彼のタイプにもよるので彼をよーく観察して是非参考にしてほしい。
① 自分もサーフィンをはじめる
一緒に居られるし、自分も楽しめそうで名案だと思うだろうが、実はハードルが高い。彼が教えるのも好きだ、あなたが社交的で彼のサーフィン仲間ともうまくやれるというのは最低限の条件。彼だってサーフィンを楽しみたいので、初心者のあなたに教えているだけでは物足りない。あなたも彼が相手にしてくれないとつまらない。
彼の趣味の世界に後から入っていくのは喜ぶ男ばかりではないし、あなたもサーフィンが好きになれなかったら「一緒にいるために私だけが努力している」なんていう負のスパイラルになりがちだからである。
② 自分の時間を充実させる
大人の自立した女って感じでなんかイイ!私もそう思うし、これが正解だと思っていた。だけどこれが意外と難しいらしい。彼がサーフィンを楽しんでいる間、私は彼を待っているだけの女なんてイヤ!私は私らしくおひとりさま時間を楽しめる女よ!って自分時間を充実させてると、その自分時間が楽しくなる彼女→彼女が何も言わないから今までと変わらずサーフィンする彼氏→別に付き合う必要なくね?という図式が出現する。
ということは適度に寂しがって、適度に会う努力をする必要があるっていうことになるが、やはりそこまでして付き合う必要なくね?ってなる気が・・・。
③ 彼のサーフィンに付き合う
一番重い感じがして、NGかなと思っていたが、今のところ意外と勝率が高い。彼と一緒に海に行って、彼の波乗りを見ながら、自分は読書したりするんだそうだ。
彼のサーフィン仲間ともほどほど仲良くなるから共通の話題にもなるし、かといって彼のサーフィンを邪魔しない。彼は彼で彼女に付き合ってもらっているという多少の罪悪感から彼女との時間を大切にするそうだ。・・・男って勝手だな。
趣味に熱中する男と付き合うコツ
熱中できる趣味を持っている男ってはたから見る分には素敵だと思う。でも実際に自分が付き合うとなると幾つかのハードルがありそうだ。恋愛にも波があり、とにかく一緒にいたい時期、落ち着いた関係を築く時期・・・それぞれの波長がある。
サーフィンや他の趣味にも同じことが言えて、ハマりたてはとにかく波乗りしたくて仕方ないけれど、いずれ生活の中でうまくバランスをとれるようになる。お互いの波長をうまくつかみその波を乗りこなせることが、恋愛のうまくいくコツなのかもしれない。
私の友人のサーファーで朝4時に出発して波乗りをして、ランチからは彼女とデートの時間という男がいる。そんなバイタリティあふれる男は当然仕事もできるし、人を楽しませることが上手い。そんな男は幾多の出会いと別れを繰り返してここにたどり着いた。サーファーな男、オススメは熟練派な気がする。