【オレ様リーマンの非ジョーシキ恋愛入門169】
約半年間、爆速でフッたりフラれたりを繰り返した必死すぎる婚活経験を生かして、なぜか上から目線で本音の恋愛論を語ります。ちなみに普段は、どこにでもいそうなただのアラサーリーマン。
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結婚相手を選ぶとなると、かっこいい、一緒にいて楽しい、年収が高い、誠実そうなど、ポジティブな点を考えるだろう。
もちろんそれらも大事だが、既婚者のオレからするとそれだけでは足りないように思うのだ。
ネガティブはポジティブに勝る?
先日、心理学の本を読んでいたら、腑に落ちることが書いてあった。
「人はポジティブなことより、ネガティブなことが気になる」
「ネガティブな出来事をポジティブな出来事では相殺できない」
どういうことか?
例えば、彼と二人で食事に行ったとしよう。
料理はおいしかった、お店の雰囲気も良かった、しかも彼がおごってくれた。
だが食事中、彼にこう言われた。
「なんか最近、太ったんじゃない?
ダイエットしなよ」
実は自分でも気にしていたあなたは、家に帰ってからも彼の言葉が気になって仕方ない。
「私だってがんばってダイエットしてるのに…」
「てか、なんであの場で言うの?」
「あいつだってビールっ腹のくせに!人に言う前にお前がやせろよ!」
なんなら本気でムカついてくるだろう。
彼にイヤなことを言われたけど、料理がおいしかったから、プラスマイナスゼロ。
お店の雰囲気も良かったし、おごってもらったから、プラス2。
…とはならない。
イヤなことが一つでもあると、他にいいことがあってもそればかり気になってしまう。
オレも身に覚えがありすぎる。
イヤなことをしない人を選ぶ
さらにその本には、「ネガティブな出来事の影響は、ポジティブな出来事の影響の約3倍」と書かれていた。
つまり、イヤなことを一つ言われたら、それと同じぐらい良いことを三つ言ってもらえればいいということだが、現実的にはまずムリだろう。
そんなにほめる人やサプライズをする人はまずいない。
仮にいたとしても、あなたが何度も喜ばせられることに慣れてしまい、効果が薄れてしまう。
ということで、結論はこうである。
結婚するなら、魅力的な人よりイヤなことをしてこない人を選ぼう。
自分のことを思い返すと、結婚に至らなかった女性は、良い点もあったけれどイヤな言動をしてくる人たちだった。
悪気はないのだろうけどイラッとする発言、機嫌が悪いときの八つ当たり、頻繁な遅刻やドタキャンなど、最初は我慢できても徐々にストレスが溜まり、ケンカが増え、別れていたように思う。
「人には良いところも悪いところもある」
「良いところだけ見よう」
なんてよく言われるけれど、現実問題それができるとは思えない。
心理学的にそうなのだから、オレだけではなく多くの人にはできないのではないだろうか?
良いところがあるのはもちろん大事である。
そうじゃなければ付き合う気にならないだろう。
だが結婚するとなったら、それ以上に「イヤなことをしてこないか」を判断材料として意識してほしい。
ちなみにオレの奥さんは身近な友だちも含め、知っている男女の中で、もっともイヤなことをしてこない人である。