6月16日は双子座で新月になります。新月図を見たとき、私は約2週間前(6月3日)の射手座満月を思い出さずにはいられませんでした。あのときは、射手座満月と牡羊座天王星、獅子座木星による火の星座の大三角形がゆるやかにできていました。さらに、この大きな三角形に双子座水星と双子座太陽、双子座火星が加わってカイト(凧)と呼ばれている特別な星回りもできていました。この心躍る星回りから感じたキーワードは「クエスト(探索、遠征、冒険の旅)」であり、この射手座満月によって、私たちにとってのクエストへと出立する「とき」が整ったのでした。
今回(6月16日)の双子座新月では、先日の射手座満月頃に見られたカイト(凧)という星回りが、より地上的な機動力を持つ配置として残っています。先日の射手座満月が、矢をつがえた弓をどこかの方向へ力いっぱい引いている感じの星回りだとすると、今回(6月16日)の双子座新月は弓から手をはなすような星回りになっています。したがって今回の双子座新月がひとつの契機となり、「私のクエスト」が地上でそれぞれ本格的に展開していくのかもしれません。
またさらに、この時期の星回りからは「動き(振幅)がどんどん大きくなっていき、そういう展開を通じて世界が広がっていく」という向きも色濃く感じます。「流れに乗ること」「動くに任せること」「開かれていくこと」を恐れず、あなたの人生で起きる出来事をどうぞ楽しんで下さい。この時期、とても楽しめるはずです。
もうひとつお知らせします。今、双子座にある水星は見かけ上の逆行時期を抜けたばかりです。過去3週間ほど、私たちの「あたま」や世界の「システム」は乱調気味であったのかもしれません。しかし今、私たちの「あたま」や世界の「システム」の調子は戻ってきていると思います。ここしばらくの間、流れに乗ろうとするたびになぜかもたついてしまっていた方は、この双子座新月というタイミングを使ってみるとよいでしょう。宇宙は「今ですよ!」と合図を出しています。その気運に「うっかり」と乗っちゃって下さい。
今回の双子座新月の影響を強く受けるのは双子座、乙女座、射手座、魚座です。今というタイミングだからこそ生じる変化があったり、何かを知らされるかも。全ては最善のタイミングで起こっていると受けとめて。宇宙から見れば、まさしくそうだからです。牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座は「大丈夫かしら‥‥??」とためらうことほど、やってみる価値があるでしょう。いろんな理由をつけて後回しにしていたこと、忘れたふりをしてきたことに着手しましょう。牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座は、あなたがハッキリ言ったり聞いたり、先に決めてしまうことで、その状況は案外うまく進んでいくでしょう。よけいな気を遣ったり、ヘンに遠慮しないで下さい。あなたの一押しでドミノがサーッと倒れていく感じの星回りです。
次回は 7月2日 山羊座の満月(7月1日更新)
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