年齢・性別・国籍…全て不明のパワータロット・カウンセラー「ムンロ王子」。麗しの世界の住人である彼(彼女?)が、『恋愛成就のためのセルフ・プロデュース』をテーマとしたコラムをお届けします。素敵な恋がしたいみなさん、ムンロ王子のもとであなただけの「ガラスの靴」を見つけましょう!
その前に…ムンロ王子って何者?
Bonjour!ムンロ王子です。10月1日、軽井沢大賀ホールでのムンロ王子の初リサイタルは無事、終了しましたよ。200名近いお客様にご来場いただき大盛況でした♪
来年は10月6日の土曜日を予約してきました。ぜひ今のうちに予定を空けて「ムンロ王子と行くお泊り草津温泉巡りツアー」に参加してくださいね。
さて、いよいよ今年も残すところ2ヶ月。12月に入ると忘年会、クリスマス、お正月、新年会とお酒を飲む機会が増えるので、肝臓をいたわってあげましょう。
「花の命は短い」の意味は?
10月は「ピンク・リボン月間」といって世界規模で乳がん検診の早期受診を呼びかけるタイミング。ムンロ王子も「ピンク・ハロウィン」という、ピンク・リボンとハロウィンを組み合せたイベントに参加してきました。
イベントには乳がんステージ4(最終ステージ)の方が出演し、ご自身の体験を赤裸々にお話しするプログラムも。定期検診によるガンの早期発見への意識が高まったのはもちろん、健康であることに感謝すると共に、与えられた『命』を粗末にせず、大切に活かしていかなくてはと身の引き締まる思いがしました。
『命』と言えば、よく女性のことを花に喩えて「花の命は短い」と言いますが、そんなことはなく、日本女性の平均寿命は87歳を超えています。
ただ、「花の命」とは正確には「若くて美しい時」を意味し、今の時代、100歳まで生きることを考えると「妊娠して出産する時期」とも言い換えられます。
「花の命」を棒に振った女子が登場
現代は医療が進んで50歳でも子どもを産める時代だとはいえ、妊娠適齢期というのがあり、それはだいたい20~35歳くらいです。100歳の寿命の中での15年間と考えると確かに「花の命は短い」わけです。
こう言うと、女性を出産マシンのように扱う差別的な表現だと批判されるかもしれませんが、そのあたりを踏まえ、敢えてお話を進めさせていただきます。
これからお伝えするのは、この短い「花の命」を棒に振ってしまった不婚女子の悲劇のお話です。
ここまで極端な例は稀ですが、35歳で妻子ある男性と不倫関係だとか、大事な妊娠適齢期を無視して愛欲に溺れている女性はたくさん見てきました。
子どもを産まないディンクス(子どもを持たない夫婦)が増えていますが、子育てはたかだか20年くらいのこと。人生を謳歌するのもいいけれど、その5分の1くらい、自分の子どものために尽力してもいいんじゃないか?とムンロ王子は考えています。
「不婚女子」D子さんの場合
◎結婚しないまま交際22年でお別れ
D子「王子、私、結婚できるかしら?」
ムンロ王子「あんたいくつよ?結婚してないの?」
D子「今、45歳」
ムンロ王子「そりゃ、何歳だって結婚できるわよ!あんたにその気さえあれば。手相を診てあげる。あれ?20歳から28歳くらいにかけて良い出会いがあるって出てる。あったの?」
D子「うん、でも別れちゃった」
ムンロ王子「あら、そう。運命の人だったのにね。残念ながら後はないわ」
D子「えっ、もうないの?」
ムンロ王子「いや、その人を超える人は現れないというだけで、もちろん出会いはあるし、結婚だってできるわよ。あら、泣いてるの?大丈夫?」
D子「そうなんだ。その人とは22年付き合ったの」
ムンロ王子「えっ、22年も!?」
D子「20歳から42歳まで」
ムンロ王子「あらま、つい最近まで。で、なんで結婚しなかったの?」
D子「私が聞きたいわよ。もちろん結婚したかったし、できると思ってたのに」
◎ある日「好きな人ができたから…」
ムンロ王子「じゃ、どうして?遠距離とか?」
D子「いいえ、同棲してました」
ムンロ王子「同棲?22年間も?」
D子「正確には25歳から42歳まで」
ムンロ王子「その間、結婚の話は出なかったの?」
D子「出たよ。お互いに両親とも挨拶してたし」
ムンロ王子「じゃ、どうして結婚しなかったの?」
D子「何度か結婚の話が進んだんだけど、彼の仕事が忙しかったりしてタイミングが合わなくて。35歳くらいまでは頑張って結婚の話を切り出したけど、10年も経つし子どももいないから、このままでもいいかな?なんて結婚に対してそれほど執着しなくなったの」
ムンロ王子「へ~。で、何で別れたの?」
D子「ある日突然、彼が『好きな人ができたから別れよう』って」
◎結婚なんて金魚すくいのようなもの
ムンロ王子「あらま、無責任ね。彼のお母さんは何だって?」
D子「お母さんにはとても仲良くしていただいて、35歳くらいまでは早く結婚して孫の顔が見たいって言われてたんだけど、30代後半になると気を遣ってか子どもの話題はなくなったの。で、別れることが決まってご報告に行ったら『残念だったわね~。縁がなかったのね』だって」
ムンロ王子「それは残酷。次の女に孫を期待してるのね」
D子「そうだと思う」
ムンロ王子「20年近く同棲してたら内縁関係にあるから、慰謝料請求とか財産分与、場合によっては年金分割とか認められるのよ!」
D子「知ってる。調べました。でも顔も見たくないから、さっさと荷物をまとめて出てきちゃった」
ムンロ王子「大変ね。で、どうしたいの?」
D子「だから、今度こそは結婚したいんだけど、できるかな?」
ムンロ王子「もちろんできるわよ!でも、次は慎重にね。結婚なんて金魚すくいのようなもの。追い込んでお椀に入れてナンボよ!追い込んで逃げられたら別の金魚を追いかければいいけど、ポイ(金魚をすくう道具)の紙が破れたらゲームオーバーだからね。慎重かつ大胆にやらないとダメ」
D子「自信ないな~」
ムンロ王子「そりゃそうね。みんなそうよ!けどね、ワタシなんかプロの金魚すくい師にコツを教えてもらったから、ポイを破らないで何十匹も捕まえられるのよ」
D子「いいな~」
◎まずはリハビリのための恋愛を楽しんで
ムンロ王子「失礼な言い方だけど、妊娠適齢期を過ぎてるし、出産を考えないなら、敢えて結婚にこだわらなくてもいいんじゃない?」
D子「もう出産は諦めてます」
ムンロ王子「だったら恋愛を楽しみなさい!結婚、結婚って言うから暗くなるの。結婚の呪縛から解き放たれると楽しいわよ♪オカマを見てみなさいよ!」
D子「そうね」
ムンロ王子「いい?出産しない、結婚しないと決めると、不倫だって、年下の若い男の子だって、選り取り見取り!二股だって三股だって!」
D子「そんな~」
ムンロ王子「ま、それは冗談だけど、とりあえず一度自由な恋愛を楽しんで、社会復帰のためのリハビリしないとダメよ!20年間の垢を落とさないと」
D子「そうよね」
ムンロ王子「まずは恋愛を楽しんで、生きていること、女性である幸せを実感しなさい。結婚はその後よ!あんたみたいに魅力的な女性ならいつでも結婚できるわよ♪」
D子「ありがとう。今度、金魚すくいしてみる」
ムンロ王子「いいわね~。いい?狙った金魚の下にポイを入れて、金魚の動きに合わせてずっと追いかけるのよ。金魚の動きが止まったときを狙って透かさずポイを動かし、お椀に入れるの。その時、紙の部分を使ってはダメ。すぐ破れちゃうから。ポイの縁で金魚のお腹のあたりを狙って押し込む要領でお椀に入れるのよ。金魚はポイを嫌がって自分からお椀に飛び込むから!」
D子「わかった。頑張るわ!」
ムンロ王子「Good Luck!」
11月のカード:【女教皇】
今月ご紹介するカードは【THE HIGH PRIESTESS:女教皇】、大アルカナの「2番」です。
これは、知的で冷静であまり感情を表に出さず、探究心が強くキャリア志向の強い女性を意味するカードです。大アルカナには女性を表すカードとして3番の『女帝』がありますが、こちらは優しくて思いやりがある情の深いフェミニン(女らしい)な女性で、まさに対照的です。
大人の女性?それとも小言オバサン?
逆位置で出ると、人の欠点が気になって仕方なく、常に人のことを批判したり、文句を言ったりしている女性になります。ただ、悪口のように悪気はなく、ブツブツ小言を言っている、そんな感じです。
11月のシャンソン
『毛皮のマリー』
日本で『毛皮のマリー』というと、寺山修司の戯曲で三輪明宏が主演する舞台が有名ですが、シャンソン界ではイヴ・モンタンが歌う「La Marie-Vison」(作詞マルク・エイラル、作曲ロジェ・マルネイ)のこと。ジャクリーヌ・フランソワはじめ多くの歌手によって歌われました。visonとは「ミンクの毛皮」の意味。
この歌は、年をとって虫食いの毛皮を着ながらも街角に立つ娼婦「毛皮のマリー」の話を題材に、女性は若い時期をムダにしないで本当の愛のために生きなさい、と伝える説教じみた歌なんです。
メロディーがかわいらしく楽しいので、ムンロ王子は、男に貢がせてハチャメチャに楽しんでいるマリーの姿にフォーカスして歌い、残りの説教的な部分は『アコーディオン弾き』という歌に委ねて2部作として歌っています。
11月のタロット占いイベント
■ 11月25日(土)13:00~17:00
■ 12月14日(木)19:00~23:00
小川町『Dining Bar Shelter』(03-5577-4949)千代田区神田小川町2-8
20分3000円(要予約)
【プロフィール】
ムンロ王子
東京大学法学部を卒業してIT企業を経営しているムンロ王子。趣味で始めたタロット占いが評判となり、7年間で占った人は8000人近く。。これまでタロット占いを通じてさまざまな人生に触れてアドバイスしてきた教訓を〈シャンソン〉というジャンルの歌を歌うことで広く伝えています。
2016年12月25日には日テレの『スクール革命』という番組で「今どきのクセの強い占い師」としてお笑いタレント千鳥のノブくんの2017年の運勢を占い、シャンソンもお披露目しました♪タロット占い、ライブ活動など活動内容はFacebookにて公開中!
☆365日占いっぱなし『占いTV』に出演中!