(E・M 30歳 神奈川県 公務員)
最近彼とのケンカが絶えません。昔は謝ってくれていた彼も、最近では「めんどくさい」という態度をとることが増え、ケンカの元となったことは解決しないまま、面倒だからうやむやにする感じで、ケンカする度に気持ちが遠のいていってるのを感じています。
昔は仲直りしたらきつく抱き合って愛を確かめ合うような感じでしたが、最近はかたちだけそうしてる感じです。
ケンカしたくないけれど、彼のいいかげんなところや心ない発言がいやなことはわかってもらいたいので、口に出さずにいられず、口に出すとケンカにしかなりません。怒ってもむなしいだけです。
どうすれば彼の気持ちを取り戻すことができますか?
傷ついていることを伝えずにずっと溜め込んでいくと、いつか爆発するのかもしれませんよね。
そうですね、一ヶ月ぐらい我慢していて急に「あの時もあの時もあの時もこうだった!」とかいってぶつぶつ言う感じですね。
たいていのケンカって、最後のきっかけはどうでもよかったりするじゃないですか。
そうですね。ささいなことでスイッチが入ってしまう。
とすると、自分が傷ついた瞬間にそのことを、実は伝えておいたほうがいいんですかね。
その瞬間じゃないほうがいいですね。その瞬間は本当に怒ってるので、そのときに言う言葉っていうのはトゲトゲしていたり、「こういう風に傷ついたの、グスン」っていうかわいらしい感じではまず言えないと思うので。
次の日とか次の次の日ぐらいになって、「一昨日のね、あの時言われた言葉、悲しかったの~」って言ったほうがいい(笑)
冷静に、ちゃんと、ある意味戦略的に意図を伝えられる状態になってからってことですね。
そうですね。しゃべるときは常に目的を明確にしてしゃべらないといけないです。そうじゃないと、わかってもらいたいという目的のあるふりをして、実際は違うことをやってしまっているということになる。
特に付き合っている間柄とかだと、「ありのままの私を愛して!だから私は気をつかわず思ったことをあなたに言うの」みたいなところはあるじゃないですか。 それをやっていると、目的を全く見失ったコミュニケーションになっちゃうわけですね。
それによって「わかって!」って思ってるくせに、現実は相手がわかりにくくなるような行動をとってしまう。それはプライドのせいなんですけど、勝負したくなるので、自分で弱みをいつの間にか見せなくなる。
本当は傷ついているだけなのに、それを怒りとかお説教とか、「こうすべきなのになんでしないの!」とかそういう強い感じ、アグレッシブな感じになっちゃう。
「悲しいな~」っていう本音のところをちゃんと掴んでやって、その傷ついているのを癒してあげる方向で動かないとダメですね。
今日の話をひとことでまとめますと、「恋人を勝負の競争相手にしちゃったら恋が台無しになりますよ。勝負じゃなくて伴走していけるように気をつけましょう」という感じになるでしょう。
合掌
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