年上の女性としての魅力を身につけるということ【その時、男はこう思う。第14回】

年上の女性としての魅力を身につけるということ

年上女性の話題、来ましたね。厳密には年上というよりもアラサー以上〜アラフォーの女性ということでしょうか。（男が20代後半までとすると、女が30歳以上というイメージ）

周りの男性を見ていると、20代中盤あたりは30歳超えの女性への抵抗感がやはり強い。恋愛対象として見なくなる年齢切り。おまけに男は30代に近づくほどにどんどん同世代でなく、下の年齢の女性に向かっていく現象まである。なぜお前らはJDや専門学校生に向かっていくのだよ。

そのあたりを事実ベースとして踏まえた上で、俺が思うのは20代の女性はたしかに男性を惹きつける何かを持っているということ。10代にはない色気があるし、30代になると失われるツヤもハリもある。生物学的な話は出したくないけど、妊娠する年齢としてもベストな身体のコンディション。普通よりちょっと身ぎれいにしているだけで、選ばなければ男はいくらでも寄ってくる。

なのだけど、30代が「劣っている」かと言われると、全然違うと思う。たしかに可愛さだけを武器にしてきた女性がそのまま30代に突入すると本当にキツイ。人間がスカスカなのが見て取れるし、若い子と同じ土俵で戦おうとしている時点で頭の悪さを感じる。

では30代の魅力とは何か？やっぱりそれは人生経験に他ならない。「酸いも甘いも」と言うけれど、たしかに30代の女性は話していて面白い。それは10代、20代の女の子にはない魅力だと感じる。自分が上京した大学生の頃、知り合った30代の女性たちは、本当に魅力的に見えた。それは自分がモノを知らない年齢だったことが大きく、そのときの彼女らの年齢になってみると、必ずしも成熟した人たちばかりではなかったんだけど、それでもたくさんのものを彼女たちに感じ取らせてもらった。あの頃に出逢った人たちには本当に感謝している。

ここで言う人生経験は、恋愛経験には比例しない。別にたくさんの恋愛をしてきたことなど思い出程度にしかならないものだから。自分の人生をどんな風に考えて生きてきたのか？それをどんな風に語れるのか？という点こそが、男性に「魅力的だ」と思わせることなんじゃないでしょうか。これまでの人生を男に寄りかかって生きようとしてきた人は、今からでも自分の人生を生きてほしいと思う。

たしかに年齢切りする男性はいる。多い。だけど、年齢を若さを計る数字としか見られない低能な男なんてどうでもいいじゃないですか。「この女性はそこらのバカとちがって一緒にいるに値する」「ぜひとも一緒にいさせてください」と考える男性はそれなりにいる。そういう人に出会ったときに見過ごさないこと、アピールできる自分でいること。

見た目については難しい。これは若い子には負けるという意味ではなく、年齢を問わない話じゃないかな。似合う似合わないはどうしたって存在するし、女の子っぽい見た目が好きな男性もいれば、格好良い女性が好きな男性だっている。だからこそ加齢も含めた自分自身をきちんと認めて、自分に似合うルックスを磨くことが大事だと思う。若作りのような逆行は最悪。

やりすぎないベーシックで上質なアイテムを揃えておけばそれで良いと思う。これ一番難しいですからね。あと靴はやっぱり大事な（笑）。

簡単なことじゃないけれども「年齢を重ねた自分」を誇れているか？その視点を大事にしてほしいと思う。少しでも引け目や卑屈さがあると、それが魅力をくもらせてしまう。チャンスは少なくなるけれども、出会うべき人に出会ったときに、それを取りこぼさない女性であってほしいと俺は思うのです。

あと、「年下男性がバカに見える」発想は間違っちゃいないけど、けっこう危険だと思う。そういうヤツしか寄ってこないのであれば、それは「バカじゃない男性」を惹きつけるあなたの魅力が出し切れていないサインと捉えた方が良い。やっぱり恋愛する相手は、自分の鏡のような存在だから。

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