久しぶりのモテ【四十路の細道 第七回】
ジブリに疎いとはいっても『トトロ』とか『火垂るの墓』はちゃんとおさえててもちろん大好き(『火垂るの墓』はただただ悲しい…)で、私のまわりの友人たちが名作とする作品(『ラピュタ』とか)をたまたま観てないだけなんですけどね…。
そんな私のジブリ遍歴はともかくとして「もしかして『もののけ姫』も観てなかったりするの!?」「さすがに『ナウシカ』は観てるよね!?」って矢継ぎ早に男友達たちから質問されて気付いちゃったのです。
飲み会でみんな(特に男性陣)が一斉に私に注目してるなんて一体いつぶりだろうって。
いや、そもそもそんなことそうそうなかったけど、それにしたってこういう感覚がごぶさたすぎてなんだか一人でちょっとテンション上がってしまったナオコ41歳なのです。
というのも悲しいかなアラフォーにもなると、よほどトーク力やコミュニケーション能力が高いとかすごい美人じゃない限り、なかなか話の中心になることがないのが現実。
そこは自然の摂理でどの場でも若くてかわいい女の子が話題の中心だったりするし、女の私でもそのぱーんと弾けるフレッシュさはかわいくて見とれてしまうんだから、まわりに男女問わず人が集まるのは当然だと思う。
でも普段から仲のいい男友達が、飲み会では若い女の子の隣をキープして、ずーっと楽しそうに話してるの見てると「あぁ、これが現実なのか!」ってさみしさのようなもの感じるときも多々あった訳で…。
それが今、私がジブリ作品に疎いことで注目されるなんて、人の関心ポイントって本当にわからないもんだぁ。
いくつになってもどんな内容でも誰かに関心を持たれるのは悪い気しない、そんな自分の心理に気付かされた飲み会でのジブリ話なのでした。
よし、これも何かの縁だし今度『ラピュタ』のDVDレンタルをしてみよっかな。