「親友を失う」【石井ゆかりの星の相談室】vol.59

pollyさんへ
大人になってから「親友を失う」のは、
学生時代の感覚とはまた違った重みがありますね。
寂しさを感じる、というお気持ち、
よくわかる気がします。

pollyさんのホロスコープを見まして、
はっとさせられたのは、
まさに「友だち」を示す場所に
太陽と水星をお持ちであることです。

pollyさんは「友人は多くないほう」と仰っていますが
ご友人を大切にされる方であると同時に、
人生において人との広いつながり、
フラットなネットワークをとても大事にしている方だ、
ということが窺われます。

人間関係は、pollyさんにとって
いろいろな意味で人生のテーマとも言えることなのではないかと思いました。
ですから、さまざまな変化はあっても、
人生の中で「友達がいなくなる」ということはなくて、
変化はあっても、常に出会いや交流に恵まれる方であり、
それを自然に求めて行動する方でもあるだろう、と思います。

「一昨年から」そのような変化が起こったということですが、
今はちょうど、木星という星が、
pollyさんのホロスコープの「友だち」を象徴する場所を運行中ですので
遅くとも10月くらいまでには、
新しいご友人を得たり、
すでに関わっているご友人との関係がさらに強いモノへと変わったり
といった変化が起こるのではないかと思います。

趣味のサークルやボランティア、オフ会、社会的な活動など、
なにかしら「（利害を含まない）人の集団」に参加し
そこから新しい交友関係を得ていく
といったことも、この時期、起こっておかしくないと思います。

また、2018年半ばから2019年にかけては、
pollyさんの人生において大きな意味を持つ人物との出会い
が巡ってくる可能性のある時期です。

pollyさんは交友関係を大事にする方であり、
友と呼べる人と関わることが人生の大きなテーマとなっている方だと思います。
ただ、pollyさんは非常に知的で率直なところを持っていて、
心遣いが細やかな反面、辛辣なところ、妥協しないところもお持ちではないかと思います。
関係を和やかに保つためだけにご自身の正しいと信じるものを曲げたり、ごまかしたり
ということは、お好きではないはずです。

また、「他者」に対する深い真摯な「疑念」を持つ方でもあります。
これは、人間不信とかいうことではなく
人間はだれでも弱さやずるさを持った生き物であり、
相手と関わる上で、そうした弱さやずるさを受け入れられるかどうか
ということを、ちゃんと考える方である、ということです。

私たちは人と関わる時、相手の中にある弱さを見て
それを「許せる」時と、決して許せない場合とがあるものではないかと思うのです。

pollyさんは、
自立した精神や負けず嫌いな面、必要な時は決して議論も辞さない姿勢、
公平や平等のためには戦う意志などをお持ちです。
たとえ親しいお友達であっても、
間違っていることははっきりと伝えたいほうでいらっしゃるでしょうし、
むしろ、「親しいからこそハッキリ言いたい」ということがあるのではないでしょうか。

そうしたpollyさんの知性や強さに、共鳴してくれるご友人であれば
長く関わっていくことができると思いますが
そうでない場合は、離れていくこともあるだろうと思います。

決して、なれ合いや甘え合いではない、
対等で知的な刺激を与え合える、お互いを肯定していける人間関係を、
pollyさんはしっかり築いていける方だと思います。

また、素晴らしい人間的魅力に恵まれていらして、
人を惹きつける方でいらっしゃいます。
オープンで優雅な方ですが、
その愛情は非常に深く、濃く、
たとえ納得のいかないことがあっても
一度好きになった相手のことは、ずっと思い続けている、
といった面がおありですので、
ご友人のことも、なかなか「きれいさっぱり思い切る」ということは
できにくいかもしれませんが、
「この先友だちができないのでは」などと思い悩む必要は
全くないと思います。

変化はあっても、心からわかり合えるご友人との交流が、
人生の中で絶え間なく続いていくはずです。

以上、ご参考になれば幸いです。

石井ゆかり