旧暦『人日の節句』の今日こそ、七草で体内クレンジングを【恋する乙女の暦のたしなみ】第27回

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恋する乙女の暦のたしなみ

暦文化研究家・景山えりかが、月の満ち欠けをもとにした「旧暦」の取り入れ方をご紹介します。あなたも月の満ち欠けとともに一緒に暦をたしなんでみませんか?

胃にやさしいだけじゃない! 七草で体内をクレンジングして、春美人に

七草


旧暦の新年がスタートして1週間。今日(2月25日)は旧暦1月7日にあたり、「人日の節句」の日です。七日正月とも呼ばれ、一年間の無病息災を願って七草粥を食べることで知られています。

もともと宮中では、1月15日に七種(ななくさ)粥を食べていました。これは、米・粟・きび・ひえ・みの・ごま・小豆を炊いた穀物の粥です。

一方、古代中国では1月7日に七種類の野菜のお吸い物を食べて無病を願う風習がありました。これが平安時代に日本に伝わり、やがて宮中の七種粥と結びついて七草粥になったといわれています。

それでは、春の七草をみていきましょう。

・芹(せり)
ビタミンB2やカルシウム、鉄分、食物繊維などが豊富。独特の香りには、消化促進の働きがあるといわれています。

・薺(なずな) 別名:ぺんぺん草
たんぱく質やカロテン、ビタミンB1・B2、カルシウム、鉄などを含み、利尿作用や解熱作用があるといわれています。

・御形(ごぎょう) 別名:母子草(ははこぐさ)
たんぱく質やミネラルが豊富で、胃炎に効果的と考えられています。春には黄色い花を咲かせます。

・繁縷(はこべ)
「はこべら」ともいわれます。カルシウムや鉄などのミネラルが豊富。利尿や整腸の作用があるといわれています。

・仏の座(ほとけのざ) 別名:小鬼田平子(こおにたびらこ)
黄色い花を咲かせるキク科の植物で、胃の働きを高めるといわれています。紫の花をつけるシソ科の「ほとけのざ」は、まったくの別物なのでご注意を。

・菘(すずな)
蕪(かぶ)のこと。葉にはビタミンやミネラルが多く含まれ、白い根身はやわらかく消化がいいのが特徴です。

・蘿蔔(すずしろ)
大根のこと。葉はビタミンC、カロテン、ビタミンB1・B2などが、根身にはでんぷん分解酵素やたんぱく質分解酵素が含まれています。

1月6日の昼に七草を摘み、7日の朝に調理するのが習わしですが、現代のライフスタイルでそれを実践するのは難しいので、スーパーなどで手に入りやすいものを2~3種類用意して、お吸い物やお粥にしていただきましょう。

春先は、冬の間にため込んだ老廃物を排出すべきタイミングです。日本料理では「春は苦味を盛れ」といわれ、ワラビやゼンマイといった山菜を積極的に取り入れます。食養生において、山菜の苦味は体を目覚めさせ、春先の体調を整えると考えるからです。

春の七草は、七草粥のイメージから胃腸にやさしいといわれますが、野草ならではの苦味は山菜に通ずるところです。さらに利尿や整腸の作用があるのでデトックス効果が期待できます。

本来は、今の時季にいただく七草。普段の食生活に取り入れて体内をクレンジングすれば、心身が軽やかになり、ファッションにも恋愛にも前向きになれそう。これからやってくる春本番が、ワクワクのシーズンになるはずです。

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景山えりか
景山えりか(かげやまえりか)
暦文化研究家、星のティーセラピー(R)レッスン倶楽部主宰
旧暦や月の文化に造詣が深く、星や月と親しむ生活を自ら実践。その経験から、自然のリズムに合わせてお茶を楽しむことで、養生やストレスマネジメントにつなげる「星のティーセラピー(R)」を考案。執筆活動やワークショップを通じて、星空とお茶を楽しむ暮らしを提案している。
著書:『自然とつながる暮らしかた 空の向こうは私のうちがわ』(講談社)。

ウェブサイト:http://www.cosmic-life.net
Facebook:自然とつながる暮らしかた


 

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