2012.08.22

「彼の本心が知りたい」第1回【小池龍之介の恋愛成就寺】お悩み1

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小池龍之介の恋愛成就寺

気鋭の僧侶でありベストセラー作家でもある小池龍之介さんが、悩める女性の悩みにお答えするコーナー「恋愛成就寺」。恋に振り回される女心を諭す的確すぎる回答は、腹落ち感をもたらした後、ボディブローのようにじわじわ効いてきます。

今回のお悩み「彼の本心が知りたい」

(K・R 東京都・31才・会社員)

会う度に態度が変わる彼。すごくやさしくしてくれる時もあれば、冷たくされる時もあり、彼の本心がわかりません。

お酒を飲んでいるときや気分のいいときには「好きだ」と言ってくれることもありますが、ちゃんと告白されたこともありません。メールの返事も来るときと来ないときがあり、私から連絡しないと何週間も音沙汰なくなってしまう状態です。合コンに行ってたという話も聞きますし、他の女性と親しげにしているのも目にします。

こんな関係がつらくて、もうケリをつけようと思って「私のこと好きなの?」と聞くと、好きだと答えてくれますが、彼が私のことをどんなふうに考えているのか、まったくわからず不安です。どうすれば彼との関係を進展させることができるでしょうか?

第1回 第2回 第3回 番外編

小池住職からのお返事

プライドが高くて傷つきやすい男性なんでしょうね。

右側からの小池龍之介

現代の男の子に多いタイプですけど、プライドが高くて傷つきやすい人にとって愛情を表現するのは相当至難の業なのです。自分から愛情を示すよりも相手から愛されたいと思っている男の子が多いんじゃないかなぁという気がします。

あまり愛情を示していなかったり、やさしくしてなかったりする、つまり努力をしていない状況下でも、女の子が自分のことを好きでいてくれたり、自分の愛情を求めているように見えたりしたときにプライドが満たされる。自分のほうが勝っているという感じ、と言い換えてもいいかもしれません。相手に影響力を行使している自分が気持ちいいんですね。知らず知らずのうちにそういう気持ちよさにあぐらをかいてしまうということがあるんじゃないかなぁと感じます。

それは、好きじゃないということですか?

プライドを満たすことを優先しているだけで、イコール相手を好きじゃない、とは言い切れませんよね。

愛情表現をすごくしてくれる=愛されている、という方程式は成り立ちますか?

一概にそうともいえません。
「愛してる」とすごく言ってあげたり、プレゼントをこまめにあげたり、メ─ルをこまめに出してあげたり…なぜそういうことをしたくなるのかを、よくよく考えてみると「もしかしたら彼女が自分から離れていっちゃうのではないか?」「自分が好きなほど相手は自分のことを好きじゃないんじゃないか?」とかそういう欠乏感があるときに、人はしばしば相手に積極的にアプロ─チするんです。

これはすごく残酷な事実で、その反対のことはよく「釣った魚に餌をやらない」っていう言い方をしますけど、裏返せば「釣れていない魚には餌をたくさんやる」というわけで。

現代の男の子はガラスのハートの持ち主。

左側からの小池龍之介

やさしくしてくれないのは「釣った魚」だと思ってるからですか?

現代の男の子たちって、付き合い始める前ですら餌をやりたがらない傾向があって、それはもし餌をやったのに釣れなかったら、すごく傷つくからなんですね。
ガラスのハ─ト。
非常に高いプライドがあって、積極的にアプロ─チしたにもかかわらず、プレゼントをあげたにもかかわらず、自分になびいてくれなかったら…そういうのをせずに断られた場合よりも、がんばったのにダメだったときのほうがより自分に価値がないといわれているようなものでしょう。

そういう意味ではプライドが高くて傷つきやすい人ほど、いかにがんばらずに相手に愛されるかっていうことを求める傾向があるわけです。

傷つきたくないから、あんまりがんばらない。

言い訳する余地を残しているんですね。

それに、がんばったら、愛されているのは自分じゃなくてそのがんばりだって思ってしまう。プレゼントをあげて相手が喜んでくれたら、愛されてるのは自分ではなくプレゼントだっていう気分になってしまったり。

努力して愛の言葉をかけてあげても、愛の言葉が評価されているだけで、自分が愛されているわけじゃない、なんてことを感じなくてもいいように、いかに餌をやらずに愛されるかっていうのをがんばっちゃうわけです。

愛の言葉がないのは、自信がないからですか?

そうですね。
プライドの高さと自信のなさっていうのは実は全くイコールなんですよ。

恋愛に限らず、あらゆる場合に。 現実の自分がすごく傷つきやすくて弱いので、その弱さを覆い隠すための幻想のようなものとして、理想的な自分という夢をつくりあげます。

現実よりもはるかに高い自己像を作り上げるっていうのがプライドっていうものの本質ですね。

つづく
正座する小池龍之介

≫次回はさらに詳細に彼の気持ちに迫っていきます。

他の女の子に手を出したり、目を向けたりするのは、どうしてですか?
メールをくれないのも、面倒だからとかじゃなく、わざとなんですか?
実は、草食系男子はプライドが高い?
彼が態度を変えることはあるのでしょうか?

≫お悩み一覧はこちら

小池龍之介(こいけりゅうのすけ)
1978年生まれ、山口県出身。正現寺住職、月読寺住職。東京大学教養学部卒。
2003年、ウェブサイト家出空間 [iede cucan]を立ち上げる。
2003年から2007年まで、お寺とカフェの機能を兼ね備えた「iede cafe」を展開。
それ以後、修行を続けながら月読寺や新宿朝日カルチャーセンターなどで一般向けに坐禅指導をすることに専念。
著書に『考えない練習』(小学館)、『自分から自由になる沈黙入門』『もう、怒らない』(ともに幻冬舎)、
『超訳ブッダの言葉』『煩悩リセット稽古帖』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)など。
[書籍のご紹介]
恋愛成就寺『恋愛成就寺』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 

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