はじめまして、cocoloni PROLOをお読みのみなさま。
このたびコラムを書かせていただくことになりましたファーレンハイトです。俺は男目線でブログや恋愛メディアを通して“男女のすれ違い”を解きほぐしていく文章を書いています。脱力系ヤリチンとして培った汚い男のホンネも交えて、本当の恋愛の話を語れたらと思います。ご愛読いただけると幸いです。
このコラムでは「こんなシチュエーションで男は本当のところどう思ってる?」という男の心理をベースに書いていきます。
さて、第一回のテーマは<初めてのデートの帰りに、彼女を自分の部屋に誘う男のホンネ>です。
いきなりきましたねー。初回のデートで「うち来ない?」と誘う系の男子。エサはDVDか猫でしょうか。
まず最初に、重要なことを断言します。男は“恋愛感情と性欲が入り混じっている人種”です。好意を持った女の子には触れてみたいし、エッチなこともしたいし、許されるならもっともっと先まで進みたいもの。
それは飲んでる最中に身体が近くなってきた、ボディタッチが増えてきたというあたりでサインとして出ていたはずです。
でも、「身体だけ」を求めるからでは決してないんです。「好意を持っているからこそ、身体もほしくなる(許してほしくなる)」ということ。これは嘘じゃない。対女性のスキルとしてそれが自然に出来る人もいれば、出来ない人もいるんだけどね。そこは慣れとキャラの問題。
男自身、特に初期段階では「好き」と「やりたい」の感情が入り混じっているんですよ。どちらかだけに厳密に切り離して捉えることは本当に難しい。好きになって悶々としてるときに「キスしたい!」と思うものだし、エロい女の子ならすべての仕草が「可愛い!」と見えてくるもの。
だから、女の子の目線から見て「私のことが好きなの?やりたいだけなの?」と悩むのは時間のムダだと言えます。男自身が自分でもどっちなんだか分かってないんだから。
だから、この言葉は良くも悪くも、そして精神的にも肉体的にも<あなたとお近づきになりたい>というメッセージとして受け取るべきです。これ自体は真実です。そして、このことをあなたがどう捉えるかがすごく大事です。
ここで「セックスは3回目から」「付き合ってから」という軸を持ち込むのは愚かです。自分がその人と「もっと関わりたいか?」という視点を欠いたデジタルな処理をしてしまっているに他ならないから。
そして、男は自分の気持ちが「性欲」だったか、「恋愛感情」なのかは多くのケースで事後になって初めて分かることが多い。それに気付くのが1回目のセックスか、3回目に延びるかだけの違い。いずれにせよ「あ、ちがったわ」というケースでは「ごめん、付き合う感じじゃない」となってしまう。
(もちろん純粋な恋愛感情も、カラダ目的もありますよ。)
俺がよく言っている言葉。
“いつセックスしようが、つながるものはつながるし、つながらないものはつながらない。”
そういうことです。
女の子としてはモヤッとしますよね?
だから、俺は「あなた自身がどれだけ近づきたいと思ってるか」が大事だと言います。相手の真意を図ろうとするのは、恋愛ゲームの後手にまわっているのと同義です。
あなた自身がどう思ったか? たとえば2〜3時間話をして、「もっと知りたい」と思えたか。「二人きりになるとどんな顔をするんだろう?」と興味がわいた。そういった気持ちが持てたか?ということです。そうであれば引き続き、<男の査定>を続けてやりましょう。男のパフォーマンスがあなたの合格点に達しているかチェックしてやるのです。
もっと言えば、部屋に行ってなしくずしにされるのが一番ダメです。雰囲気に流される女の子はメチャクチャ多い。多すぎる。世のヤリチンにとってはありがたいことですが、女の子の幸せ的にはNGです。わりきって楽しむのならそれもアリだけどね。
初めてのデートの帰りに、自分の部屋に誘う男性のホンネは「(性的な意味も含めて)もっと近づきたい」。
反面、女性としては「この男、どれほどのもんだろ?」と判断する時間が増えた―と捉えるのがベストと言えるでしょう。
カラダ目的かどうかはそのときになるまで分からない。けれども、「良い男か?つまらない男か?」はあなた自身でジャッジできるものです。そのうえで彼のアクションに乗ってあげるのは大人の作法、妙手だと言えるでしょう。
どちらにせよ、恋愛の初期段階においては男も女も化かし合いがどうしても本質になってきます。主導権を握らせたように見せて、自分が握っておく。このお作法は忘れないようにしてほしい。幸せな恋愛、幸せな家庭を勝ち取った女性は、まず間違いなく暴れ馬のような男でも、手のひらで転がしてますから。このスタンスは関係の初期段階からぜひ意識してほしい。
ファーレンハイトさん
ブロガー、週末コラムニスト。ブログ「My Favorite, Addict and Rhetoric Lovers Only」で人気ブロガーに。脱力系ヤリチンとして培った男の本音を交えながら、男女間のリアルな恋愛温度差について語ります。
ブログ:http://fahrenheitize.hateblo.jp/
ツイッター:@fahrenheitize
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