
結婚にまつわる意外な事実
いまや離婚率は3組に1人、ある調査によると、日本では2分に1組が離婚している計算に!
友達同士ならいざ知らず、深く愛し合った男女の永遠の誓いは、かくももろく崩れ去るものなのでしょうか・・・?
もしや、「見えない力」や裏ルールが原因??
ジンクスや統計から、見えない「結婚」の法則を紐解きます!
幸せな結婚の法則
長続きする結婚には、特徴があった!
『結婚の科学』の著者・木下栄造さんに聞く、幸せな結婚の法則をご紹介します。
一緒にいる時間はどのくらいがベスト?
パートナー抜きでどこかへ行ったり、何かをする時に罪悪感を抱く人は少なくないでしょう。
ところが、うまくいっているカップルの場合、全体の75~80%の時間は夫婦一緒に行動し、残りの20~25%の時間はそれぞれの独自性やプライバシーのための十分な単独行動に用いられるという結果が出ています。
「7年目の浮気」の正体
夫が妻と一緒に家で過ごしたがらなくなるのには、いくつかの節目があり、最もよく知られている危機は、いわゆる「7年目の浮気」。
これは、結婚から離婚までの期間の平均が7年であることに由来します。男性の多くは結婚後、何年か経つと、気楽な独身時代と比べて責任重大な現在の生活に抵抗を感じ始めるようです。
一般的に妻は夫以外に親友を持っていますが、夫の親友は妻だと言われています。真の友情とは相手の幸せを願い、好意や尊重を示してあげること。ですから、妻が親友として寄り添い、相手が心を開いてしゃべれるような空気を作ると、夫は、いつまでもこの人の隣りにいたいと思うようになるのです。
浮気を見つけたら責めるべき?
「全く逆だ。不倫が起こった時、無視は一番よくない」と精神科医のハロルド・テイラー博士は言います。夫婦間にいささかなりとも親密感があるのなら、だまされたほうは何となく気づき、必ず親密さに陰りが見えるはずです。そして不倫をしたほうは距離を置かれていることにすぐ気がつくものなのです。
この、距離を置かれているという実感は、不安・心配・敵対心を生み、何となく不倫に弾みをつけることになります。ですから、疑いを持ったら詰問調以外の口調でパートナーに尋ねてみることです。
疑いが現実のものだった場合は、行動を起こしましょう。夫も妻も、一番やってはいけないのは、パートナーの不倫を知っていて口に出さないことなのです。
成功の法則はガーデニング!?
ネブラスカ大の研究者ニック・スティネットは、自分たち夫婦は結びつきが強く、うまく行っていると自認するカップル数千組を調査したところ、その90%は2人のために多くの時間を割いていると答えました。それに引き替え、離婚したカップルは、破局に至るまでほとんど2人で過ごす時間を持っていませんでした。
結婚生活を植物を育てることにたとえている人は何人もいます。
その中から、ノーマン・ロブセンズのまとめをご紹介しましょう。
結婚ガーデニングとは?
1.肥えた土壌を用意する
手紙を書いたり、愛の言葉を贈ったりし、相手の愛情が育つ土壌(環境)を整えましょう。
2.変化に順応する
園芸家は季節の変化を巧みにとらえます。カップルでも、同じことがいえるでしょう。
3.小さな問題は早く処理する
園芸家で最初の虫食いを見逃す人はいません。ちょっとした不一致を無視しないようにしましょう。
4.互いに空間が必要
植物を植える時は根と根が干渉し合わないように、適当な間隔を置いて植えます。これと同じように夫婦も生活の中で距離を置くことが必要です。
お互い、1人になって考えごとをするためのプライベートな場所と時間を持つということです。
5.将来のことを考えよう
バラのツルや樹木を育てる際は何年も前に計画することが必要です。定期的に目標や、未来について話し合いましょう。
ロブセンズが果樹園の栽培に成功した友人に成功の秘訣を訊ねたところ、答えはこうでした。
「秘訣なんてありません。ただ世話をし続けただけです。でないと枯れてしまいます。」
もう、これを結婚生活に結び付けて説明する必要はありませんね。
- 木下栄造(きのした えいぞう)
- 米国ブリガム・ヤング大学大学院で性科学と言語学を専攻、米国性科学会会員。現在兵庫医科大学教授。性科学・ジェンダー科学関係の著書『エイズのセクソロジー』、『学校性教育』(共著)。堂露小路梅隆の筆名で『京都疏水べりものがたり―本当の「哲学の道」』、『ラスト・ドクター』ほか。
疏水畔から
有名なものから、あまり聞いたことがないものまで、世界中の結婚にまつわるジンクスを集めてみました。
「ワイルドストロベリーを育てて花が咲くと結婚できる」
テレビ番組がきっかけのジンクス。花が咲いたらや実がなったらなど様々。実を食べたら結婚できないという説も。
「花嫁のブーケをキャッチした人が次に結婚する」
次に幸せになる、バトンタッチの意味があるジンクス。韓国では、受け取った人は6ヶ月以内に結婚しなければ、その後6年結婚できないという恐ろしいジンクスになっているそうです。
「青い鳥の絵を飾ると結婚できる」
童話「幸せの青い鳥」にかけて寝室に青い鳥の絵を飾っておくと結婚できるそうです。
「ウェディングベア・ウェディングマウス」
会場受付に置かれるベアは、実はねずみが始まり。ねずみはあっという間に家に住み付いて子どもを産むことにあやかっています。
「幸せのハンカチ」
花嫁へのプレゼントに、イニシャル入りの白レースのハンカチを贈ると、花嫁も贈った人も幸せになれるそうです。
こちらは婚期が遅れるNGジンクスです。できるだけしないように気をつけましょう!
「箸を長く持つ(上のほうを持つ)人は婚期が遅れる」
長く持つ人は遠くにお嫁にいき、短く持つ人は近くに嫁にいく、というジンクスもあるとか。
「 婚姻届をフライングすると婚期を逃す」
婚姻届を持っていると婚期が遅れるという噂。結婚が決まってから取りに行きましょう。
「結婚前にもらった指輪を薬指にすると婚期が遅れる」
結婚が決まっていない彼氏からもらった指輪を左手の薬指にはめると、その彼氏と結婚できない。または婚期が遅れると言われています。
「部屋にあじさいを飾ると晩婚になる」
あじさいは色が変わりやすい花なので心も移ろいやすくなるといわれています。金運には効くそうです。金運をとるか結婚運をとるか・・・。
「結婚前にウエディングドレスを着ると婚期を逃す」
一般の人はなかなか着る機会も少ないと思いますが。気をつけたいものですね。