「笑っていいとも!」でおなじみ、ネガティブすぎるイケメンモデル・栗原類さんのタロット講座 実践編 第21弾。人気タロット占い師・濱口善幸さんの指導のもと、小アルカナの「ペンタクル」について勉強中です!
濱口さん(おやびん)
迷える人々を導いてきた
人気タロット占い師
類くん(見習い)
ネガティブだけど
タロットには興味津々
局(つぼね)ちゃん
類くんの上達を見守る
占い案内人
前回、小アルカナで「お金」を表す「ペンタクル」の10枚を勉強した類くん。今回は「ペンタクル」の残りの4枚、コート・カードについて勉強します! これを習得すれば、タロット78枚全てを学んだことになりますね!
「ペンタクル」は、大アルカナと同じように、正位置と逆位置とで意味が逆になるというお話でしたが、コート・カードの4枚もそうなんですか?
そうですね。正と逆とで意味に大きな違いがある場合が多いですよ。それでは、「ペンタクルキング(King of pentacle)」から見ていきましょうか。
お金を持った王様です。最強のカードですね。
権力があるという意味ですか?
権力も財力もありますね。
でも、この人はお城の外にいて、近くにはカタツムリまでいますね。社交的ということですか?
社交的であり、地位や名誉、お金もあって、しっかりとした「頼れる年上の男性」を象徴していますね。「出会い」を占っていて「ペンタクルキング(King of pentacle)」が出てきたら、「玉の輿に乗れるかもしれない」と言えるくらい良いカードです。
この人はケチではないんですか?
ケチな人の場合は、「ペンタクル4」が出てきます。
財力とケチは関係ないんですね。「ペンタクルキング(King of pentacle)」が出てきて、「ペンタクル4」が出たら、お金をいっぱい持っているけれど、ケチであると解釈できますか?
そう。「お金の欲にかられていて、人に与えない」ということになります。反対に「ペンタクルキング(King of pentacle)」と「ペンタクル6」が出たら、完璧な人物と言えますね。
お金持ちでそのお金を分け与える人…すごいですね。
人間として徳を積んだ人ですね。
逆位置だとどんな意味になりますか?
もともと名誉があった人、もともと優しかった人、もともとお金持ちの家の人だったけれど、そこから転落してしまって今に至ると解釈できます。
なるほど。確かに正逆がはっきりしていますね。
そうですね。
「ペンタクルクイーン(Queen of Pentacle)」は「ペンタクルキング(King of pentacle)」の女性版といった捉え方でいいですか?
そうです。「ペンタクルキング(King of pentacle)」の女性バージョンと考えてください。
猫なのに、うさぎを襲わないというのも、「優しさ」の象徴ですか?
そう、「優しさ」のほかに、「全てを受け入れる心の広い女性」という解釈ができます。
お金持ちだから余裕があると言えるのでしょうか?
一般的に、お金があることで余裕が生まれると言われていますよね。でも、お金にしがみついていると失敗します。
このカードに描かれた人物も屋外にいますから、社交的なんですね。逆位置も、「ペンタクルキング(King of pentacle)」の逆位置の女性バージョンと考えていいですか?
大丈夫です。
具体的に占いの場面ではどう考えればいいでしょう?例えば未来を占った場合は?
未来で何を見るかによりますね。仕事なのか、恋愛なのかでも変わってきます。女性の未来の出会いを占っていて「ペンタクルキング(King of pentacle)」や「ペンタクルクイーン(Queen of Pentacle)」が出てきたら、「出会いを助けてくれる人が現れる」という意味合いになります。
年上の経済的に豊かな人が助けてくれるんですか?
そう、たとえば、「ペンタクルクイーン(Queen of Pentacle)」が出たら、女社長が、誰かと引き合わせてくれるとかね(笑)。
「ペンタクルナイト(Knight of Pentacle)」も「馬」が描かれていますから、移動手段と考えればいいですか。しかもコインを持っていて移動ということになると、飛行機のファーストクラスとか?
このカードには他の「ナイト(Knight)」と違うところがあります。武器を持っていないんですよ。
ああ、武器の代わりにお金を持っていますね。
つまり、「お金や頭を使って戦略を立てられる人」ということになるんです。
知恵とお金?
そうそう。
「頭脳派」ということですか?
「ソードナイト(Knight of Sword)」は「突っ込んで行く人」「喧嘩っ早い人」という解釈ですから、比べてみると、相当違いますよね。「ペンタクルナイト(Knight of Pentacle)」は、知性があって、なおかつそれを生かして活躍できている人ですね。
「馬」「船」「戦車」など、乗り物が描かれているカードは、「移動」の意味も持っているんでしたね。また「ソードナイト(Knight of Sword)」は、武器を持って馬に乗っているので、攻撃的なほどに突き進む、困った人を表します。
逆位置では?
頭で考えられなくて、行動もできない、「停滞している」人です。
移動できない、動けないということですか?
これって武器がないので、無防備ということにもなりますか?
はい、無防備ともいえます。
弱いけれど 頭脳派?
この人の顔を見たらわかるのですが、凛々しい顔をしていると思いませんか?
本当ですね。
この人は勝つ方法がもうわかっているんですよ。「何でわざわざ自分が戦わなくちゃいけないんだ」「お金を使って、人を雇えばいいじゃないか」と考えます。一番良い方法は、腕のある人をいっぱい雇えばいいということがわかっていて、なおかつそれを実行できる人なんですね。結果として、戦略的に事を進めていく人と解釈できます。
「ペンタクルペイジ(Page of Pentacle )」はわかりやすいですよ。
盾とお金を持っていますね。
「無邪気さ」を表すカードです。お金をもらって、喜んでいるんですね。
しかも、盾に自分の顔を描いていますよね?ナルシストっていうわけではないんですか?
それよりも、言葉を選ばずに言ってしまうと「中2病の人」です(笑)。
「中2病」ですか?
お金をもらって「やったー!」と喜んでいる単純な人なんです。
「中2病」とは、子どもと大人の境目、15歳前後の子ども達にありがちな、その世代独特の言動を表す流行語ですね!
「中2病」っていろいろなタイプがありますが、例えば街でアニメの台詞を大声で叫ぶとか、そういうことではないんですよね?
(笑いながら)そういう意味の「中2病」とは違いますけれど、とにかく「無邪気さ」という意味で「中2病」です。買ったものの自慢をしちゃうとかですね。
「この間、新しい車を買っちゃった!」とか言ってくるような人に、このカードが出た場合は、自慢していると捉えて いいんでしょうか?
はい、しかもこのカードの人は、楽しそうに自慢するんですよ。「やったー、この間、ポルシェ買っちゃったよー!」と、悪気もなく、めちゃくちゃ楽しそうに言うんですね。そういうときは、完全に子どもに返ってしまっています。でも、悪いカードではないですよ。
逆位置は、その逆の意味かと思ったのですが、カードを逆さまにすると、より笑顔に見えなくもないですね。より喜んでいるということは、より無邪気ということですか?
そう、より無邪気だと、もっとお金を使いますよね?
浪費家ですか?
そうなんです。「親のお金まで使ってしまうような浪費家」です。
なるほど。イメージしやすかったです。ありがとうございます。
これで、やっと全部のカードが使えるようになって、楽しみです。
解釈の幅が広がるので、楽しくなると思いますよ。
これでタロットカード、78枚すべての解釈が終わりましたね。類くん、頑張りましたね!いよいよ次回は78枚のカードを使った占い実践編です!
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