4月1日は牡羊座新月です。この時期の星回りをご紹介しましょう。今回は春分(3月21日)後、初めて迎える新月になります。春分を経た今、自然界の生きものはイキイキと活動するようになり、私たちのこころやからだもそんな季節に誘われるかのように活動し始めています。
さらに今回は新しい年度が始まるタイミングで起こる牡羊座新月ですね。したがってこの時期、何かが始まる季節としての春の到来をひときわ印象深く経験する人が少なくないでしょう。たとえば公的なスタートと私的なスタートが重なる人が例年以上に多いのかもしれません。
新月図を見てみます。牡羊座新月と牡羊座水星が重なっています。これらの天体は他の天体とあまり関わりを持っていません。そういう意味では、この時期の「春が来た!新しいことを始めたい!」という意識の切り替わりが現実的、具体的に展開していくのは、これから天秤座満月(4月17日)や牡牛座新月(5月1日日食)にかけての時期なのかもしれません。もしそうなったとしても決して遅くはないと思います。
またこの時期は瞬間的に何かを思いつくことが多いかもしれません。せっかく思いついたアイデアを忘れないようにその場でメモするとよさそうです。
水瓶座火星と水瓶座土星がピッタリ重なろうとしています。水瓶座金星もゆるく関わっています。春は出会いと別れの季節ですね。「さよなら」と「ありがとう」「こんにちは」が行き交う形で私たちを取り巻く人間関係が変化していくでしょう。
この時期、誰かと「じゃあまたね」と別れたり、すれ違いから関係に距離ができるのかもしれません。その一方、波長が合う人との関係はそのまま続いたり、これまであまりつきあったことのないタイプの人と親しくなるでしょう。また、人との距離の取り方が似ている人に関心を抱く可能性もありそうです。
また、魚座木星と魚座海王星がゆっくり近づいてきています。ピッタリ重なるのは4月上旬です。「優しさ」は目には見えないけれど、その存在を疑う人は少ないと思います。私たちの社会においてしばらくの間、目には見えないけれど確かにある大切なもの……たとえば「優しさ」「思いやり」「愛」「助け合い」などを広げていこうというムードが色濃くなるのかもしれません。
今回の牡羊座新月の影響を強く受けるのは牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座です。良い意味で「あきらめ」が肝心なとき。「自分には難しい」と思ったらサッサと降参して周囲に助けてもらいましょう。詳しい人が分かりやすく教えてくれ、あなたにとっては新しいことを吸収できそうです。
牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座は何かがひと区切りつき、これまでのお役目や責任から解放されるでしょう。「自分なりにがんばった。これをやって良かった」とさっぱりした気持ちになれそうです。そんな経験が自信となり、あなたの中で次のプロセスがスタートすることでしょう。
双子座、乙女座、射手座、魚座はこころとからだがふんわりと和らぎ、新しい展望が開けるとき。もうひとつ上の目標が見えてきたり、小さな夢が生まれたり、心惹かれるテーマとめぐりあえるのかもしれません。気軽に「やってみようかな」と思え、そんな気分の変化がうれしいときです。
次回は、4月17日 天秤座満月 (4月16日更新)
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