12月19日は双子座満月です。この時期の星回りをご紹介しましょう。この1カ月間、私たちは天地と共に意味深いときを過ごしてきました。というのも牡牛座満月(11月19日)に月食が、射手座新月(12月4日)に日食が起こり、それらは象徴的に「何かが生まれ変わる」節目だったからです。
今回の双子座満月はそういうときを経た後、初めて迎える満月です。そういう意味ではこの時期、この1カ月間ですっかり変わった何かを印象深く見つめることになるのかもしれません。さらにこの満月の3日後(12月22日)は冬至です。冬至は自然サイクルが切り替わる節目です。冬至を境に季節が秋冬から春夏へと移り変わり、私たちの心身のリズムも自然の切り替わりと連動するでしょう。
したがってこの時期、「私の中で何かが新しい季節に入った」「私のからだやこころが切り替わった」と感じることがあるのかもしれません。
満月図を見てみます。双子座満月(射手座太陽と双子座月が向かい合っている星回り)に対して水瓶座木星がサポートしています。水瓶座土星と牡牛座天王星が相克的な星回りを形成しています。
そして山羊座水星は牡牛座天王星と調和的な星回りを作っています。自分の内外を「どのくらい自由になったかな?」と興味深げに観察しているような星回りです。2021年も残り少なくなってきました。
この時期、「やったこと・しなかったこと」「変化したこと・変わり得なかったこと」「分かったこと・分からなかったこと」といったテーマで今年を振り返ると、「私にとっての2021年」が見えてくるのかもしれません。
最後にお知らせします。12月29日に木星が魚座へ入ります。同時に今回の水瓶座木星時期(2020年12月~2021年5月、2021年7月~12月)が終わることになります。つまり今は約1年前から始まった水瓶座木星時期が締めくくられようとしている時期でもあるのです。
水瓶座木星は「もっと自由になること」「自分や誰かの個性を受け容れること」などを応援してくれていたと私は思います。実際にこの1年、私たちの社会では「各人の自由」「多様性と包摂」があちこちで提唱され、それを推進しようとするムーブメントも広がったと思います。
この1年、あなたはどのくらい自分を自由にしたでしょうか?自分と異なる誰かをありのままに認めようとしたでしょうか?またそのような経験から何を得たでしょうか?この時期はそのあたりをぜひ振り返ってみましょう。
今回の双子座満月の影響を強く受けるのは双子座、乙女座、射手座、魚座です。いろんなことがあっても「それでいいじゃないか」と感じるとき。小さなミスは時々あるのかもしれませんが、それも含めて「よくやった」「それで良い」と思えるでしょう。そんな風に自分や誰かを許すことで気持ちがラクになり、次へ進んでいけるでしょう。
牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座は自分でこしらえた何かを再確認できるとき。それらは「枠組み」「思い込み」と言い換えることもできそうで、「結局は自分で決めていたんだな」と感じるでしょう。それらはそのまま保持することもできるし、上書きすることもできます。どちらでもいいので自分で選んで。
牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座は自分を信じると良いとき。今のあなたは持てる力を十分に発揮できます。そんなときだからこそ、自分に多少の負荷をかけてみるのもいいんじゃないでしょうか。どんな負荷をかけるのかは自分で決めていいですよ。自分を信じてがんばってみる経験が自信につながるでしょう。
次回は、2022年1月3日 山羊座新月 (1月2日更新)
こちらもおすすめ