10月6日は天秤座新月です。この時期の星回りをご紹介しましょう。最初にお知らせしたいことがあります。今回は秋分(9月23日)後に初めて起こる新月です。秋分によって地上は秋冬へ移行したのですが、その後やってきた今回の新月では私たちの世界や社会、人々の意識が秋冬シーズンへ本格的に入ることになるでしょう。この時期以降「これから今年の年末まで」「これから来春にかけて」が気になり始めて、年末や来春を視野に入れたプランが新たに持ち上がることもあるのかもしれません。
新月図を見てみます。天秤座新月(天秤座太陽と天秤座月が重なっている配置)に天秤座火星がピッタリ重なっています。それら3天体と水瓶座土星がゆるやかに関わり合っています。この星回りからは秋分以降、天秤座太陽に対して天秤座火星×水瓶座土星の星回りがずっと寄り添っていたことが分かります。そして今回の天秤座新月に至った今、水瓶座土星は少しずつ遅れを取るようになっていて、その代わりに牡牛座天王星とのマイナーな星回りが目立つようになってきています。天秤座水星は水瓶座木星からサポートされている一方、山羊座冥王星からは干渉されています。水星は9月27日から見かけ上の逆行中であるため、天秤座水星をめぐる星回りは先日(9月21日)の魚座満月頃と見比べてもたいして進んでいないように見えます。
これらの星回りから私が感じることをお知らせします。今回の天秤座新月は「季節の移り変わりによって私たちそれぞれの環境や状況、人間関係におけるパワーバランスもリセット&スタートを迎える節目」と読み解けるのかもしれません。自分を取り巻くさまざまなことが変わろうとするとき、すんなりと変わっていくこととギクシャクし始めることがあるようです。今はその両方があってもいいと思います。環境や状況、人間関係におけるパワーバランスが変わりつつあるのですから、「あのときはこうで、今はそうなのね」「状況が変わってきているなら、新しい可能性も生まれつつあるのかもしれない」「いずれにしても状況をよく見ながらやっていこう」と意識してみて下さい。
あるいはこんな風に読み解くこともできるのかもしれません。今、宇宙は私たちに「メッセージはもう届けられています。それに対してオープンでいて下さい」「あなたが外側に対してオープンであればあるほど、しかるべき変化が進んでいくでしょう」と伝えているように思われます。
今回の天秤座新月の影響を強く受けるのは牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座です。いろいろ忙しくなりそうですが、自分ひとりで抱え込まない方が良いとき。何とかしようとしてうまくいくこととそうならないことの両方がありそうだからです。特に苦手なこと、気が進まないことは誰かに手伝ってもらうと良いですし、愚痴を聞いてもらうだけでもOK。それだけで気持ちが救われ、もう少しがんばってみるかと思えるでしょう。
牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座はどうしたらいいのか分かっているのに、なぜか意地を張りたくなって知らん顔をしてしまいそう。どうせ……と決めつけないで、こちらから「分かった」「いいよ」「ごめんなさい」「ありがとう」などと声をかけるようにしてみて。ちょっとした気遣いと言葉で何よりあなた自身がホッとするし、誰かとのボタンの掛け違いもだんだん解消していくでしょう。
双子座、乙女座、射手座、魚座セルフイメージ向上につながる印象深いヒントをもらえるとき。誰かから興味深いことを言われ、思いもよらぬことを勧められて「私はそういうところがあるのかもしれない」と感じるでしょう。今回クローズアップした自分の一面をすぐに受け容れることはできないかもしれないけれど、そのときが来るまで心のどこかにしまっておくといいでしょう。
次回は、10月20日 牡羊座満月 (10月19日更新)
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