7月24日は水瓶座満月です。この時期の星回りをご紹介しましょう。
まずは木星についてお知らせします。5月半ば(5月14日)以来、木星は魚座にありました。この約2カ月間、私たちの社会では「魚座らしいこと」が「善きこと」とされる向きが色濃くなっていたと言えます。具体的には、霊性(スピリチュアリティ)に人々の意識が向かうようになり、「個を超えたもの、目には見えないもの」を大切にしたい人が増えていたのかもしれません。またはお金やモノに代えることができない価値、豊かさの循環化(消費や使い捨てではない経済活動)が公共的なテーマとなりつつあったのかもしれません。
水瓶座満月の数日後(7月28日)、木星は水瓶座へ入ります。このことにより昨年12月(2020年12月19日)から今年5月まで続いた水瓶座木星時期に再び入り、これから12月末まで続くことになります。再びめぐってきた水瓶座木星時期においては、この2カ月間魚座木星からもたらされたものの影響もあるでしょう。つまりこれからは「水瓶座&魚座らしいこと」が社会や人々にとって「善きこと」とされやすいと思われます。
「水瓶座&魚座らしいこと」をイメージするとき、私には「オルタナティブ(既存・主流のものに代わる新しい何か)」という言葉が思い浮かびました。主流なもの、既存のものに取って代わる新しい考え方や価値観が広く認められるようになっていくと思われます。たとえば「未来のための」「世界を変えるための」オルタナティブなムーブメントが広がったり、社会のダイバーシティ(多様性)や個人の自由な生き方、スピリチュアルな価値観をオルタナティブであると評価する人があちこちにあらわれるのかもしれません。
満月図を見てみます。水瓶座満月(獅子座太陽と水瓶座月が向かい合っている配置)と付かず離れずな感じで、蟹座水星と山羊座冥王星、魚座海王星の細長い三角形があります。水瓶座満月は何かが「俯瞰的に」「ニュートラルに」あらわれると読み取れます。蟹座水星をめぐる細長い三角形は「行間(言語化されていない隠された意図、意味合い)」というキーワードが思い浮かびます。
もしかしたらこの時期、あなたや誰かの「行間」……表向きには未だ表現されてないけれど、だからこそむしろ強まっている内的な何かに光が当たるのかもしれません。つまりこの時期、あなたや誰かが本当に伝えたいことは「語られたこと」ではなく「語られてはいないこと」にあらわれていると言えるでしょう。
今回の水瓶座満月の影響を強く受けるのは牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座です。この時期、ある出来事を通じて「ずっと前から分かっていたことを改めて知らされた」と感じるでしょう。あなたはそれとようやく向き合えるようになったようです。よかったですね。また「これは(神様からの)メッセージだ」と感じる出来事も舞い込みやすいでしょう。
牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座は、「なるようになっていく」「導かれるままに導かれていく」とき。この時期の星の導きには不思議な巡り合わせや大きな計らいが含まれています。自分の思い通りになること、ならないことの両方があるのかもしれませんが、それらも結局はなるようになっていったあらわれと言えるでしょう。
双子座、乙女座、射手座、魚座は、「いずれはそうしてみたいな」と考えていたことをやるのに良いときです。あるいは「いつかそうなるといいな」とイメージしていたことが、より具体的なアイデアになっていくのかもしれません。またこの時期は印象深い夢、ふと思いついたことをメモしておきましょう。後で役に立ちそうです。
次回は、8月8日 獅子座新月 (8月7日更新)
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