3月29日は天秤座で満月になります。この時期の星回りをご紹介しましょう。
最初にお知らせしたいことがあります。今回の満月の数日前(3月20日)は春分でした。春分は自然サイクル(春夏秋冬)の起点です。自然界では春が本格的に始まっていて、地上の生命はイキイキと活動し始めています。今回はそういうタイミングで起こる満月です。ですからこの時期、私たちは春の訪れを感じるだけでなく、自分の内外においても新しい季節の到来をさまざまな形で感じるのかもしれません。そのあらわれとして、新しいことを始めたくなったり、体調や気分が変わったり、周囲の状況や人間関係が変化することもあるでしょう。
満月図を見てみます。天秤座満月(牡羊座太陽と天秤座月が向かい合っている配置)に牡羊座金星が重なっています。これらの天体に双子座火星や水瓶座土星が加わり、カイト(凧)と呼ばれる特別な配置が形成されています。
満月は天からのメッセージが「あらわれる(顕現する)」タイミングです。満月を含む星々の配置を読み解くとき、「めぐり合わせ(自然にめぐってくる変化や出会い、運命)」という言葉が思い浮かびます。この時期、天と地と人の3つが連動して「めぐり合わせ」というべき展開があらわれるでしょう。現実においては何かがうまくいったり、別の何かはそうならなかったりするのかもしれませんが、それらは何かのめぐり合わせであると思われます。天と地、そして自分や他者に心を開き、この時期のめぐり合わせのままに生きていきましょう。
魚座水星に魚座海王星が重なっています。これら2天体を双子座火星が刺激しています。この時期、フシギな勘が働く人が多いでしょう。先にお知らせした「めぐり合わせ」を意識しやすいと思われます。印象深い出来事を経験したとき、「いつかどこかで決まっていたことが、今このタイミングで起こっているのでは」「これも巡り合わせなのかも」と理由なく感じるかもしれません。
今回の天秤座満月の影響を強く受けるのは牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座です。この時期起こる印象深い出来事によって、何かを決めるときによりどころとなるようなものが指し示されるでしょう。ここ最近、さまざまな問題について考え込んでいたのかもしれませんが、自分にとっての「○×」「好き嫌い」「重要/その他」などが明らかになるようです。そして今決まるべきことは決まっていくでしょう。
牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座は、自分への確信が持てるとき。「私はできることしかできない」「だからできることをやればいい」という気持ちになりやすいでしょう。または誰かがそう言ってくれるのかもしれません。自ら思い定めたことに力を尽くしてください。いろんなことに手を広げなくても大丈夫。今のあなたにふさわしい結果も出やすいでしょう。
双子座、乙女座、射手座、魚座は、将来のためになる経験が積めるとき。何らかの役割を引き受けたり、難しい問題に取り組んだりすることになるのかもしれませんが、この時期の経験はいつかきっと役立つでしょう。「難しそう」と感じることほど、この時期はやってみる価値がありそうですよ。誰かに甘えたり、相談したりすることが苦手なら、ぜひそれもやってみて。
次回は、4月12日 牡羊座の新月(4月11日更新)
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