WEBや女性誌で人気上昇中の占い師・真木あかりさんによる連載コラム「ムーンバイオリズム占い」。月の満ち欠けサイクルごとの占いをお届けします。
今回は、3月29日の満月~4月4日の下弦の月の占いをお届けします。
ムーンバイオリズム占いとは
夜空に煌々と輝く月は、いつの時代も私たちを魅了し、農耕や健康管理など生活に役立てられてもきました。
占星術では、月は無意識、心、本音といったものを表すとされています。28〜29日前後かけて地球の周りを1周しながら、滞在する位置や他の惑星との位置関係によって、心にさまざまな影響を与えるのです。
新月から次第にふくらんで上弦の月となり、まんまるの満月に至ってから徐々に下弦の月に変わっていく。そのバイオリズムを意識すれば、揺れる心を整え、強く揺るがない心はさらに元気づけられるのではないかと思います。本コラムでは、そのときどきの月のサイクルの傾向をご紹介します。
◎月の4つのフェーズって?
月のバイオリズムをとらえるときによく使われるのが、新月、上弦の月、満月、下弦の月という4つのフェーズです。それぞれ、下記のような意味があります。
・新月……始まりのエネルギーに満ちた時期
・上弦……物事がスピーディーに拡大していく時期
・満月……「満ちる」意味合いを持ち、結果が出る時期
・下弦……収束、熟成、蓄積の時期
このほか、新月のなかでも年に2〜3回起こる日食は「強力な新月」で、物事をリセットして新しく始めるようなタイミング。一方、同じく年に2〜3回起こる月食は「強力な満月」。物事の到達点であり、人によっては転換をはかっていくタイミングです。
新月や満月の前後は体調や気持ちが揺れやすい傾向があります。それは、心が弱かったり、何かが悪かったりするわけではなく「そういう星回り」であるだけ。「今はそういう時期なんだね」と波立つ心をやさしく受け止めて、新月ならスタートの、満月なら満ちることの意味を自分なりに考えてみるとよろしいかと思います。
ムーンバイオリズム占い(満月~下弦の月)
◎3月29日 満月(天秤座の月)
3:48、乙女座で起こる満月です。対岸にある太陽には金星が重なり、ゆるめではありますが、火星と土星が加わって「カイト」という複合アスペクトとなっています。
負けるもんかというやる気、粘り強く頑張ろうとする根気。そこに「自分は幸せになっていいのだ」「人生を楽しんでいいのだ」という明るい肯定感が、行動力を与えてくれるでしょう。頑張りたいと気持ちが引き締まります、でも「歯を食いしばって困難に耐えて頑張ろう」という雰囲気ではありません。「自分は自分の人生をできるだけ楽しく生きていく権利があるのだから、今目の前のことも粘り強く、ときにガツンとやっていこう。ちょっとやそっとのことで、負けてたまるか」――そんな、強い心に下支えされた明確な意欲が、胸にあふれてくるはず。
ここまで読んで「そんな明るい気分じゃない」と、がっかりしてしまった人もいらっしゃるでしょうか。もし余計に落ち込ませてしまったならごめんなさい。満月は振り返りのタイミングです。ここ最近の自分を振り返ってみて「ちょっと違うな」「自分らしくないことをしたな」と思うところを、チューニングして軌道修正するタイミングなのです。
がっかりしたのもひとつのサイン。変に抑え込まず、がっかり!を出せた自分をまずは褒めてあげましょう。そして、「自分は幸せになっていいのだ」「人生を楽しんでいいのだ」と思えるためにできることを、考えてみてください。これからのことを、大きく変えるのも“アリ”です。
◎4月4日 下弦の月(山羊座の月)
この日は水星が牡羊座に入る日でもあります。3月下旬から4月前半は牡羊座にぎゅっと星が集まる時期。牡羊座といえば12星座のトップランナーであり、それゆえ春分以降の「はじまり」のムードを具体的な出来事、現象として実感できる人は多いことでしょう。
ただ、この日はちょっと「真面目さゆえの悲観」のようなものが出がちかもしれません。「ふつう」「ジョーシキ」から外れるようなことはやってはダメだという自制心が働いたり、自分の能力を低く見積もってしまったりするのかも。それでも、こうした傾向を前向きに使うならば「夢物語のようなことばかり言っていないで、やるべきことをやる」「現実的な手段を選択し、できる分だけ行動に移す」ということになるでしょう。どんな日も「ただ悪いだけの日」でなくするのは、自分なのですね。
>>次回もお楽しみに
「ムーンバイオリズム占い」4月12日新月、4月20日上弦の月 (4月11日更新)