WEBや女性誌で人気上昇中の占い師・真木あかりさんによる連載コラム「ムーンバイオリズム占い」。月の満ち欠けサイクルごとの占いをお届けします。
今回は、3月13日の新月~3月21日の上弦の月の占いをお届けします。
ムーンバイオリズム占いとは
夜空に煌々と輝く月は、いつの時代も私たちを魅了し、農耕や健康管理など生活に役立てられてもきました。
占星術では、月は無意識、心、本音といったものを表すとされています。28〜29日前後かけて地球の周りを1周しながら、滞在する位置や他の惑星との位置関係によって、心にさまざまな影響を与えるのです。
新月から次第にふくらんで上弦の月となり、まんまるの満月に至ってから徐々に下弦の月に変わっていく。そのバイオリズムを意識すれば、揺れる心を整え、強く揺るがない心はさらに元気づけられるのではないかと思います。本コラムでは、そのときどきの月のサイクルの傾向をご紹介します。
◎月の4つのフェーズって?
月のバイオリズムをとらえるときによく使われるのが、新月、上弦の月、満月、下弦の月という4つのフェーズです。それぞれ、下記のような意味があります。
・新月……始まりのエネルギーに満ちた時期
・上弦……物事がスピーディーに拡大していく時期
・満月……「満ちる」意味合いを持ち、結果が出る時期
・下弦……収束、熟成、蓄積の時期
このほか、新月のなかでも年に2〜3回起こる日食は「強力な新月」で、物事をリセットして新しく始めるようなタイミング。一方、同じく年に2〜3回起こる月食は「強力な満月」。物事の到達点であり、人によっては転換をはかっていくタイミングです。
新月や満月の前後は体調や気持ちが揺れやすい傾向があります。それは、心が弱かったり、何かが悪かったりするわけではなく「そういう星回り」であるだけ。「今はそういう時期なんだね」と波立つ心をやさしく受け止めて、新月ならスタートの、満月なら満ちることの意味を自分なりに考えてみるとよろしいかと思います。
ムーンバイオリズム占い(新月~上弦の月)
◎3月13日 新月(魚座の月)
2021年3月は、魚座にたくさんの星が集まります。この新月の時点では、太陽に金星、海王星。そして3日後の16日、水星が移動してくるのです。すべての天体が順行となっている今、あたたかく優しいムードのなかで起こる“スタートのとき”となるでしょう。
3月から4月にかけては火星が双子座に滞在し、年度末・年度始めの切り替わりの空気感のなか、さまざまな情報が飛び交い、積極的なコミュニケーションが生じます。ライトな交流が広がっていくのは素敵なことですが、どうしたって「個」へのまなざしは表面的なものとなりがちですし、無意識レベルで持っている価値観がスルッと出てしまったりします。そうしたコミュニケーションのなかで見過ごされがちな心のやわらかい部分が、この新月では優しく癒やされていくのだろうと思います。辛い思いをしている人に寄り添い、優しくケアしてあげられる人も多いでしょう。愛による癒やし、救済というイメージも。
この新月前後で苛立ちを感じるようなことがあったなら、気持ちを切り替えるためにも、その事柄から離れてください。アレルギー反応を起こしたときは、まずその物質を自分から離しますよね。それと同じように、デリケートになっている心を守ってあげましょうね。
◎3月21日 上弦の月(蟹座の月)
この日は21時すぎに15分程度の短いムーンボイドがあり、その後23:42に上弦の月となります。直前の23:16には金星が牡羊座に入り、気持ちが大きく膨らんで“気が急く”ような部分があるかもしれません。特に愛情方面でそうした流れが顕著でしょう。
高まる思いは幸せになるためのものであるはずなのに、焦りをかき立てる。そんな状態になったなら、「とりあえず行動」「思い切った行動」「いっぱい行動」は選択肢から外したほうがよさそうです。たとえば、すぐにLINEを送る・暴露LINEを送る・LINEを連投する、といった行動は控えましょう。勇気やスピード感、思いの強さは大切です。それが、硬直した状態に風穴を開ける場合もあります。ただ、今はそれがうまく働く時間ではない、ということ。自分のための時間、心や大切にしたいことを振り返る時間、と考えて過ごすのが良さそうです。
>>次回もお楽しみに
「ムーンバイオリズム占い」3月29日満月、4月4日下弦の月 (3月28日更新)