1月13日は山羊座新月です。この時期の星回りをご紹介しましょう。
占星術に親しんでいらっしゃる方ならよくご存じだと思いますが、11月末から12月下旬にかけて占星術上大きな星回りが続きました。特に、土星水瓶座入宮(12月17日)や木星水瓶座入宮(12月19日)、そして冬至翌日(12月22日)に水瓶座土星と水瓶座木星が重なった星回りは、新しい時代への移行を示唆していたと言えます。
今回の山羊座新月はそれらの星回りを経験した後、初めて起こる新月です。つまりこの新月は2021年最初の新月であるだけでなく、新時代への移行を完了させるという意味が込められたリセット&スタートのタイミングでもあります。この時期、多くの人々が「2021年は今までとは大きく異なる1年になるだろう」「後年、新しい時代が始まった年と言われるだろう」と感じるのかもしれません。
新月図を見てみます。まず大変目立つ星回りからお知らせしましょう。水瓶座土星と水瓶座木星、水瓶座水星と牡牛座天王星、牡牛座火星が互いにぶつかり合っています。
これは、2021年の主要な星回りのひとつである水瓶座土星×牡牛座天王星の相克的な星回りを水瓶座水星や水瓶座木星、牡牛座火星が一時的に際立たせている配置と言えます。
水瓶座土星×牡牛座天王星の相克的な星回りは今年3回できます。2月18日と6月15日、そして12月24日です。この星回りの影響が強まるのはこの3つのタイミングの前後と考えられ、今回はこれから3月下旬あたりまで続くでしょう。
水瓶座土星×牡牛座天王星の相克的な星回りがもたらすことはいろいろ考えられます。たとえば「要るものは要るが、要らないものは要らない」という価値観の見直しと共に、現実(現行経済)の刷新や再構築がなされるでしょう。あるいは「理想とお金の両輪をいかに成り立たせていくか」という命題と向き合うことになるのかもしれません。そうでなければ、自己の本質を再確認するような出来事を通じて、その人の現実や未来が大きく変わっていくこともあるでしょう。
この時期は、水瓶座土星×牡牛座天王星の相克的な星回りがひときわ際立つ中で山羊座新月となります。山羊座新月は山羊座冥王星と重なっていて、魚座海王星のサポートを受けています。これらとその他の星回りも考え合わせたとき、マハトマ・ガンジーが言ったとされる「見たいと願う世界の変化に、あなた自身がなりなさい」という言葉が私には思い出されます。
今回の山羊座新月の影響を強く受けるのは、牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座です。ある出来事をきっかけに「今年は今まで経験したことがない1年にしたい」「現実を変えたい」という気持ちが湧き上がるでしょう。その気持ちをこれから1年間大切にしながら、今から何ができるか考えてみてください。
牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座は「年が改まっただけでなく、自分のステージが変わった」と感じるとき。昨年末の出来事が関係しているのかもしれませんが、今の自分は少し前の自分とは違う気がしているでしょう。そのステージでこれから1年間どう生きるかを考えてみて。
双子座、乙女座、射手座、魚座は、ある差異を通じて「それで良い」と納得がいくとき。あの人はそれで良いし、あなたもそれで良いのです。この時期、誰かや何かとの差異を受け容れることで、あなたの中に思いもよらぬ良いもの、本質的な何かを見出せるでしょう。
次回は、1月29日 獅子座の満月(1月28日更新)
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