WEBや女性誌で人気上昇中の占い師・真木あかりさんによる連載コラム「ムーンバイオリズム占い」。月の満ち欠けサイクルごとの占いをお届けします。
今回は、12月30日の満月~1月6日の下弦の月の占いをお届けします。
ムーンバイオリズム占いとは
夜空に煌々と輝く月は、いつの時代も私たちを魅了し、農耕や健康管理など生活に役立てられてもきました。
占星術では、月は無意識、心、本音といったものを表すとされています。28〜29日前後かけて地球の周りを1周しながら、滞在する位置や他の惑星との位置関係によって、心にさまざまな影響を与えるのです。
新月から次第にふくらんで上弦の月となり、まんまるの満月に至ってから徐々に下弦の月に変わっていく。そのバイオリズムを意識すれば、揺れる心を整え、強く揺るがない心はさらに元気づけられるのではないかと思います。本コラムでは、そのときどきの月のサイクルの傾向をご紹介します。
◎月の4つのフェーズって?
月のバイオリズムをとらえるときによく使われるのが、新月、上弦の月、満月、下弦の月という4つのフェーズです。それぞれ、下記のような意味があります。
・新月……始まりのエネルギーに満ちた時期
・上弦……物事がスピーディーに拡大していく時期
・満月……「満ちる」意味合いを持ち、結果が出る時期
・下弦……収束、熟成、蓄積の時期
このほか、新月のなかでも年に2〜3回起こる日食は「強力な新月」で、物事をリセットして新しく始めるようなタイミング。一方、同じく年に2〜3回起こる月食は「強力な満月」。物事の到達点であり、人によっては転換をはかっていくタイミングです。
新月や満月の前後は体調や気持ちが揺れやすい傾向があります。それは、心が弱かったり、何かが悪かったりするわけではなく「そういう星回り」であるだけ。「今はそういう時期なんだね」と波立つ心をやさしく受け止めて、新月ならスタートの、満月なら満ちることの意味を自分なりに考えてみるとよろしいかと思います。
ムーンバイオリズム占い(満月~下弦の月)
◎ 12月30日 満月(蟹座の月)
満月が起こるのは蟹座です。月は蟹座のルーラーシップ(※)ですから、その持ち味をフルに発揮できるのがこのタイミングと言えるでしょう。家族や身内に対する努力をしてきた人はその頑張りが報われ、いい方向に動き始めるときです。
ただ、もし家族や身内とうまくいっていないなら、この満月のタイミングで努力の方向性を変えてみるといいでしょう。あなたの努力が足りないのではありません。頑張り方を変えることでうまくいくかもしれないよ、という運命からのサインと考えて。
また、感情が昂りやすい時期でもあります。感情が昂って心にもないことを言ってしまう、などということが起こりやすいかもしれません。ネガティブな想像を始めると、どんどんマイナスな方向に引っ張られてしまいます。ゆっくりお風呂にでも浸かって、ホットミルクでも飲んで、ベッドに入ってみてはいかがでしょうか。
※ルーラーシップ:支配権を持つこと
◎ 1月6日 下弦の月(天秤座の月)
人と人の調和やバランス感覚、中庸といったテーマを扱う天秤座の月。ここで「収束」の意味合いがある下弦の月が起こることで、主に対人関係においていつものバランスが崩れるような流れが出やすくなります。
たとえば、ホンネとタテマエを使い分けていたような人は、自分のなかの矛盾に振り回されたり飲み込まれたりといった気分になるのかも。
ほかにも、顔で笑って心で泣いて、なんて人も同じように、心がバラバラになるような感覚を持ちやすいのかもしれません。「この人とうまくやっていきたい」と思って頑張っていたはずなのに、やりきれないですよね。
もし、こういった状況から抜け出したいと思うなら、無理をしなければ続かない関係の人とは少し距離を置くとか、相手に期待するのをやめてみる、というのはいい選択です。新月に向かって細くなりゆく月が、そっとあなたを応援してくれることでしょう。
>>次回もお楽しみに
「ムーンバイオリズム占い」1月13日新月、1月21日上弦の月 (1月12日更新)