WEBや女性誌で人気上昇中の占い師・真木あかりさんによる連載コラム「ムーンバイオリズム占い」。月の満ち欠けサイクルごとの占いをお届けします。
今回は、12月15日の新月~12月22日の上弦の月の占いをお届けします。
ムーンバイオリズム占いとは
夜空に煌々と輝く月は、いつの時代も私たちを魅了し、農耕や健康管理など生活に役立てられてもきました。
占星術では、月は無意識、心、本音といったものを表すとされています。28〜29日前後かけて地球の周りを1周しながら、滞在する位置や他の惑星との位置関係によって、心にさまざまな影響を与えるのです。
新月から次第にふくらんで上弦の月となり、まんまるの満月に至ってから徐々に下弦の月に変わっていく。そのバイオリズムを意識すれば、揺れる心を整え、強く揺るがない心はさらに元気づけられるのではないかと思います。本コラムでは、そのときどきの月のサイクルの傾向をご紹介します。
◎月の4つのフェーズって?
月のバイオリズムをとらえるときによく使われるのが、新月、上弦の月、満月、下弦の月という4つのフェーズです。それぞれ、下記のような意味があります。
・新月……始まりのエネルギーに満ちた時期
・上弦……物事がスピーディーに拡大していく時期
・満月……「満ちる」意味合いを持ち、結果が出る時期
・下弦……収束、熟成、蓄積の時期
このほか、新月のなかでも年に2〜3回起こる日食は「強力な新月」で、物事をリセットして新しく始めるようなタイミング。一方、同じく年に2〜3回起こる月食は「強力な満月」。物事の到達点であり、人によっては転換をはかっていくタイミングです。
新月や満月の前後は体調や気持ちが揺れやすい傾向があります。それは、心が弱かったり、何かが悪かったりするわけではなく「そういう星回り」であるだけ。「今はそういう時期なんだね」と波立つ心をやさしく受け止めて、新月ならスタートの、満月なら満ちることの意味を自分なりに考えてみるとよろしいかと思います。
ムーンバイオリズム占い(新月~上弦の月)
◎12月15日 新月・日食(射手座の月)
日食はエネルギーの強い新月で、大きなターニングポイントとしての「始まり」を示します。射手座の月は未知の世界にまっしぐらに飛び込んでいくような、明るく前向きなエネルギーを持っています。そこで起こる日食は、新しく何かを始めるエネルギーに満ち溢れていると言えるでしょう。冒険心、探究心も高まるとき。
射手座の日食は学び、なかでも高度な深い学問に意識が向かいます。ここに至るまでに、学びたい、自分のものにしたいと思っていたテーマがあるのなら、この日食のタイミングでスタートするとフレッシュなやる気が長続きするはずです。
◎12月22日 上弦の月(牡羊座の月)
この日は上弦の月より何より、水瓶座で木星と土星が重なるグレート・コンジャンクションが起こる日。今回は特に、エレメントが「土の時代」から「風の時代」へ移行するグランド・ミューテーションも同時に起こり、節目感の強いタイミングとなるでしょう。なお、前日の21日には太陽が山羊座に入り、冬至を迎えています。この太陽は、ときを同じくして山羊座に入った水星とコンジャンクションする配置に。
まさに節目×節目の様相を呈しているなかで起こる上弦の月。場所は牡羊座、「始まり」の意味合いが強いところです。過去に、やりたくてもできなかったことを始めたり、集中して自分を磨いたりするには非常にいいときと言えるでしょう。
物質・所有・権威が重視された「土の時代」から、知性・コミュニケーション・個人が重視される「風の時代」へ。これまでの「あたりまえ」が通用しない新しい日々を、ハートに情熱の灯火を宿してくれるような牡羊座の上弦の月が応援してくれるだろうと思います。
>>次回もお楽しみに
「惑星カレンダー」土星、木星の移動とグレート・コンジャンクション(12月15日更新)
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