WEBや女性誌で人気上昇中の占い師・真木あかりさんによる連載コラム「ムーンバイオリズム占い」。月の満ち欠けサイクルごとの占いをお届けします。
今回は、11月30日の満月~12月8日の下弦の月の占いをお届けします。
ムーンバイオリズム占いとは
夜空に煌々と輝く月は、いつの時代も私たちを魅了し、農耕や健康管理など生活に役立てられてもきました。
占星術では、月は無意識、心、本音といったものを表すとされています。28〜29日前後かけて地球の周りを1周しながら、滞在する位置や他の惑星との位置関係によって、心にさまざまな影響を与えるのです。
新月から次第にふくらんで上弦の月となり、まんまるの満月に至ってから徐々に下弦の月に変わっていく。そのバイオリズムを意識すれば、揺れる心を整え、強く揺るがない心はさらに元気づけられるのではないかと思います。本コラムでは、そのときどきの月のサイクルの傾向をご紹介します。
◎月の4つのフェーズって?
月のバイオリズムをとらえるときによく使われるのが、新月、上弦の月、満月、下弦の月という4つのフェーズです。それぞれ、下記のような意味があります。
・新月……始まりのエネルギーに満ちた時期
・上弦……物事がスピーディーに拡大していく時期
・満月……「満ちる」意味合いを持ち、結果が出る時期
・下弦……収束、熟成、蓄積の時期
このほか、新月のなかでも年に2〜3回起こる日食は「強力な新月」で、物事をリセットして新しく始めるようなタイミング。一方、同じく年に2〜3回起こる月食は「強力な満月」。物事の到達点であり、人によっては転換をはかっていくタイミングです。
新月や満月の前後は体調や気持ちが揺れやすい傾向があります。それは、心が弱かったり、何かが悪かったりするわけではなく「そういう星回り」であるだけ。「今はそういう時期なんだね」と波立つ心をやさしく受け止めて、新月ならスタートの、満月なら満ちることの意味を自分なりに考えてみるとよろしいかと思います。
ムーンバイオリズム占い(満月~下弦の月)
◎11月30日 満月・月食(双子座の月)
月食は、地球が月に影を落とすことで月が欠けて見える、レアな満月です。星占い的には「強力な満月」であり、普段よりもその及ぼす影響が強く、長くなります。
双子座の月食では、びしっと頭が冴え、スピーディーに物事を進めたいという気持ちが生まれます。ただ、エネルギーが強く出すぎるような場合は、興味本位で動き回って誰かを傷つけたり、相手によってはアウトと受け取られそうな振る舞いをしたりする可能性も。
言っていることは正しくても、それが原因で周囲の和を壊してしまったら、正しいとは言い切れません。急がずじっくり検討し、自分が考えることは正しいと思い込まないように。誰かの弱さやずるさを糾弾するよりもまず共感を示せたなら、優しさの循環も生まれるでしょう。
◎12月8日 下弦の月(乙女座の月)
月食を経て新月に向かう下弦の月です。気持ちが沈む、どうにも元気が出にくい、ということがあるのかも。乙女座の月のときはちょっぴりくよくよしやすかったり、過敏になったりするものですが、さらに今回は魚座に滞在している海王星と真正面から対立する位置をとります。人に対して、向き合えば向き合うほどわからない……などといった状況に置かれたりするかもしれません。
思い詰めすぎたり、涙もろくなったりしているなら、「何が問題なのか」「どうすればポジティブになれるのか」といったメンタルなアプローチよりは、フィジカルなアプローチのほうがよさそう。たとえばよく寝るとか、栄養のあるものを食べるといった具合です。それが何よりの薬になるでしょう。ただし、お酒はほどほどに。この時期は悪酔いしやすく、あまりいい結果にはつながりそうもありません。
>>次回もお楽しみに
「ムーンバイオリズム占い」12月15日 新月~12月22日 上弦の月(12月14日公開)