10月17日は天秤座の新月です。この時期の星回りをご紹介しましょう。
最初に、最近の大きな流れを振り返ってみます。今年の秋分は9月22日でした。秋分を境に秋冬シーズンが本格的に始まった後、牡羊座満月(10月2日)になり、そして今回の天秤座新月に至ります。つまり今回は秋分以降、初めて起こる新月なのです。
先日の牡羊座満月が「時の流れや世界の有り様、人々の様子が移り変わっていく」さまが印象深い節目だとすると、今回の天秤座新月は「そういう転換期を生きている私」に天体エネルギーが集まり、あなたの内外においてさまざまなリセット&スタートがなされるタイミングであるように思われます。
新月図を見てみます。天秤座新月(天秤座太陽と天秤座月が重なり合っている配置)と牡羊座火星、山羊座木星、山羊座冥王星、山羊座土星で直角三角形ができています。
今、私たちは「(ここ1、2年で何回目かの)転換期を生きている」のであり、個々に直面している状況に合わせて、(自分の)現実および生き方を変えていくことができるでしょう。
つまりこの時期、あなたが周囲に対して何らかのアクションをとったならば、その行動はあなたを取り巻く現実を変える可能性があります。あなたが取り得るアクションは何かを始める、辞める、加速する、減速する、出会う、別れる、決心する、全力でがんばる、あきらめるなど‥‥さまざまに考えることができます。
そして「本当に無理ならあきらめますが、できれば私はそうしたいです」と天に述べたとき、あなたの内外はしかるべき方向へ動いていくでしょう。
もうひとつお知らせします。天秤座新月をめぐる星回りを、乙女座金星や魚座海王星がサポートしています。この時期、あなたの気持ちを分かってくれたり、さり気なく支えてくれたりする人がいるでしょう。あるいは、がんばっているあなたを天が味方してくれる可能性もあるでしょう。
天秤座新月の3日前(10月14日)から蠍座水星が見かけ上の逆行を開始します。物事が思い通りに進まず、気になってしまうのかもしれません。
占星術的には、水星逆行時期は私たちの「時間」と宇宙の「時間」を定期的に同期させるタイミングと言えます。ですからこの時期、何かがうまくいかないように思えたとしても、それはそれで自然な成り行きであると考えてください。
新月図では、蠍座水星が牡牛座天王星と向かい合っています。あることがうまくいかなくなったおかげで、今までは盲点だった何かに気づくかもしれません。
今回の天秤座新月の影響を強く受けるのは牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座です。ここ最近、がんばっていたことに関して何らかの変化が起こるかもしれません。手応えが得られたと感じそうですし、周囲の反応も変わってくるでしょう。また、あなたのちょっとした行動が誰かの役に立つようです。とても感謝されるでしょう。
牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座は、天から背中を押されるとき。ためらっているあなたに「ぜひそうしなさい!」「大丈夫よ!」と(誰か、もしくは何かを通じて)伝えてくれるでしょう。天がしっかり誘導してくれますから、そのことを信じて前向きに行動してください。
双子座、乙女座、射手座、魚座は、あることに関して重要な取捨選択が行われるのかもしれません。あなた自身がそうする場合と、誰か、もしくは何かに仕向けられる場合があるでしょう。「それで良かった」といつか分かりますから、今起こっていることの意味がよく分からなくても「なるようになっている」と思っていてください。
次回は、10月31日 牡牛座の満月(10月30日更新)
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