恋愛って疲れる!だからって、ときめきを忘れて生活していると、枯れてしまうかも…
ということで、恋愛力をアップするべく、胸キュンを求めて様々な場所へGO!辛酸なめ子さんの妄想入り混じる体験レポをお届けします。
「恋愛ホルモンアップ・妄想レッスン」とは?
恋をすると脳内で活発に分泌されるという「恋愛ホルモン」。この恋愛ホルモンをアップさせるべく、色々なシチュエーションで「妄想レッスン」を展開していきます。
今回は、バレンタイン直前に開催された、世界中のチョコレートが集まるイベント「サロン・デュ・ショコラ」の体験レポートです。
第14回
熱気あふれるサロン・デュ・ショコラ
年に一度のチョコレートの祭典、サロン・デュ・ショコラ。熱気とカカオと牛乳と砂糖がうずまく会場では、毛穴からチョコレートを吸収してしまっているのか、その場にいるだけで満腹感が。毎年訪れてはその空気に圧倒されてほとんど買えないのですが、世界各国から来日したショコラティエやシェフのご尊顔を拝見するだけでも心が満たされます。
エスカレーターで会場に入ろうとしたとき、ふと階段のほうに目をやると、歩き疲れたのか50人以上の人がしゃがみこんでいました。
混雑を覚悟し、会場の中に入るとやはりかなりの人口密度です。それでも、チョコを買うという楽しい目的で来ている人々なので、混んでいても殺伐とした雰囲気はありません。
ショコラティエ男子に女性ファンが殺到!
恋愛ホルモン的には、イケメン系や、ダンディ系ショコラティエと会うことで活性化する感じです。素敵な女性のショコラティエールもいますが、割合的には男性が多いように見えます。
入ってすぐのところで、ニコラス・ハート氏というイケメンのショコラティエが若い女性客とハイタッチしたあと手を握っていました。実は密かなファンが多い海外ショコラティエ。それぞれ商品の説明には顔写真が添えられています。購入したそのチョコの箱に、来日しているショコラティエがサインをしてくれるサービスまで。そんな中、明らかに疲れていたり、ブースの中に入って出てこなかったりするショコラティエもいました。
私の場合、何年か前にドモーリのジャンルーカ・フランゾーニ氏のチョコを買ってサインをもらったところまでは良かったのですが、イタリア人のジャンルーカ氏に間違えて「メルシー」とお礼を言ってしまったのが申し訳なく心残りでした(なんとなくショコラティエはフランス人という固定観念が)。今年こそ改めてサインをもらい、イタリア語で「グラッチェ」と言おうと心に決めていたのに……売り場に行ったらいらっしゃらなくて、初日だけ来場したと聞いて残念でした。気を取り直して他のショコラティエ男子をチェック。
個人的に好印象だったのは以下の方々です。
ラウデンのショコラティエ。ベネディクト・カンバーバッチ似のイギリス人で、礼儀正しいです。遠巻きに女子ファンが何人か歓声をあげるほどの人気ぶり。
スキンヘッドのおじさま。売れまくって笑いがこみ上げているようでした。ポジティブなバイブスを感じました。
メガネでヒゲのキュートな男子。お客さんに「メルシーボークー」と声をかけていたのが印象的。
イタリアのトリノで人気のショコラティエ。ジョージ・クルーニーと横山やすしを足して割ったようなナイスミドルで女性ファンだけでなく男性ファンも多いようでした。カリスマ感が漂っていましたが気さくな方のようです。
バレンタインの本来の意味って…?
気づいたら誰かのためにチョコを買うというより、ショコラティエと交流するファンの集いに参加したような気分に。
カップルの男性が「誰もバレンタインのこと祝ってないね」と言うのが聞こえ、本来の聖人の祭という意味を思い出してハッとしましたが、ショコラの煩悩の渦に巻き込まれたらもう抗えません。
なめ子’sジャッジ
今回の妄想レッスンでの「恋愛ホルモンアップ率」は?(※個人の感覚値です)
★★★☆☆ 星3つ
高級チョコは自分のために買うべし
女性ホルモン的には、おいしいチョコを食べてセロトニンが活性化。世界のカリスマショコラティエとも交流でき、恋愛に負けない多幸感を得られたような感覚に。
こう言ってはなんですが、結局男性に高いチョコをプレゼントしても味がわからなさそうなので、今回は女性が自らを喜ばすためのイベントということにさせていただきます。人を喜ばせるのは自分が満たされてからです。