12月26日は山羊座で新月です。今回の新月は金環日食となります。この時期の星回りをご紹介しましょう。
今回の山羊座新月は3つのタイミングが重なっています。まずひとつは、このたびの日食は木星山羊座入宮(12月3日)後に初めて起こる新月になります。この新月以降、山羊座木星時期が本格的にスタートするでしょう。「歴史や伝統」「現実主義」「道徳、良識、倫理的(エシカル)」「実直さ」「誠実さ」「真っ当さ」などの山羊座らしさがこれから広く認められるようになりそうです。伝統的なものがむしろ「新しい」と評価されることもあるかもしれません。
また、今回の新月は冬至(12月22日)の数日後に起こります。冬至以降、地上に降り注ぐ光は増す方向へと切り替わります。私たちの生命リズムは光と連動していますから、冬至を境に心身の調子が切り替わることもありそうです。
3つ目のタイミングは金環日食です。太陽を「(人生の主人公である)私」になぞらえる占星術では、太陽が一度消滅して復活する日食現象を、これまでの「私」が滅び、新しい「私」がよみがえるプロセスと読み解いてきました。つまり今回の新月は、天地(あめつち)と共に、私たちが何らかの「生まれ変わり」を経験するタイミングでもあるのです。
このように今回の山羊座新月は新月(月サイクルのリセット&スタート)だけでなく、宇宙からのさまざまな示唆が含まれていると言えます。たとえばこの時期に「私の2019年」を象徴するような出来事が起こることが考えられるでしょう。ある出来事をきっかけに、これから先(春まで、半年後、1年後)のことをイメージする人もいるのかもしれません。そうでなければ、あなたの内外で何かが印象深く終わった後、新しい何かが意味深い形で始まることもありそうです。
新月図(日食図)を見てみます。山羊座新月は山羊座木星と重なっていて、牡牛座天王星と調和的な星回りを作っています。また、牡牛座天王星は水瓶座金星とは相矛盾した星回りを作っています。この時期の宇宙は「あなたが大切にしていることを大切にしなさい」と伝えているようです。大切なことを大切にする……、それは、あなたにとっての道理(正しい筋道、しかるべきこと)にかなうように生きることでもあるでしょう。
蠍座火星が山羊座土星、山羊座冥王星と協力的な星回りを作っています。(水瓶座金星を見ると)もしかしたら今、あなたとは異なる価値観の持ち主と何か関わりがあるのかもしれません。それはそれで構わないのだと思います。それでもあなたは大切なことを大切にすればいいのだと思います。
今回の山羊座新月の影響を強く受けるのは、牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座です。「あちらを立てればこちらが立たず」というような展開が生じるかもしれません。譲れるところと譲れないところをハッキリさせると相手の譲歩を引き出せます。状況が前向きに動いていくでしょう。
牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座は、後から振り返ると「良い経験をした」「あのときの経験を通じて力が身についた」と思えるとき。見返りや周囲の反応は気にせず、今取り組んでいることから多くを学んで下さい。
双子座、乙女座、射手座、魚座は、今の状況がどうであれ、それらが宇宙から用意されたことだとしたら、あなたはどうしますか。今、あなたにしかできないこと、あなたならできることがあるようです。宇宙の期待に応えて下さい。
次回は1月11日 蟹座の満月(1月10日更新)
こちらもおすすめ