恋愛って疲れる!だからって、ときめきを忘れて生活していると、枯れてしまうかも…
ということで、恋愛力をアップするべく、胸キュンを求めて様々な場所へGO!辛酸なめ子さんの妄想入り混じる体験レポをお届けします。
「恋愛ホルモンアップ・妄想レッスン」とは?
恋をすると脳内で活発に分泌されるという「恋愛ホルモン」。この恋愛ホルモンをアップさせるべく、色々なシチュエーションで「妄想レッスン」を展開していきます。
今回取り上げるのは、池袋サンシャイン水族館で開催されたイベント『性いっぱい展』です。生き物の「性」にフォーカスした展示を見て、求愛にまつわるホルモンが活性化されるかも!?
第11回
夜の水族館『性いっぱい展』に潜入!
休日の夜、『性いっぱい展』の会場に行くと、チケット売り場も入り口も長蛇の列で、生き物の性に興味を持つ人がこんなにいるんだという驚きが。カップル客が多い印象です。
会場に入るなり「おさわりBOX」というあやしい箱があり、箱の側面から手を入れられるようになっていました。中学生くらいの娘さんとお母さんが一緒に来ていて、箱の中の「アナグマの陰茎骨」を娘さんに触らせていました。母親なりの性教育だったのでしょうか。「えーっ、めっちゃ怖い!」と怯える娘さんを見て、母は娘の純潔を実感して安心したかもしれません。
昼間の雰囲気が一変!夜の水族館
昼間のままの水族館にムーディなスポットライトを当てると、まるで秘宝館のような雰囲気に。日本中からどんどん秘宝館が消えていくのを寂しく思っていたので嬉しい企画です。
今回の展示では、初めて知る意外な情報が紹介されているため勉強になります。例えば、チンアナゴの水槽の横には「チンアナゴの求愛は、顔を近づける」という説明があったり、チョークバスレットと呼ばれる魚の場合は、「1日に20回以上性別が入れ替わることもある」という「双方向性転換」についての情報が添えられていたり…。もしかして魚類のほうが性に関して進んでいるのでは?と思えてきます。
サメの性器に触れる!? リアルな体験
水族館で観察できる生き物たちは、リアルで交尾していたりはしませんでした。ちょっと残念ですが皆さん奥ゆかしいです。一匹で静かにたたずむタコの横に「タコに最も求められるのはフィンガーテクニック」という説明があったり、「トラフザメのオスは交尾になるとメスにかみつく」という説明の横には岩陰で動かない陰キャのサメがいたり、ギャップもおもしろいです。
その横にサメの冷凍標本があり、カチカチの性器を触れるようになっていました。もう何万人もの入場者が触ったあとかもしれませんが……。先が尖っていてサメのメスは大変そうです。
種族を超えて胸キュンを感じたのはコウイカの求愛です。コウイカのオスは腕でハートのようなマークを作ったり肌の色を激しく変えたりしてメスにアピールするそう。コウイカの水槽を見ると、泳いでいるのに静止していて黒目なのがかわいすぎでした。
食卓で見かけるアノ生き物も…
身近な生き物の性的な面を見てしまうと、今後の食生活にも影響がありそうです。カニのメスの穴は2つあるとか、イカのオスの腕の1つは精子の詰まったカプセルをメスに渡すための特殊な造りをした「交接腕」だったとか、わりと衝撃な情報でした。
それでも、カップルのお客さんは「今日来て良かったね」と満足げだったのが印象的です。
今回、生き物たちの性の知識を学んで、やはり人間には人間のやり方でしか行為ができないということを再確認しました。純粋な生き物の生殖本能に感動し、心が洗われる展示でした。
なめ子’sジャッジ
今回の妄想レッスンでの「恋愛ホルモンアップ率」は?(※個人の感覚値です)

★★★☆☆ 星3つ
人間も求愛行動をすべき…!
ちゃんと求愛行動をする生き物もいることがわかりました。人間としても、そのようなアピールをおろそかにしてはいけないと学ばされたイベントでした。