11月12日は牡牛座で満月になります。この時期の星回りをご紹介しましょう。
牡牛座満月(蠍座太陽と牡牛座月が向かい合っている配置)に蠍座水星が重なっています。また、牡牛座満月に対して魚座海王星、山羊座土星、山羊座冥王星が調停的にサポートしています。
この星回りについて、私が感じることをお知らせします。まずひとつは、当コラムでこれまで何回もお知らせしてきた2019年の主要な星回り(射手座木星×魚座海王星、山羊座土星山羊座冥王星×魚座海王星)が崩れていることです。この星回りは2018年12月から今年2月半ばまでと、今年5月から先日の蠍座新月(10/28)あたりまでできていました。この星回りについては「先が見えない(逆に言えば、可能性はいくらでもありうる)世界において、それでも今、できる限り良い選択行動をとる」「あらゆることを寛容に理解しようとし、前向きに対応(コミット)していく。そういうプロセスを通じて何かが終わり、新しい何かが決まっていく」と読み解いていました。2018年末以降、私たちはそのような経験を何回かしてきたと思われます。
今回の牡牛座満月においては、(射手座木星の代わりに)射手座金星×魚座海王星、山羊座土星・山羊座冥王星×魚座海王星の星回りが一時的にできています。この時期は、牡牛座満月や射手座金星と共に、2018年末から今に至る「私の現実」をじっくり見つめるときと言えそうです。2018年末以降、私たちはさまざまな試行錯誤や選択、小さな変化を積み重ねてきました。そうやって自分自身や他者、世界を理解する優しさと賢さを学んできたのだと思います。そして時には何かが大きな意味を含んだ終わりを迎えたり、将来への布石としての何かがゆっくり形作られていったりすることもあったでしょう。
もうひとつお知らせします。射手座金星は「善き学びとなり得ること」「善き知己」を象徴している天体です。この時期、「いろんなことがあったけれど、どれもよい経験だった」「人との出会いを通じてさまざまなことを教わった」「いろんな経験を経て今がある」と感じるのかもしれません。
天秤座火星は山羊座土星や山羊座冥王星から干渉されていて、射手座木星からのサポートを受けています。(射手座金星の星回りも考え合わせると)誰も間違ってはいないけれど、今はそれぞれの思い通りにやるしかないのかもしれません。「みんなできる限りのことをしている」と思ったとき、意見や立場が異なる人たちと関わる糸口が見えてくるでしょう。
今回の牡牛座の満月の影響を強く受けるのは、牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座です。「好きなように行動すると、その関係は損なわれるのでは」と心配しなくてもいいのです。誰も間違ってはいないのですから。そういう観点から今の状況を観たとき、よい考えがきっと見つかるでしょう。
牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座は、できることとできないことを、今ここで明確にしたほうがいいのかもしれません。全て可能ではないし、全て不可能でもありません。判断の目安をより柔軟にしたとき、あなたの中でしっくり来る結論が見つかると思います。
双子座、乙女座、射手座、魚座は、自分に対するハードルをもっと下げましょう。あなたは今でも充分にがんばっています。ダメになるならそれもいいし、結局はなるようになります。そう意識することで、宇宙が関与する余地を作って下さい。
次回は11月27日 射手座の新月(11月26日更新)
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