石井ゆかりの『幸福論』 5.愛と創造について。(前編)

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石井ゆかりの幸福論

大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラムが登場! 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。
今回は、「石井ゆかりの幸福論」第5のテーマ、愛と創造について(前編)をお届けします。

5.愛と創造について。(前編)

星占いの「ハウス」に沿ってお題を決めて書いている本稿ですが、今回は「愛と創造」がテーマです。

星占いで「第5ハウス」と言えば恋愛のハウス、ということになっています。
恋愛は占いの場で、もっともよく話題にのぼるテーマです。
多くの人が恋に悩み、愛に傷ついて、占いに手を伸ばします。

一般に、人が「占いをしたい」と思うのは、「自分の力ではどうにもならないと思えること」に直面したときだろうと思います。
「自分の力ではどうにもならないこと」、その最たるものが恋愛です。
意中の相手の心を自分の思い通りにできたら、どんなにいいでしょうか。
でも、そうはなりません。
そうはならないからこそ、恋愛が素晴らしい、と言うこともできるかもしれません。

もし、自分の意思で他人の気持ちを自由自在に変えられるならば、「人から愛される」ことは、そんなに貴重なことだとは思えないはずです。
自分の思い通りにはならないはずの「他者の心」が、自分という存在を強く求めてくれる、というところに、愛の神秘、愛の奇跡的な感動が生まれるのだと思います。

石井ゆかりの幸福論

恋の前では、人はどこまでも無防備です。
とても傷つきやすくなりますし、感情は揺れ動き 、ほかのことが手につかないくらい、感情に支配されてしまうこともあります。
こうしたとき、「占いをしたい!」という気持ちになるのは、当たり前です。

星占いで「恋愛を見てください」と言われたら、まず第5ハウスの状態(とそのルーラー※)を見るはずです(人にもよりますが)。
でも、実はほかにもいくつか、見るべきところがあります。
まず第7ハウス、次に金星、火星、そして第8ハウスや第11ハウスも見たりします。さらに月と太陽、土星、などと、まあ複合的にどんどん見ていくわけですが、特にこの5・7・8・11の4つのハウスは、それぞれ担当が分かれています。
第5ハウスは「与える愛」、第7ハウスは「パートナーシップ、結婚」、第8ハウスは「性愛」、第11ハウスは「受け取る愛」をそれぞれ、検討できる場所なのです。

第5ハウスが「愛と創造の部屋」であることが、これで少し、ピンときます。
愛は愛でも、第5ハウスの愛は「愛する」愛なのです。
自ら生み出す愛、行動する愛、注ぐ愛が、第5ハウスの愛です。

「愛するだけが愛でしょうか? 愛されるのを望むのは、ワガママなのでしょうか?」と時々、質問されます。
「愛されたい」という願いは、本当に多くの人が胸に抱いている、切実な願いです。
ワガママ、ということではないと思います。
でも、これだけ多くの人が「愛されたい」と思っているならば、裏を返せば「愛することのできる人」こそが求められている存在だとも言えます。
愛情深い人、愛することのできる人を、みんなが待ち望んでいるのです。
ならば、「愛することができる人」こそが、「必要とされる人」なのではないでしょうか。

石井ゆかりの幸福論

占いの場で問われるのは、「私はあの人に愛されますか?」「私を愛してくれる人が現れますか?」が圧倒的に多いように思います。
とにかく「自分の思い通りにならない・コントロールできない」のは、自分の心ではなく、自分以外の他人の心のほうなので、そういう問いが前に来ます。

でも、本当にそうでしょうか。

誰かを好きになる、愛する、ということは、どんなに努力しても、なかなか、できることではありません。
もとい「頑張って好きになる」「相手のいいところを見つけようとする」ことは、できます。
でも、「辛抱してつきあってみたら、相手がいい人だということはわかったし、仲良くもなったけれど、でもどうしても、愛情を持つことができない」というのは、よくあることです。

こう考えると、「頑張ってもできない」「コントロールできない」のは、本当は「自ら愛すること」のほうなのかもしれません。

何かを好きになること、夢中になること、愛すること。
これは、とても大変なことです。

※ルーラー:占星術では、12星座それぞれが「王様」のような惑星を持っています。それを支配星という呼び方のほか、ルーラー、守護星とも呼びます。

>>次回もお楽しみに(11月25日更新)

石井ゆかりの『幸福論』

  1. 「自分が自分である」ということ
  2. お金があれば、幸福になれるか?
  3. 「知る」という幸福。
  4. 「帰るべき場所」と幸福。
  5. 愛と創造について。
  6. 健康第一!
  7. 「パートナーシップ」と幸福。
  8. 自分の人生は「自分だけのもの」なのか。
  9. 旅する幸福。「知る」喜び。
  10. 「自己実現」とは何か。
  11. 「友」と「希望」。
  12. 「幸福」とは何か。

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今という時間に生きる私たち全てが、どんな星の空気の中で生きているか考えてみましょう。

※Webサイト「筋トレ・週報」より転載。スマホ有料コンテンツ
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石井ゆかり(いしいゆかり)

ライター。星占いの記事やエッセイなどを執筆、「12星座シリーズ」(WAVE出版)は120万部のベストセラーに。Twitterのフォロワー数は30万を越える。著書多数。

 

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