デートに誘ってきたくせに、お店を決めない男の本音は…【ラブホスタッフ上野さんのダメ男子図鑑】vol.27

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ラブホスタッフ上野さんのダメ男子図鑑

「男ってなんでこんな行動するの…」理解しがたい行動ばかりのダメ男子…あなたの身近にもいませんか? ここでは、Twitterで30万人以上のフォロワー数を誇る「ラブホスタッフ上野さん」が、その卓越した人間観察眼を活かして「ダメ男子」たちの本音や生態を分析します!

今回は、デートに誘ってくるのに、お店の予約をしない男について上野さんに解説していただきました。

誘ってきたくせに、なにも決めない男

企画男子

「今度、ごはん行こう。お店に連絡しておくね」

企画男子

(デート前日)「あ、お店まだ決めてなかった…」

相手からデートに誘ってきたのに、なにも決めない男にモヤモヤしています。

「僕がお店に連絡しておくね」と言いながら、予約をしていないので、結局私が予約をとることになりました。直前だったのでお店も満席で予約できず、結局グダグダなデートに。

なにげないことですが、彼は私に会うのも面倒だと思っているのかもしれないと勘ぐってしまいます。彼にとって私は、どうでもいい存在ってことなんでしょうか?

上野さんの回答は…

「韓国のことわざ」には色々と独特なものが御座います。

ただ、私はハングルに明るくないので、日本語のサイトで紹介されていることわざが、本当に「韓国のことわざ」として実在するものなのかどうかは分かりません。

しかし、実在するかどうかはともかくとして、なかなかに学びの多い言葉があるのも事実です。

今回はそんな韓国のことわざの中から、今のご質問者様にぴったりなものをご紹介させていただきましょう。

「泣く子は餅を1つ余計にもらえる」

彼が予約をしてくれないのは、ズバリご質問者様が「泣かない子」だったからなのです。

泣かない子は、なぜ餅を貰えないのか

私はラブホテルの店長をしておりますが、私のホテルの接客方針は「良いお客様を丁重に、悪いお客様は雑に」で御座います。

一見すると当たり前の方針に聞こえるかもしれませんが、残念ながら現実的には多くのお店でこれと真逆の接客をしていると言わざるを得ません。

たとえば私たちがコンビニでおにぎりを買うシーンを考えてみましょう。

最も良いお客様は自分でおにぎりを選び、スムーズに会計を済ませるお客様です。こういったお客様は店員さんの手を煩わせることがないので、接客時間はせいぜい30秒程度でしょう。

一方で悪いお客様は、なにかにつけて文句を言ったりゴネたりして店員さんに手間をかけさせます。そのため店員さんの時間は5分10分と削られてしまうのです。

良いお客様も悪いお客様も支払う金額は変わりません。しかし店員さんの労力という点では、悪いお客様のほうが圧倒的に労力を割いてもらっていると言えるでしょう。

労力を割くというのは、それだけ相手を丁重に扱うことに他なりません。「良いお客様を丁重に、悪いお客様は雑に」と真逆の構図はこのようにして生まれているのです。

「良いお客様に手間暇をかけるべきだ」と誰もが考えているにも関わらず、現実的に私たちは悪いお客様により多くの時間を費やしてしまっていると言わざるを得ません。

一体なぜ、悪いお客様はより多くの労力を割いてもらえているのでしょうか?

その答えは皆様もお分りいただけるでしょう。店員さんは面倒なお客様が好きだから、彼らに労力を割いているわけではないのです。

面倒だから労力を割いているだけにすぎません。

良いお客様は店員さんに迷惑をかけないようにと考えているので、手間をかけなくてもトラブルは発生しませんが、面倒なお客様は手間をかけないとより多くの面倒が発生してしまうので、店員さんは仕方なく労力を割いているだけのことです。

デートのプランニングは基本的に面倒

2020年の女子大生の就活人気企業ランキングの1位に輝いたJTBをはじめ、日本には様々な旅行代理店が存在いたします。

ランキングの1位に輝いたことからもお分かりいただけるように「旅行代理店」は非常に人気のある業種なのですが、彼らの仕事を簡単に言えば「旅行の計画作り」でしょう。

「何時に成田に行って、〇〇航空の〇〇便に乗って、〇〇空港に飛んで、そこからバスで〇〇市まで行って……」

そういった魅力的な旅行プランを作成し販売することが旅行代理店の主な仕事で御座います。

さて、それでは旅行代理店は一体なぜ儲かるのでしょうか?

そもそも「代理」とつく仕事は基本的に「面倒もしくは困難な作業を肩代わりする」ことでお金を貰っています。

つまり「旅行の計画を立てる」というのは、私たちにとって面倒かつ困難な作業なのです。

もしも「旅行計画」という仕事が簡単で楽しい仕事であるのなら、旅行代理店などというものは存在し得ません。楽しくて簡単な仕事を、お金を払ってお願いする人間など存在しないのですから。

これはデートのプランニングも同じでしょう。

残念ながら「プランニング」という作業は骨の折れることです。

つまり大前提として「デートのプランを計画したい人などほぼいない」ということをご理解くださいませ。

「焼肉食べたいよねー」とか「お台場に行きたいよねー」というような願望を語るのは楽しいですが、それを具体的にどのようなプランで達成するか吟味して進める作業は非常に煩わしく感じます。中にはそういった作業が好きな方もいらっしゃいますが、基本的には面倒だということをご理解くださいませ。

男性はなぜデートプランを立てるのか

「僕は女の子の喜ぶ姿を想像しながら、プランを立てるのが好きなんだ」

そんなセリフを吐く男の90%くらいは「そう言っておいたほうが得」ということを理解しているだけで、心から言っているわけでは御座いません。

確かに「女の子の喜ぶ姿を想像する」という行動だけを単体で見れば楽しいことですが、「プランの立案」という作業は本来ならお金が貰えるほど面倒なことなのです。

それでは、一体なぜ男性はデートプランの立案をするのでしょうか?

その答えは先ほどの韓国のことわざに隠されています。

「泣く子は餅を1つ余計に貰える」

つまり面倒な人は、より多くの労力を割いてもらえるのです。

たとえば予約をしないと露骨に不機嫌になるような女性であれば、男性はお店の予約を取るでしょう。しかしそれはその女性のことが好きだからではなく、「取らないともっと面倒だから」と言えます。

逆に言えば、予約をしても怒らない女性であれば、大抵の男性は予約を取らなくなるでしょう。それはその女性が嫌いなのではなく「取らなくても問題がないから」なのです。

泣かない子供は餅が貰えない

今回の男性が予約を取らなかったのは、予約を取らなくてもご質問者様が怒らないと男性が思っていたからでしょう。

もちろん単純にその男性が怠惰な性格をしているという理由も御座いますが、少なくともご質問者様への好意のせいでは御座いません。

人間は好きな人に労力を支払うのではなく、面倒な人に労力を支払ってしまうものだからです。

たとえば今回の男性がなにかの拍子に橋本環奈さんとデートをすることになったら、彼は確実にお店の予約を取るでしょう。しかしそれは橋本環奈さんへの好意ではなく「予約しないと嫌われるのではないか」という不安からなのです。

ですので、何回かデートをして、橋本環奈さんが「予約なしでもOK」なタイプであると分かったら彼はまず間違いなく予約を取らなくなるでしょう。

したがって、今回の件で「私のことが好きではないのではないか?」と不安になる必要は御座いません。

彼が予約を取らなかったのは、ご質問者様への好意がないからではなく、ご質問者様が「泣かない子」であったからというだけのことです。

そして、その点こそが今回の最大の問題でしょう。

今回の彼が予約を取らなかったのは、彼がご質問者様を「泣かない子」だと思ってぞんざいに扱う、怠惰でいい加減な人間だったからですが、それでもなおご質問者様は「泣かない子」のままなのです。

ご質問者様が「あの野郎!予約を取るって言ったのに取りもしねえ!」と怒っていたら、なにも問題御座いませんでした。

しかし、ご質問者様は怒らないどころか「彼は私のことが好きではないのではないか」と自分を責め始めてしまったのです。

冷静に考えてください。

確かに今回の彼が予約を取らなかったのは、ご質問者様を好きではないからでは御座いません。

ですが「予約を取る」と言っておきながら、予約を取らなかった彼をどうして責めないのでしょうか?

それどころかこんなご質問を送るくらいなのですから、ご質問者様は未だに彼にそれなりの好意を持っているでしょう。

冷静に考えてください。

もしもこれと全く同じ質問をご友人様からされたら、ご質問者様はなんと答えましたか?

「なんでそんなヤツのこと好きなの?」

そう答えたのではないでしょうか?

今回のご質問文を読む限り、この男性はかなり人間性に問題があるのは間違いありません。

それでもなお、彼を好きだと仰るのであれば仕方がありませんが、冷静に考えて、ご質問者様は彼のことが好きでしょうか?

「たまに」で文句を伝えよう

サイゼリヤ問題。

「社会人なのにデートでサイゼリヤってどうなんだ?」というこの問題はインターネットに戦場を生み出しました。

結論から言えば、私は否定的なスタンスを取っております。サイゼリヤというお店は素晴らしいお店で御座いますが、デート向きのお店かと言えば決してそうとは言えません。

ですので、学生ならまだしも、社会人になったらサイゼリヤデートは避けたほうが良いでしょう。

それでは今回の男性が、ご質問者様とのデートでサイゼリヤを選んだら、ご質問者様はどうされますか?

ここで「サイゼリヤなんてマジでない!二度とこんなところに連れてこないで!」なんて言ってしまったら、男性からの評価は暴落。二度とサイゼリヤに行かないどころか、二度とデートに誘われることはないでしょう。

しかし、ここでなにも文句を言わなければ、男性は「サイゼリヤでオッケーなんだ」と勘違いをしてしまいます。

それでは、一体どのように文句を言えば良いのでしょうか?

便利な言葉が「たまに」で御座います。

「サイゼリヤも“たまに”は良いよね!」

このような言い方なら、わがままな女性だと思われずに不満を伝えられるでしょう。

もしもご質問者様が、それでもなお彼との関係を発展させたいのであれば、ご質問者様は「泣く子」にならなくてはなりません。

いつまでも泣かない子のままでいたら、彼の行動が変わることは永遠にないでしょう。残念ながら人間は好きな人ではなく、面倒な人に労力をかけてしまうからです。

ですので、ご質問者様はある意味で「面倒な女」にならなくてはなりません。

しかし、ただ面倒なだけの女になってしまったら、手間暇をかけてもらうよりも先に距離を取られてしまうでしょう。

したがって「たまに」という言葉を使って、彼にわがままだと思われないようにしながら不満を伝えてみてくださいませ。

「たまにはお店を決めずに、ぶらぶらしながら気になったお店に入るのも良いね」

今回のような場合は、こんなふうに伝えると良いでしょう。

もっとも「予約をする」と言っておいてしない男性と付き合わないに越したことはないと思いますが……

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プロフィール

ラブホスタッフ上野さん
豊かな知見と人間観察眼をもとにした悩み相談への深みある回答が人気を集め、Twitterのフォロワー数は30万以上を誇る。漫画『ラブホの上野さん』(漫画:博士/原案:上野)の原案もつとめ、書籍は現在4巻まで発売されている。同漫画は2017年1月よりフジテレビ系にて本郷奏多主演で連ドラ化。

★オフィシャルブログ:「ラブホの上野の休憩中」
★Twitter:@meguro_staff

 

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