「笑っていいとも!」でおなじみ、ネガティブすぎるイケメンモデル・栗原類さんのタロット講座 実践編 第15弾。人気タロット占い師・濱口善幸さんの指導のもと、前回に続き小アルカナ「ワンド」のコート・カードについて勉強中です!!
濱口さん(おやびん)
迷える人々を導いてきた
人気タロット占い師
類くん(見習い)
ネガティブだけど
タロットには興味津々
局(つぼね)ちゃん
類くんの上達を見守る
占い案内人
前回、小アルカナのワンドのカード、10枚を勉強した類くん。今回は「ワンド」の残りの4枚のコート・カードについて勉強します!
さて、「ワンド」のコート・カード4枚についてお話していきましょうか。
(4枚のカードを並べながら)この4枚にはどういう意味がありますか?
いずれも大アルカナにつながっていく人物のカードだと考えてください。
まず「ワンドキング(King Of Wand )」は、「年上の男性」や「知恵を貸してくれる男性」を表しています。
(カードを指さし)知的な男性?つまり「法王(The Hierophant)」的なものですか?それとも「皇帝(The Emperor)」?
「法王(The Hierophant)」に近いですね?
では「ワンドキング(King Of Wand )」が逆位置で出た場合は、「愚者(The Fool)」の正位置と同じような意味になりますか?
逆位置になると(カードを逆さまにして)、「ワンド8」と近い状態になりますね。あまり意味がないカードになってしまいます。
では恋愛を占っていて、「ワンドキング(King Of Wand )」の逆位置が出た場合は、関わらないほうがいいという意味ですか?
そうですね。もしその相手と関わることになったら、自然に「自分に合わない」というふうに思うはずです。
なるほど。
類くん、実際に占う時を想像してカードの意味を考えているみたい!なんだかさまになって来ましたね。
「ワンドクイーン(Queen Of Wand )」はどんなカードに見えますか?
(カードをかざして)これがむしろ「女教皇(The High Priestess)」だと思うんですね…。ひまわりを持っていますし、女性らしい感じがします。ねずみからもじっと見られているというのは優しいイメージでしょうか?
そうそう、「母性」を表すカードです。
猫なのにねずみを襲わないでいるので、母性的な感じがします。
いいですね。「全てを受け入れてくれる女性」。人物カードの中でも重要なカードです。
これが逆位置の場合は、「女教皇(The High Priestess)」と同じで、ちょっと下品な女性ということですか?
うーん。というよりも母性がなくて「自己中心的な女性」です。
類くんの解釈に、濱口さんが「そうそう」と肯定してくれる回数が増えてきました。だんだん、カードの意味が予測できるようになったみたいです。すごいですね!
個人的に、「ワンドナイト(Knight Of Wand)」は変な感じがするんです。(カードを指差して)この猫が手に持っているのって木ですよね?木を持って馬に乗っているというのは…変わっていますよね。これは「愚者(The Fool)」ということですか?
前に「カップ」の勉強をしたとき、「ナイト(Knight)」は全て、あるカードに似ているとお話しましたが、覚えていますか?
大アルカナの「戦車(The Chariot)」に近いと仰っていましたね。
そうです。だから「ナイト(Knight)」には「移動」の意味があります。あと「ワンドナイト(Knight Of Wand)」の場合は「直感的な考えがある人」という意味にもなります。仕事の悩みを占っていてこのカードが出た場合は、「周囲にリーダー的な存在が現われたら、その人についていくと、成功する確率が高い」という意味です。
「移動」という意味を読み取る場合、「引っ越し」いう意味ではないんですよね?
そうですね…。(カードを見つめながら)例えば、類くんが今、「仕事でどういうふうにやっていこうか、悩んでいます」と相談に来ているとします。
それで、近い未来の位置に「ワンドナイト(Knight Of Wand)」が出てきた場合は、類くんを引っ張って行ってくれる男性が現れて「類くん、こうしたほうがいいよ」「こういうふうに進んだほうがいいよ」と助言してくれるというので、「その人についていってください」とアドバイスできる。そんな感じのカードです。
引っ張って行ってくれる男性…?(カードを手にとって見つめる)
「その人の選ぶ道には間違いがない」というような意味になりますね。
はい。
濱口さんがあげてくれる例はいつもわかりやすいですね。類くんも真剣にメモをとっていました。
これは「魔術師(The Magician)」のようなカードですか?
そうですね。「魔術師(The Magician)」的な感じではあるのですが、ちょっと顔が得意げでしょ(笑)?
確かに。得意げということは、むしろ「皇帝(The Emperor)」に近いカードです?
「皇帝(The Emperor)」というより、もっと若い感じです。「年下の男性」ですね。
単純に年下の男性という意味ですか?
はい。何も気にしてないような顔をしていますよね。
ということはマイペースな人?
そうそう。すごく悪いことが起きているけれど、「大丈夫、大丈夫」と言ってくれるような人です。
マイペースな年下の男性…。ちょっと変わり者っていう意味はないんですか?
それよりも、「包容力がある」ようなイメージですね。「心が広く、器の大きな人」という感じですね。「何か困ったことがあっても、なんとかなるって」と物事を捉える人なので。
砂漠にいるのに、水も持ってないけれど、「なんとかなるよ」と言えるタイプ(笑)。でも、(カードの猫を指差しながら)この子は本当になんとかなるんですよ(笑)。
空回りということではなく…?
うん、この人はやるんです。こんな砂漠のような状況でも「なんかわかんないけど、たまたまオアシス見つけちゃった!」とかいう事になるんです(笑)。
それは隠された才能ではないんですよね?
そうではなく、もともと自分を信じる事を忘れなかった人です。
なるほど。ところで、コート・カードって「ワンドクイーン(Queen Of Wand)」以外は全部男性のカードですね。
いいところに気づきましたね。占いの相談者さんというのは、女性の方が圧倒的に多いんです。だからこそ、男性のカードが多く含まれているのかな、と思います。
それで女性を表すカードが少ないんですね。
そうですね。ただ、男性が相談に来ると女性のカードが出るんですよ。
では、(カードの束から1枚取り出して)「カップ10」のような恋人のカードは男女どちらも意味するってことなんですね?
そうですね。
確かに占い好きは女性が多いですよね。類くん、さすが、いいところに気づきましたね!
では、たとえば同性愛の女性が相談者さんで、男性のカードが出て来たら、自分では気付いていないけれど、男性に縁があるということですか?
そうですね。
男性が相談に来て、男性のカードばかり出るということは、女性ではなく男性に縁がある?
そういうふうにも取れるのですが、もう一つ別の考え方もできます。男性のカードばかり出る男性の相談者さんには、「男っぽい女性が合う」ってことです。なぜかというと、その相談者さんの「心が女の子」なんです。
女々しいところがある?
そう。悪く言うと「女々しい」となってしまいますが、上手く言うと「気遣いができる人」ですね。
気遣い…ふふ(小さく笑う)。では、繊細、誠実?純粋な人ですか?
そうそう。そういう人には、ちょっと男っぽい性格の女性がぴったり合います。これも、陰と陽の仕組みから来ていて、ややこしいんですけどね。これで「ワンド」はオッケーですね。
これでもうワンドもばっちり!!使えるカードがだいぶ増えて来ましたね。
モバイルサイト
ウェブサイト
こちらもおすすめ