9月25日は牡羊座で満月になります。この時期の星回りをご紹介しましょう。
まずお知らせしたいのは、今回の満月が秋分(9月23日)のすぐ後に起こることです。秋分は自然サイクル上の大きな節目のひとつです。占星術的には来年春までの下半期が始まるタイミングでもあります。これ以降、日がますます短くなり、深まりゆく秋を感じることが多くなるでしょう。また、自然サイクルと万物の生命サイクルは互いに共鳴し合っていますから、秋分は私たちにとっても重要な節目と言えます。これを境に、あなたの体調や気分も秋モードへ移り変わっていくのかもしれません。
満月図を見てみます。牡羊座満月(天秤座太陽と牡羊座月が向かい合っている星回り)に天秤座水星が寄り添っています。これらの天体に対して山羊座土星が相克的な星回りを形成しています。
この時期、あなたの内外で、何らかの「ひと区切り」「終わり」「決着」がついた/ついていると感じることがあるのかもしれません。秋分直後の牡羊座満月であることを考え合わせると、ある「ひと区切り」「終わり」「決着」によって、自分や他者、周囲が新しい段階へと進んでいったと実感することもあるようです。あるいは、何かが「タイミングを迎えた」「機が熟した」「局面が切り替わった」のと同時に、新しい動きが生じたり、結論が出たり、今後の方針が明確になることもあるでしょう。
もうひとつお知らせします。水瓶座火星が牡羊座満月をサポートしています。この水瓶座火星は先日より牡牛座天王星と相克的な角度を作っています。この星回りは今年の5月や8月にもできたことがあり、これが最後のタイミングです。水瓶座火星と牡牛座天王星の相克的な星回りについては「意地を張るのをやめる」「ありのままを認める」「閉塞状況からの解放」などと読み解けます。
要するにこのように読み解けるのかもしれません。今回の牡羊座満月は、「新しい段階が始まっている」「新しいステージへ進んでいる」ことを確かめるメルクマーク(目印、指標)となるでしょう。この時期、秋の深まりと共に「私(あの人や周囲)の季節も次へ切り替わった」と感じる出来事が起こるのかもしれません。またこの時期の印象的な出来事は、「ひと区切り」「終わり」「落着」といった形をとる可能性があります。それは同時に、閉塞的なものからの解放やありのままを認めることを意味していたり、より自由な生き方を目指す人や本来的なあり方へ向かう人への力づけにもなり得たりするでしょう。
今回の牡羊座満月の影響を強く受けるのは、牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座です。ある出来事を通じて「何かが終わった。そして新しい何かは始まっている」と感じるでしょう。新しい季節をあなたが目指したい方向へ進んでいって下さい。
牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座は、今取り組んでいる問題に関して試行錯誤してみましょう。しかるべきタイミングを見計らったり、時間をかけてみたり、誰かの助言を参考に調整や修正をすると良いようです。
双子座、乙女座、射手座、魚座は、自分がやるべきこと、引き受ける責任を今一度考えてみましょう。宇宙はもっと少なくして欲しいようです。それらを厳選すると、あなたの余ったエネルギーを何に費やすべきかが分かってくると思います。
次回は10月9日 天秤座の新月(10月8日更新)
こちらもおすすめ