人間関係がうまくいかない、コミュニケーションが苦手…といった悩みを抱えている人は少なくないでしょう。
タレントの有村藍里さんもそんな女性の一人です。人見知りでなかなか人と打ち解けられない、という有村さんがこのたび、最高のコミュニケーションツールである「手相占い」を勉強することに!
ときに悩みを吐露しつつ、懸命に学ぶ彼女の姿には、誰もが共感してしまうはず。占いを教えてくれるのは、メンズ占い師ユニット『not for sale.』のHoshiさんです。
【第13回】運命線は薄くてもいい!その理由は?
続いては、もう一つの主要な線「運命線」について。こちらは「知能線」「感情線」「生命線」と比べて、判断するのが少し難しいそうです。その理由はいろいろな形があり、線の濃さもまちまちだから。いったいどんな線なのでしょうか?
有村藍里さん
人見知りで初対面の人と話すのが苦手。かわいいものが好きだけど、シュールなものも好き。趣味は動画観賞。
Hoshiさん
メンズ占い師ユニット『not for sale.』のメンバー。手相・算命学・九星気学などが専門。実はスイーツ男子。
運命線は仕事運を観るのに適した線
Hoshi:「知能線」「感情線」「生命線」は基本的に濃いし、誰が見ても「ここにあるな」と確認しやすいんです。でも「運命線」は薄く出る人もいるし、そもそもない人もいるため、すぐには見抜けないことも。
「私ないです。どこにあるんですか?」と言う人も結構いますよ。でも、よく見るとある場合もあります。そんな、観るのが難しい線だと思ってください。
Hoshi:「運命線」が表すのは仕事や気力です。人生の好調・不調を観ることができるし、仕事へのモチベーションや人生への姿勢も表れます。仕事運を観るのに適した線ですね。
中指に向かって伸びる線=運命線
Hoshi:はじめに覚えておいてほしいのは「運命線」の定義です。「運命線」は手首側がスタートで指側がゴール。必ず中指に向かって下から上に伸びます。
始まる位置はどこでもいいので、中指の方向に伸びている線を見つけたら「これが運命線だ」と思ってください。
Hoshi:小指側の「月丘」から始まる場合もあれば、「中央」から始まる場合もあるし、「金星丘」からのパターン、「生命線」からのパターンもありますが、とにかくどの線も全て中指に向かっています。
ちなみに長さも人によってまちまちで、短い人もいます。上のほうにだけ出ている人もいますよ。
月丘から始まる
中央から始まる
金星丘から始まる
生命線から始まる
Hoshi:有村さんの「運命線」はどこからスタートしていますか?右手はだいたい「中央」から出ていますね。左手は少し小指側…「月丘」から出ているかな。
【始点】の基本的な覚え方として伝えておきたいのは、小指側からスタートすればするほど、他人の影響を受けやすくなるということ。反対に、親指側に寄れば寄るほど親族の影響を受けやすくなります。家族、特に親の影響が大きいですね。
有村:小指側が他人の影響で、親指側が親の影響?
Hoshi:ええ。例えば「月丘」から始まる人がいたら、こんなふうに読み解くことができます。
“あなたは他人の支援によって成功をつかむ人ですね。芸能人などの人気商売には向いています。別名「人気線」とも呼ばれ、異性との縁も強まる線だし、芸術家としての才能を持つ可能性もありますよ”なんてね。
有村さんの場合、左手のほうは少しその傾向が見られます。左手がそういう手相であるということは、右手は現状、左手はポテンシャルを表すので、将来的にそうなる運を持っていると言えます。
有村:へぇ~。
Hoshi:ただ、「運命線」がこの「月丘」から伸びる人は、必ずしも人付き合いが上手いってわけではないんです。人気線を持ってはいるけれど、性格的に人と関わるのが嫌だな、ということもあって、その場合は運を上手く発揮しきれないこともあります。
有村:なんだか当たってますね…(笑)。
Hoshi:あと、こういう線の人は、人から「これをやってみたら?」「こんなのが向いてるんじゃない?」と言われて従い、結果的にいい方向に行ったりするのですが、それが本人のやりたいことかどうかは別なんです。
本人としては「あまり興味ないな」と思う場合もあるのですが、試したらすごく上手くいく場合も。なので、こういう線を持っている人にとって、他人の意見を聞くことはとても大事です。だまされたと思って他人の意見に乗っかってみるのもいいかもしれません。
ただ、人の後押しを得ると成功しやすいのですが、自我を押し通そうとすると上手くいきづらいという難点もあります。
有村:わかりました。
Hoshi:「運命線」で一番多いのは「中央」から始まるパターンです。有村さんの右手もそうですね。この線を持つ人は、自らの力で道を切り拓いていく人。独立独歩で忍耐力と努力の精神が備わっています。
もちろん人に助けられることがないわけではないけれど、「月丘」に比べるとその傾向は強くありません。
Hoshi:「金星丘」は、「運命線」が「生命線」の中に入っているパターン。少ないけれど稀にいます。
この人は親族や身内の援助によって運勢が切り拓かれるタイプ。異性に対する愛情が強く、不倫のような危険な恋に踏み込んでしまうこともあります。
こういう人は、親の仕事の跡継ぎをすると上手くいきやすいし、親や身内に相談するのにも向いています。
Hoshi:もうひとつは「生命線」上から出るパターン。こういう人は努力家で、本人の頑張りによって成功をつかみます。どんな困難も諦めることなく乗り越えることができるんです。
ただし、一歩ずつ前進していくので、成功までに時間がかかるでしょう。だから職人や専門職など、長い時間をかけて深めていくような仕事が向いています。このタイプの人は焦りは禁物ですね。
有村:ええと…小指側は他人の影響を受け、親指側は家族の影響を受け、中央は自分で頑張るんですね?
Hoshi:そうです。それを覚えると、その人がどんな仕事運を持っているか、どういう縁があり、どのように働くと成功しやすいかがわかります。
運命線が薄いといい奥さんになれる?
Hoshi:「運命線」は他の線以上に、【濃さ】が重要です。というのは「運命線」は人によって【濃さ】もバラバラだから。また、「知能線」や「生命線」の場合は基本的に濃いほうがいいのですが、「運命線」は必ずしもそうとは言えません。
有村さんの場合は【濃さ】は普通くらいですね。標準ですが、左のほうが濃いかな?
有村:そうですね。
Hoshi:濃い場合は気力が強く、リーダー的ポジションにつきやすいタイプ。家庭よりも外に出ることで力を発揮します。運命線は濃くなればなるほど、気力やその人の仕事のエネルギーも強いんです。
薄い人はその反対で、周囲の人の影響を受けやすく、決断力にも欠けがち。サポート的な役割を果たすのに向いています。だから「運命線」が薄い人は事務職や秘書的な仕事、裏方として表に出る人を支えるような仕事をするといいでしょう。
女性なら、仕事よりも家庭を守るのに向いています。逆に線が濃いと、自分が家庭の主役になろうとしてしまうので、いい奥さんになりたい人だったら薄いほうがいいと言えます。
Hoshi:それから「運命線」は状況によって変わる線なので、【濃さ】がどんどん変わっていきます。
10代とか20代前半など、若い人はたいてい薄いんです。芸能界のような特殊な業界で働いていたら、早くから濃くなる場合もありますが、普通の学生さんはだいたい薄いですね。なぜなら仕事をしていないわけですから。
なので、薄いからダメと判断する必要はありません。その人の置かれた環境や状況を聞いたうえで「それなら濃いほうがいい」「あなたの場合は薄くていい」と判断するのが重要になってきます。
有村:年齢によって変わっていくんですね。面白い。
Hoshi:年齢と言えば、「運命線」にもだいたいの年齢があります。簡単に説明すると「知能線」との交点がだいたい35歳、感情線との交点がおおよそ55歳になります。
Hoshi:その「運命線」の濃い時期が特にモチベーションの高い時期だったり、一番仕事運のあるピークだったり。エネルギーが一番強い時期になります。
女性にはよく、「知能線」くらいまでは線があって、その後は急になくなる人がいるのですが、こういう人は家庭に入ったり、仕事を続けても家庭を優先したりする可能性がある、という意味があります。
運命線が2本ある人は副業すると◎
Hoshi:最後に「運命線」の【形】を見ていきましょう。「運命線」の形は結構大事です。形というのは「しっかりしている」「キレギレになっている」「運命線が2本以上」の3種類です。
しっかりしている
キレギレになっている
運命線が2本以上
Hoshi:「運命線」ってわかりやすく考えると、人生の道なんです。手首側から中指側のゴールに向け、人生の道がグーッと走っています。その道がしっかりしていれば、自分の信じた方向へと進んでいくことができます。
Hoshi:「キレギレ」の場合は道がいろいろあって、あっちへ行ったりこっちへ行ったりするので、人生が変化しやすいということ。言い方を変えると、変化しながら成長していく人ですね。
例えば芸能人なら、こういう線があった場合、最初は女優として活躍し、歌も歌い、お店も開いた、なんてふうに変わっていく可能性があります。
一般の人で言えば、転職を繰り返すかもしれません。すごく迷いやすいタイプですが、生きていくうえでそれが必要な人だとも言えます。
Hoshi:「運命線が2本以上」ある場合は、2本の道が同時にある、つまり2つの人生、2つの仕事という意味です。本職を頑張りつつ副業をやるとかね。
ただし、2本の線が両方とも薄かったら、どちらも中途半端になります。2本ともしっかりした線なら本業・副業が成り立つわけです。
有村:なるほど~。
Hoshi:というわけで「運命線」は【濃さ】も重要です。その人は人生の道が何本もあるのか、しっかりした線が1本あるのか。それによって人生が決まってきます。
何度も言うように「運命線」は人によってまちまちだし、線自体がない人もいるから最初はわかりづらいかもしれません。でも、ないと思っても、ちゃんと見るとある場合も多いので、ぜひ探してあげてくださいね。
※毎週金曜日更新
プロフィール
有村藍里
1990.08.18生まれ
元引きこもりのアイドル・タレント。芸能活動を通して人見知りな性格の改善をもくろみ中。妹は女優の有村架純。趣味はYOUTUBE鑑賞・世界の気温を調べること。そして特技は手相を見ること…と言えるように勉強中!
実 績
【写真集】
・1st写真集「 i 」(講談社)2017
【テレビ出演】
・金曜☆ロンドンハーツ(テレビ朝日)
・踊る!さんま御殿(日本テレビ)
・ダウンタウンDX(読売テレビ)
・ホンマでっか!?TV(CX)
・ナカイの窓(日本テレビ)