斜め上ゆく妄想力で世の中を斬るコラムニスト・辛酸なめ子さんと共に噂のサイキックカウンセラー・ウィリアムレーネンさんに、いろいろ聞いてみようというこの企画。
前回は、一方的に批判や上から目線なアドバイスをしてくる人への対処法についてお話を伺いました。必要のない意見には、はっきりNOと伝えること。それでもダメなら、その関係をやめる勇気を持つべきという意見が心に突き刺さります…。
“やめる”って、簡単なようでなかなか難しいもの。今回は“やめる”ことについて、世間をにぎわせたニュースにも触れつつレーネンさんの見解をご紹介していきます。
安室奈美恵さんの引退…その意味は?
レーネンさんは、常人には見えないオーラが見えるそう。写真を目にしただけで、相手の本性を見抜く能力を持っていると言います。
直接会えない有名人の人となりや心根もわかってしまう!?ということで、9月16日に引退した安室奈美恵さんの写真を見てもらいました。
レーネン:(安室さんの写真を見て)この方が引退を決めたのは、とてもいい決断だったと言えます。人気が陰っていく前のこのタイミングでやめると判断できてよかった。彼女は直感的にやめようと考えたんだと思います。
なめ子:自分でやめ時を決めるのは難しそうです。
レーネン:ホイットニー・ヒューストンを覚えているでしょうか?彼女はポジティブな判断ができず、世界的スターへと上り詰めた後、転落していきました。そのため、亡くなった今でも悪く言う人たちがいます。
人気絶頂のときにやめることで、人々の心に美しい記憶として残る存在となるのです。きれいな思い出だけを残すのは、本人にとってもファンにとっても大事なことです。
その点、安室さんはご自身のみならず、世間の人々から見てもポジティブな選択をされました。
彼女があなたに何をもたらしたかを想像してみてください。みなさんの青春時代を輝かせてくれたことを思い出すでしょう?
なめ子:確かに、オーラを失くした安室ちゃんの姿を見たら、ファンはもちろん、歳が近い私たちも老けたような気持ちになりそうです。
レーネンさんによると、人の記憶にポジティブな印象を残してお別れをすることで関わった人々をその記憶で励ましたり癒したりすることができるのだそうです。私たちも“やめる”決意をしたら立ち去り方にも気をつけなければいけませんね。
そして、もう一人、安室ちゃんと同時期にヒット曲を連発した、音楽プロデューサーの小室哲哉さんも今年引退を発表しました。彼についてもレーネンさんの意見を伺ってみましょう。
レーネン:(小室さんの写真を見て)この方は、根はいい人だと思います。誤解され続けて疲れたのでしょう。世間に騒がれる状況が続くならば、芸能界をやめたほうが楽だと考えたのではないでしょうか。
なめ子:一時期は不倫騒動でかなり騒がれていましたからね…。
レーネン:彼は女性とのつながり・交流を持ちたかったのだと思います。性的なものは人間誰もが必要とすることです。奥さんとの間に性的な関係がなかったのであれば、二人の事情を知らない私たちが、小室さんだけを批判することはできないでしょう。
なめ子:小室さんは昔から恋愛の話題が尽きない方ですね。
レーネン:特に彼は性的エネルギーが強い人のようですね。だからこそ、女性に支配されやすいのでしょう。
悪口や誹謗中傷にも意味がある!?
ここまでテレビ・ネットなどのメディアに溢れる悪口や誹謗中傷、身近にいる嫌いな人との付き合い方など、ネガティブな面にフォーカスを当ててきました。レーネンさんによると、人の気持ちを落ち込ませるこのような側面も、なくてはならないものなのだそうです。その理由は?
なめ子:海外セレブの話ですが、テイラー・スィフトとケイティ・ペリーは、仲が悪いことで有名ですね。どうして二人はケンカばかりしているのですか?(インタビューのあとしばらくして和解が報じられましたが……)
レーネン:私の見解では、二人は楽しんでいるんです。魂レベルではとてもいい間柄なのですから。二人の姿を見ている他の人たちの心の成長を促すために、二人は無意識で戦っているだけなのです。
なめ子:他の人に見せるためというのは…?
レーネン:宇宙にはネガティブな面もポジティブな面も存在しています。二人のセレブが醜く争う姿を見た人は、自分はこんな諍いを起こさないようにしようと考えるでしょう。彼女たちのケンカはそんな風に他の人の役に立っているのです。
それだけではありません。どんな問題でも、多くの人たちの成長を促す役目を持っています。
人の批難ばかり繰り返しているようなテレビの情報番組であっても、それは私たちが生きる世界にとって必要不可欠なこと。彼らは私たちに「他人を批難しかできないのは、いかに虚しいか」ということを教えてくれるのですから。
レーネンさんのコメントを伺い、ニュースの表面的な部分ばかり見ていたことに気づきました。引退は淋しい、不倫は悪い、いさかいは良くない、など……。どんなことにもポジティブとネガティブ両面があって、学びを得ることができるんですね。
テイラーとケイティの話は、本当は二人は魂レベルで仲が良いと聞いたあとに、ケイティから手紙を送って二人が和解したというニュースが出て、鳥肌が立ちました。二人とも世界的なスターなので、高次元で約束していたのかもしれませんね。そのあと今度は金正恩が核兵器を廃止するという意思を表明したり、険悪だった関係がどこも少しずつ良いほうに向かっているのを感じました。ともかくセレブ二人の和解で、世界平和に一歩近づいた気がします。
よもやま スピ話
インタビューの間も、レーネンさんからバンバン飛び出るスピリチュアルな話題。その中でも印象的なものをご紹介していきます。
◎オーラの話
会話の最中も相手のオーラを見ながらお話をしているというレーネンさん。話を聞いていた編集部スタッフのオーラも見えていたようで……
レーネン:こうやって話をしていると、オーラの反応がとてもおもしろいです。
(編集部スタッフに対して)あなたは質問にあふれたオーラを持っていますね。いろいろなことを疑問に思うタイプの方で、どんどん質問をしていく感じですね。
確かに彼女、この日のためにレーネンさんについてたくさんのことを調べてきたので、質問にあふれていたはずです。
また、もう一人の編集部スタッフにも……
レーネン:私は5月生まれなのですが、5月生まれはオーラが全然変化しない人がいるんですよ。堅い人。だからそんな人にはショックを与えてみると反応が出たりして、おもしろいです。
突然レーネンさんご自身のことを話してくれましたが、彼女も5月生まれ。これは偶然?それとも誕生月までバレたのでしょうか?
思い込みと言われればそれまでですが、見えていたからこそレーネンさんは誕生月を話題にしたのではないかと考えずにはいられません。
>>次回へ続く…