人間関係について【石井ゆかりの星の相談室】vol.7

あいさん

きちんと勉強して資格を取られ、長いこと頑張っていらっしゃったのですね。とても立派だと思います。

あいさんのホロスコープには、高い知性と深い心に恵まれた、とても素敵な人柄があらわれています。あいさんのホロスコープには、「水」と「火」の要素が多い一方、風の要素が少なくなっています。
これは、いわゆる「空気を読む」ことができにくい方に多い配置です。コミュニケーションに悩まれているということですが、人にペースを合わせたり、うまく車間距離をとったりすることが苦手でいらっしゃるということは、このことだけでも十分、想像できる感じがします。太陽と水星がとても近くに位置していて、この２星に天王星と火星という２つの星が、90度を形成しています。この形は、かなりパワフルで、際立った個性を感じさせます。集団の中に「溶け込む」ことは、かなりきついかもしれません。むしろ、自分のペースで、独立してやっていく方が向いている、という感じがします。一般には「組織に属している方がラク」と言われるわけですが、あいさんはむしろ、個人であったり、小さなユニークな集団であったりするほうが、持ち味が出しやすいのではないかと思います。

ユーモアのセンスに恵まれ、とても面白い感性をお持ちのあいさんは、集団に溶け込むことは苦手でも、一対一の関係を楽しむことはむしろ、お上手なのではないかと思います。一対一で関わるという意味では、あいさんは「人に恵まれる」所のある方です。

さらに、母国語を異にする相手など、そもそもコミュニケーションのとりにくい相手とであれば、むしろ、スムーズに「わかりあえる」ようなところもあるかもしれません。

他者に対する深い関心を持っていらっしゃる方なので、「自分一人だけの殻に閉じこもる」ということにはならないと思います。
むしろ、一人一人と向き合いながら、自分を表現し、世界を冒険していくような生き方を目指すと、心が充たされる感じがあるのではないかと思います。絵がお好きだということですが、たとえばイラストレーターのような職業は、これも一つの発信であり、コミュニケーションです。
あいさんの「社会的立場」や「キャリア」を象徴する場所には、双子座が位置していますが、これは、あいさんが社会において、何らかの形で他者と通信し、交流していくことを担う、ということを示しています。これは、集団の中で「うまくやっていく」ようなことではなく、もっと積極的に「伝えたいことがあって、それを伝える」ということを意味しているのではないかという気がします。あいさんのホロスコープにある牡牛座の月は、すぐれた五感を象徴しており、これが9室にあって、あいさんの何らかの専門性の根本となることを暗示しています。子供の頃に好きだったことが大人になって自分の専門分野となる、ということは、この形によく重なる感じがします。

今年、2013年という年の夏頃までの中で、あいさんの社会的な立場が大きく前進し発展する時期となっています。
この間に、新しい道に踏み込まれる可能性も少なくないと思います。勉強しなければならないことはたくさんあると思いますが、一足飛びにではなく、コツコツと積み重ねて行くうちに、いつのまにかいろいろなことが「できるようになっている」はずです。

もし、未来が全く見えない、と感じたら、ちょっと旅行に出てみるのもいいかもしれません。
あいさんにとって、見知らぬ場所や未知の場所は、あいさん自身の「未来」に直結しているような気配があります。安定や安心を求める心と、「思い切って挑戦してみたい」気持ちとの両方を持っているあいさんですから、葛藤もあるかもしれませんが、「今だ！」と直観できたときはきっと、自分にふさわしい道に飛び込んで行かれるはずです。看護師になり、きちんと今の立場を得られたのですから、「目標に向かって努力して、それを成し遂げる」力があることはすでに、充分以上に証明されています。挑戦を単なる夢で終わらせない力がおありなのです。持って生まれた、きらめくようなシャープな個性を、大切になさっていただきたいと思いました。

あいさんの未来にたくさんの幸運があることを祈っています！

石井ゆかり