「笑っていいとも!」でおなじみ、ネガティブすぎるイケメンモデル・栗原類さんのタロット講座 実践編 第7弾。人気タロット占い師・濱口善幸さんの指導のもと、類くんが“未来占い”を使って女性の仕事のお悩みを占います。
濱口さん(おやびん)
迷える人々を導いてきた
人気タロット占い師
類くん(見習い)
ネガティブだけど
タロットには興味津々
局(つぼね)ちゃん
類くんの上達を見守る
占い案内人
習ったばかりの“未来占い”にチャレンジします。“人型占い”では、お仕事の悩みを占うのはお手のもの! という感じでしたが、今回はどんな結果になるのでしょうか?
(カードを混ぜながら)お悩みはどんなことですか?
このところ仕事が忙しくて結構テンパっているので…この状況がいつまで続くのか、ということを占っていただけたらと思います。
つまり、いつになったら今より仕事が落ち着いて、少し気持ちを楽にできるか、ということですか?
そうですね。
わかりました。
「未来占い」スプレッド
右から今月、来月、3ヵ月目、4ヵ月目、5ヵ月目、6ヵ月目の未来を表します。
あなたも未来占いを体験してみませんか!?
濱口善幸のタロット占い
「いつ結婚できる?」「金運があがる時期は?」
濱口善幸があなたの未来を占います。
(類くんに)「今、どういうお仕事をされてるんですか?」って聞きながら混ぜるといいですよ。
(ひそひそ声で)そういうの、聞いちゃって大丈夫なんですか?
大丈夫です。
スタジオ アルタの楽屋で特訓中
では、今のお仕事を教えていただけますか?
いろいろなプロジェクトの企画や運営をしています。自分自身でやっている仕事もあるし、後輩が担当するプロジェクトの立ち上げに携わったり、そのメンバーの仕事をチェックしたりもしているような状況ですね。最近は次々に新規事業が始まっているので、ありがたいことに新しい仕事が増えてきていて、そういったものに関わらせてもらっています。
それでは、いつになったらその忙しさが一段落して、少し落ち着いた気持ちになれるような日が来るのか、ということを占えばよろしいですか?
お願いします。
ではお願いします。
(カードをきった後、テーブルにスライドさせようとして)ああ、やっぱり難しい…。
(手伝って)まあ、すぐに慣れますよ!
だと良いのですが…。(カードを6枚選んで並べる)
類くんのカード ~Eさんの相談編
今月:世界(The World) の逆位置
来月:運命の輪(The Wheel of Fortune)の正位置
3ヵ月目:月(The Moon)の正位置
4ヵ月目:塔(The Tower)の逆位置
5ヵ月目:女教皇(The High Priestess)の正位置
6ヵ月目:法王(The Hierophant)の逆位置
各カードの説明は>>こちら
あなたも未来占いを体験してみませんか!?
濱口善幸のタロット占い
「いつ結婚できる?」「金運があがる時期は?」
濱口善幸があなたの未来を占います。
うーん…。(カードを前にしばし考え込む)
“今月(最も右)のカード” は、「人型占い」のときの“現状”と同じ意味なので、現状から話すと占いやすいと思いますよ。
はい。
まず“現状”を見ると、今の段階では仕事が落ち着く日は来ないということを表しています。この「世界(The World)」はタロットで一番良いカードと言われていて、これが正位置だったら、今回のお悩みの場合、すぐに仕事が落ち着くという意味になりますが、逆位置なので、今月中はまずそれは無いと考えたほうがよさそうです。
けれど、来月は年末だからか少し状況が良くなるみたいですね。「運命の輪(The Wheel of Fortune)」が正位置で出ているので、12月は少し仕事が落ち着く可能性が上がるかもしれません。
本当ですか!?
そして、3ヵ月目は「月(The Moon)」のカードが正位置で出ています。カードに描かれている水は今の自分自身を表していると思うので…11月の時点で、今後も忙しい日が続くのか、少しは落ち着くのかっていうことが自分でわかるかもしれません。
4番目の2月は「塔(The Tower)」の逆位置ですね。このカードは、正位置だとすごく良くないことが起こるという意味なのですが、今回は逆位置なので、それほどではなさそうです。でも、より大きなプロジェクトが始まるなどして、また忙しくなる可能性があります。
濱口さん、5枚目のカードは「女教皇(The High Priestess)」でしたっけ?
そうです、そうです。
解釈はスラスラ出てくるけれど、たまに心配になると濱口さんを振り返って質問する類くん。そんなお2人の姿を見ると、なんとなくほっこりした気持ちになります。
ちなみに、この勉強会は11月に行われたので、占っているのは11月から4月までの6ヵ月間です。
3月の「女教皇(The High Priestess)」の正位置は…この左右にある柱が、何かしら自分の存在を表していると思うんです。女教皇が真ん中の椅子に座っていて、2つの柱が自分の存在を表している…。なので、仕事における自分の存在や立場を、周りの人にわかってもらえるとか、そういう感じのことが起こると思います。
(濱口さんに)この6枚目のカードは「女帝(The Empressess)」ですか?
これは「法王(The Hierophant)」ですね。
「法王(The Hierophant)」でした…すみません。
「法王(The Hierophant)」が逆位置の場合は、何か重要なものを遠ざけてしまうようなイメージがあります。今回の場合は仕事が落ち着くかどうかという占いなので、4月はたぶん、まだ落ち着かないみたいです。
3月に「女教皇(The High Priestess)」の正位置が出て、周りの方から仕事におけるあなたの存在を理解されるけれど、その影響で4月からはある意味試されるというか。また新しい試練が待っている、ということかもしれません。
つまり、ずっと忙しいんですね(笑)?
そうみたいですね(笑)。ということは?
ということは…ええと。今後、仕事が落ち着くかどうかということは、やっぱり今月、来月ぐらいの時点で自分で察知できると思います。
そして、3月から自分の立場が周りの人に理解されるようになり、仕事が落ち着く可能性がどんどん高まってきます。でも、4月からはまた新しい重要な仕事が入るかもしれないので、気をゆるめないで仕事を優先したほうが良さそうです。
なるほどー。
年末からどんどん良い方向に向かっていって、「運命の輪(The Wheel of Fortune)」と「月(The Moon)」の2枚が結びついた後、2月に何か大きな変化が起こる。そして、3月に理解される、ということみたいです。
(Eさんに)そこで類くんに「注意しておくことは?」って質問してみてください。
はい。何か注意することはありますか?
注意しておくことは…12月と1月と3月は良いカードが出ているけれど、むしろそこを気をつけたほうがいい気がします。良いことがあったとしてもそれに甘んじないで、その後に何か、代償ではないですが…責任感を持つことが重要になってくる場面とか、何かがあるのかもしれません。
自分が周りの人から必要とされているということをよく理解して、一つ一つの仕事をしていくと良さそうです。
こんなこと、僕なんかが言うのもアレですけれど…自分の立場をわきまえて、周りの人たちと協力していけば、どんどん良い状況に向かっていくと思います。
あと、もしかしたら、2月にいろいろなことに気をつけて慎重にやっていったら、3月にはとても良い方向に行くかもしれません。
2月に一番気をつけるといいんですか?
たとえ12月、1月が良い状況だったとしても、2月は気を抜かないほうがいいと思います。
わかりました。
解釈の内容は類くんがお話したことでいいと思うのですが、今みたいに最後にアドバイスをしてあげると占いとしてまとまりが出るので、相手の方から「注意することは何ですか?」と聞かれたのを前提として、最後に伝えるといいですよ。
はい。自分から「何か気になるところはありますか?」って聞いてもいいんですか?
それでもいいし、或いは相手が聞いてこなくても、類くんのほうから「注意しておくべきことはここですよ」と言ってあげてもいいですね。
カードの解釈をした後に、「ここを注意しておくといい」と言うんですね?
そうです。最後に「注意しておくことは何かありますか?」と聞かれたとき、「これから気をつけなければいけないことはこれですよ」「注意しておくべきことはこれですよ」というふうに説明してあげられると、占いとして、よりいい感じになるんじゃないかと思います。
確かに、最後に「注意すべきこと」を丁寧に教えてくれたら、類くんに占ってもらって本当によかったなぁと思えそうですよね。
3月に試練があるということは、それからまた多忙になるってことですか(笑)?
その先の未来も見てみましょうか?
大丈夫です。ちょっと怖いので(笑)。
結論から言うと、今月から先6ヵ月は、ずっとバタバタしてるってことですよね?
そうですね…。でも頑張り続ければ、3月以降は落ち着くかもしれません。
ここで一つ、ちょっと難しいテクニックをお教えしますね。相談者にお話するとき、一回落としてから上げるというやり方です。
一回落としてから上げる?
要するに、今回の場合だったら、「残念ながら仕事が落ち着くことは無いですよ。でもその分、仕事ですごく期待されるので、これからもっと良い仕事をしていけますよ!」というふうに。相手の気持ちを一回落としてから、バーッと上げるという方法です。
なるほど。恋愛のお悩みの場合だったら、「今は恋はできないけれど、その代わりに…」とか、相手が欲しがっている答えをあえて却下するんですね?
そうですね。質問についての回答という意味では落とすけれど、なぜそうなっているのか、と理由を伝えたり、その後に、それは仕事で期待されていることでもあるので、と励ましたりするんです。
うわー。また新しいことを学べました!
あはは。
これはテクニックとしても重要だし、尚且つテレビでやると面白く見えるやり方でもあると思います。あんまりパッと終わらせてしまうと、タレントさんがリアクションしにくいかもしれないですからね。
わかりました。頑張ります!
ただ、タロットはあくまで占いであって、相手のことを傷つける目的のものではないので、一回落としても、絶対にその後でちゃんとフォローしたり、相手が今後、良い方向に進んでいくための方法を見つけておいて、それを伝えてあげてくださいね。
今回だったら、「しばらく仕事が落ち着くことは無いです」とはっきり言ったうえで…。
「でも、仕事のほうで期待されます」。
そう。「3月、4月ぐらいから、またどんどん期待されていくので」という感じでね。
ああ、そうですか。うれしい…な(笑)。
今後占いをしていくうえで難しいのは、相談者が、どうしても仕事が落ち着くことだとか、今すぐ恋人を作ることだとかにこだわっている場合ですね。その人の考え方を変えるのは本職の占い師でもなかなか難しいことですから。
その人の意見を尊重しつつ、こうなんですよ、と説明しなければいけないからですか?
そうなんです。でも今はとりあえず、カードから読み取ったことをポンと言ってしまって、「この月はこういうことがあって仕事がうまいこといくので」などと伝えるだけで大丈夫です。
はい。ありがとうございます。(Eさんに)あ、お仕事頑張ってください!
頑張ります(笑)。ありがとうございました。
たとえ占いで悪い結果が出ても、上手にフォローやアドバイスができれば相談者も良い気持ちで帰れそうですね。そのことが理解できたので、もうどんなに手ごわいお悩みが来ても大丈夫…かな?
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