「彼に嫌われた」は勘違い?そう感じやすい理由2つと不安を取り去る秘訣

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主人公ベルと野獣の王子は、最初から心惹かれあったわけではありません。初めはむしろ、一緒に食事するのも困難なほど二人の心は離れきっていました。

やがて狼に襲われたベルを助けようとして野獣がケガを負い、そんな野獣をベルは懸命に看病します。
そうしてだんだんとお互いの人間性を理解しあい、二人の間に愛が築かれていくのです。

なぜ臆病になるのか

好きな相手がむっつりしていたり、おざなりな態度をとったりすると、「嫌われているんじゃないか」と不安になりますよね。
ベルのように気にしないでいられたらいいのですが、なかなかそこまでタフにはなれません。
とはいえ、「嫌われている」と思い込みすぎるのも問題です。

特に相手が何をしたわけでもないのに、なんとなく「嫌われているんじゃないか」と不安になっていませんか?
どうしてこんなに臆病になるのか、自分のことながら不思議に思っている人もいるでしょう。
理由がないのに「嫌われている」という疑念に縛られてしまう、そんな人にありがちな原因を2つご紹介します。

【1】経験による一人相撲

例えば、過去に冷たい態度をとられて、相手に対して距離を感じたことがあるのでは?
たまたま虫の居所が悪かったとかで実際は違うとわかれば、「距離感」は「勘違い」として記憶から消えていきます。

でも誤解と知ることなく時間が過ぎると、「嫌われた経験」として蓄積されてしまうんですね。
このような「経験」は、同じような素振りを感知するたびに
「また冷たい対応をされているのではないか」
「実は嫌われているのではないか」
という疑いを生み出します。

相手を見ているようで、実は自分の過去を見て勝手にそう判断しているにすぎないのです。

【2】無価値観からくる妄想

自分に自信を持てない人は、自身を好意的に捉えることができません。
そのため、他者も自分を否定的に捉えるだろうという思い込みに縛られてしまいがち。思い込みに縛られている間、常に受身で接し、自ら相手に踏み込んでいくことをしません。

これは不用意に傷つきたくないという思いが、行動にブレーキをかけるせいです。逆の言い方をすれば、自分を守るあまりに自分から距離を置いているんですね。

大切なのは小さな勇気の積み重ね

いずれの場合もいえるのは、「相手と向き合えていない」ということです。
本当に嫌われているのかどうか、いくら頭で考えても彼の本音は見えてきません。
結果的に傷つくことになろうとも、ぶつかってみなければ本当のところはわからないし、親しくなることもできないのです。

自分についての情報を言語を介してありのまま相手に伝えることを、「自己開示」といいます。自己開示には段階があり、最初はお互いに興味があるものや関心があるものを共有します。
次に生活習慣や環境といった身近な話題へ、そしてだんだんと内面に触れる内容へと移行します。

大切なのは、常に相手に対して敬意と思いやりを持って接すること。
そして二人の共感ポイントを大切にし、相手のこだわりを尊重することです。
「自己開示」を通して伝わる「手ごたえ」が、結果的に「嫌われているかもしれない」という疑念を消してくれでしょう。

まとめ

嫌われているかもしれないという疑念を払拭する方法、ご理解いただけましたでしょうか。

相手の懐に飛び込むのは恐い。でも、自分のことはわかってもらいたい。これはただの「甘え」です。
人生はそんな都合よくいきません。

相手とわかりあうより傷つく自分を守っていたいなら、何もしないでいたらいい。その代わり、進展するのも諦めることです。

相手と本気で仲良くなりたいと思うなら、自ら心を開く勇気を持ちましょう。
恐さを乗り越えた先に、大きな進展の可能性が待っているかもしれません。

ライタープロフィール

黒木蜜
一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
黒木 蜜~中今の詩~


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