2014.01.16

結婚できれば幸せ?人気ライター・雨宮まみが考える幸せのカタチ~映画『パリ、ただよう花』トークイベント【恋占ニュース】

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女の幸せって何だと思いますか?
何人もの男性にモテれば幸せ?今この瞬間、誰かに愛されていると感じられれば幸せ?それとも、大好きな人に選ばれ、永遠の愛を誓うことができたら幸せ?

特に不幸なわけではないけれど、幸福でもない。幸せになれる気もしない。そんなふうに感じては幸せの在り方について考え込んでしまう、という人は少なくないのではないでしょうか。

幸せなのに幸せじゃない女性像

現在、東京・渋谷のUPLINKで公開中の映画『パリ、ただよう花』の主人公で中国人の花(ホア)は、北京でも留学先のパリでも多くの男性からアプローチされるモテモテの女性。
通訳もでき、北京に戻れば大学で教職に就けるほどのエリートという恵まれた地位にありながら、常に物憂げな表情をしています。

実際は何でも持っていて、傍から見たらそれなりに幸せそうな人生なのに、決して満ち足りた顔をすることはありません。いつも自分で自分をもてあまし、虚ろな目で「ここではないどこか」にある“幸せ”や“ときめき”を探しているらしい彼女。

そんなホアをめぐる物語を背景に、1月13日の夜、弊サイトcocoloni PROLOでもお馴染みの人気ライター・雨宮まみさんが、愛やセックス、結婚について本音で語るトークイベントが行われました。

雨宮まみさんトークイベントレポート

この作品を大好きだと言う女性も多い一方、「ホアに共感できない」と述べる女性もいる、という司会者の言葉を受け、

「ホアのような(恋多き)女性って、そんなに特殊ではなくてあり得そうだから、身近にこんな女の人がいたら嫌だな、自分の友達にはいてほしくないと感じるんじゃないでしょうか。
ホアが別の女性から『誰とでも寝る女』と罵倒されるシーンがありますが、あれが、一般的な女性が抱く感想なのかもしれませんね。平和に生きている私たちの日常を脅かす存在としてのホアが見えてしまうから」

と話す雨宮さん。
ホア自身はそんな同性の目を意識することなく、また自分の評判や社会的地位を気にすることもなく、パリの路上で出会った建設工の男マチューとセックスを重ねていきます。どんなに求められても笑顔は見せず、無気力な表情のまま、流されるように生きる彼女。

「でも、ホアの周りの男性は、てんてこ舞いだけど幸せだと思います。マチューなんか滅茶苦茶振り回されてるけど、たぶん『今、俺、最高に恋してる』っていう充実感がある。俺をこんなに狂わせたのは君だよと思って、すごく盛り上がり、たぶんその感情がホアにも伝染して、お互いに熱病のような時期を過ごせたんじゃないかという感じがします」

エリートの女性ホアと、学がなく、品性も感じられないマチューは一般論で考えたら全く釣り合わないカップル。
倦怠感を忘れさせる一瞬のときめきが欲しいホアと、子犬のように彼女の愛を求めるマチューの関係に未来がないことは、誰の目にも明らかです。
とはいえ、北京に戻って裕福な中国人の元カレに求婚されても、ホアが幸せを感じることはありません。雨宮さんいわく

「普通だったらそこでハッピーエンドになるのかもしれないけど、求婚された瞬間の絶望感というか。ああ、ここで私の人生が終わる、みたいな感じしかしなくて…。
自分なりに愛が欲しいと思ってはいるんでしょうけど、彼女の場合、それは安定っていうものとはつながらない。元カレとの結婚が順当な幸せだっていうのはわかっているはずなんだけど、彼にはときめかないんですよね」

「止まってしまうことがつまらないんでしょうね。彼女、結婚しても不倫しそう」という意見には妙に納得してしまいました。
ホアみたいにおとなしく見えて、実は常に泳ぎ続けていないと死んでしまう魚のような女性って、現実にも結構いそうだし。

後半はお客さんとの質疑応答をメインとしたトークが展開。

・冷めているように見えるホアが、セックスの最中に発した「どうしよう、愛してる」という台詞にはどんな意味が?

・ホアは全然幸せそうに見えないけれど、その価値観が変わることはある?

などの質問に回答するうちに「ホアは小さな死を繰り返している」「恋愛がどんなに盛り上がっても、頂点は必ず終わる」なんて名言(?)も飛び出しました。

また、「実は昔、恋愛の相手としては見られないけど、結婚相手としては見られると言ってフラれたことがあります。真面目な男性と付き合ったらどこがつまらないんですか?」という男性からの人生相談にも回答。

「男女共に、自分のことを振り回すような相手に惹かれる傾向にあるんですよね。で、男性に振り回されてつらい思いをした女性は、へとへとに疲れた時にもうこんな思いはしたくない。誠実で浮気しない人と安心できる恋愛がしたいと心の底から思うんですよ。その時、タイミングよくそういう男性が現れればバッチリです。でも恋愛で傷ついたことのない女性には、その良さはわかりません。
(質問者さんの)お相手の女性はたぶん、ブンブン振り回すタイプの男性としばらく恋愛をしてから落ち着きたかったのではないでしょうか。映画みたいなドラマチックな恋愛を味わってみたい。だからそれを経験してみて、3年後ぐらいにまたアプローチしてほしい、みたいな都合のいいことを思っていたのかなと」

こんな女の欲望と本音をさらけ出したトークに男性陣は多少の恐怖を覚えたかもしれません…が、会場は終始、楽しい雰囲気に包まれていました。

ちなみに、この作品を撮ったロウ・イエ監督は「愛は心についた傷のようなもので、時間が経てば消える」と言ったそうです。つまり、愛はもともとどこにもなくて、その存在を感じる時は必ず痛みを伴うということ!?

めまいのようなときめきを感じたい、気が遠くなるような快感に溺れたい…美しく儚い何かを求め続けるホアの物語を目撃し、みなさんも愛やセックスについて、本当の幸せについて、改めて考えてみてはいかがでしょうか?

(文=編集J)

『パリ、ただよう花』
☆ヴェネチア国際映画祭2011ヴェニス・デイズ正式出品、トロント国際映画祭2011正式出品
監督・脚本:ロウ・イエ/脚本:リウ・ジエ/撮影:ユー・リクウァイ/出演:コリーヌ・ヤン、タハール・ラヒム(仏・中国/2011年/105分)

◆『パリ、ただよう花』ってこんな作品!
男がその気になる恋のサイン~究極のモテ女の恋愛テクが学べる映画『パリ、ただよう花』【恋占ニュース】


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