旧暦ではこれから年末!一年を締めくくる準備をはじめて【恋する乙女の暦のたしなみ】第21回

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恋する乙女の暦のたしなみ

暦文化研究家・景山えりかが、月の満ち欠けをもとにした「旧暦」の取り入れ方をご紹介します。あなたも月の満ち欠けとともに一緒に暦をたしなんでみませんか?

旧暦ではこれから年末! 一年を締めくくる準備をはじめて

女性

西暦(新暦)2015年がスタートして2週間。お正月モードからすっかり気持ちが切り替わり、日常を取り戻した頃でしょうか……しかし! 旧暦ではまだ年が明けていません。1月20日(火)は新月で、旧暦12月1日にあたります。そう、これから「師走」を迎え、一年を締めくくるのです。

昔は12月になると、どこの家でもお坊さんを招き、その年に犯してしまった小さな罪や過ちを懺悔して、消滅を祈る法会をしていました。そのため、お坊さんは大忙し。普段は落ち着きはらっているものの、年末は忙しく走り回ることから、師が馳せる「師馳す」が転じて「師走」になったといわれています。

ほかに旧暦12月の別名には、

・暮古月(くれこづき)
・三冬月(みふゆづき)
・春待月(はるまちづき)
・梅初月(うめはつづき)
・弟月(おとうづき、おとづき)

などがあります。冬から春へと移り変わろうとしている気配、ワクワクとした新春への期待感が、これらの名前から伝わってくるかのようですね。


月のリズムとともに。旧暦新年はリスタートのチャンス!

一年最後の日を「大晦日(おおみそか)」といいますが、もうひとつの呼び名を「大晦(おおつごもり)といいます。「つごもり」とは、月が隠れてしまって見えない「月隠(つきごもり)」が転じたもの。旧暦では、ひと月の最後は月の姿が見えなくなることから、そう呼ばれるようになりました。

月明かりのない大晦日(大晦)の夜、深夜0時をはさんで聞こえるのが「除夜の鐘」です。鐘をつく回数は108回。これは人間の煩悩の数といわれていますが、実は諸説あります。私が素敵だなと思うのは、108回が一年を表しているという説。どういうことかというと、一年十二ヵ月の「12」、二十四節気の「24」、七十二候の「72」。これらをすべて足すと、108(=12+24+72)になるのです!

旧年中のすべての節目を鐘の音とともにひとつずつ除き、まっさらな状態にして新春を迎える。夜空を見上げれば、目には見えない月が、これから新しい光を宿して輝きはじめる準備をしている――除夜の鐘がつき終わると新年がはじまるように、月が欠けてしまうと再び満ちていくように、終わりと新たなはじまりは、必ずつながっているものです。それが自然の法則というものなのでしょう。これまでの時間を見送って、新しい時間を迎え入れる。一年、一ヵ月、一日と、時間の長さは違っても、私たちは本質的には同じことを繰り返しています。生きている時間は、そうやって自然に更新され続けていくのですよね。

旧暦大晦日は2月18日(水)です。自然のリズムで一年をおだやかに締めくくりましょう。夜空を見上げ、星に新年の抱負をつげましょう。新暦新年のスタートが思うように切れなかった人には、もうすぐリスタートのチャンスがめぐってきます。

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景山えりか
景山えりか(かげやまえりか)
暦文化研究家、星のティーセラピー(R)レッスン倶楽部主宰
旧暦や月の文化に造詣が深く、星や月と親しむ生活を自ら実践。その経験から、自然のリズムに合わせてお茶を楽しむことで、養生やストレスマネジメントにつなげる「星のティーセラピー(R)」を考案。執筆活動やワークショップを通じて、星空とお茶を楽しむ暮らしを提案している。
著書:『自然とつながる暮らしかた 空の向こうは私のうちがわ』(講談社)。

ウェブサイト:http://www.cosmic-life.net
Facebook:自然とつながる暮らしかた


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