今年最後のお月見は、「十日夜」で決まり!【恋する乙女の暦のたしなみ】第15回

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恋する乙女の暦のたしなみ

星とお茶のコンシェルジュ・景山えりかが、月の満ち欠けをもとにした「旧暦」の取り入れ方をご紹介します。あなたも月の満ち欠けとともに一緒に暦をたしなんでみませんか?

今年最後のお月見は、「十日夜」でキマリ!

月の写真


旧暦で行うしきたりの中で、私たちの暮らしに取り入れやすいのは、やはり「お月見」でしょう。月を見るという行為をするために、特別な準備は必要なく、お金もかかりません。空が晴れ、雲や建物などにさえぎられることがなければ、誰にでもできるという点も魅力です。

すでにこの連載で何度か話題にしていますが、ここで改めてお月見の対象となる月を確認しておきましょう。

・旧暦8月15日の月……一年のうちでもっとも美しい月。
【呼び名】中秋の名月、十五夜、芋名月

・旧暦9月13日の月……旧暦8月15日の月に次いで美しい月
【呼び名】後の月、十三夜、豆名月、栗名月

今年は「閏月」が挿入されて、171年ぶりに「後の十三夜」が出現したため、お月見に注目が集まりました(閏月については連載第10回を、後の十三夜については第11回をご参照ください)。

十五夜も、十三夜も、後の十三夜も、もう過ぎてしまいましたが、最後のお楽しみがまだ残っています! それは「十日夜(とおかんや)」です。


欠けていたって美しい。未完の月に自分を重ねて

十日夜とは、旧暦10月10日に行われた収穫祭。おもに東日本で盛んでした。地域によって内容は異なりますが、十日夜の日には稲の刈り入れが終わり、田んぼの神様が山に帰るとされ、神様の化身である案山子を家へ持ち帰ってお祭りしたといいます。

また、十日夜の月を、中秋の名月(十五夜)、後の月(十三夜)と並んでお月見の対象としました。十五夜、十三夜、十日夜を合わせて「三月見」といって、三夜ともお月見ができると大変縁起がいいと伝えられています。

今年の十日夜(旧暦10月10日)は、12月1日です。月は昼過ぎに東の空に昇ってきて、日付が変わる頃に西へ沈みます。そのため、

・青空をバックにした白い月
・夕焼けと月のコラボレーション
・夜空に輝く月

といった、3バージョンを楽しめるのが特徴。月好きならば、今年最後のお月見を、どのバージョンで楽しもうかと想像するだけでワクワクしますよね。十日夜の月の姿は半月(上弦の月)を過ぎたばかり。満月のような迫力こそありませんが、まん丸ではない「未完の美しさ」もいいものです。

月が満ちたり欠けたりするように、私たちの心と体にも波があります。仕事や恋愛にがんばりすぎて疲れてしまった、落ち込んでいる、壁にぶつかってしまった……そんなときは、十日夜の月に自分を重ねて眺めましょう。完璧ではない、欠けた状態でも美しいと感じさせてくれる月は、自然体でいることの大切さを私たちにおしえてくれます。

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景山えりか
景山えりか(かげやまえりか)
暦文化研究家、星のティーセラピー(R)レッスン倶楽部主宰
旧暦や月の文化に造詣が深く、星や月と親しむ生活を自ら実践。その経験から、自然のリズムに合わせてお茶を楽しむことで、養生やストレスマネジメントにつなげる「星のティーセラピー(R)」を考案。執筆活動やワークショップを通じて、星空とお茶を楽しむ暮らしを提案している。
著書:『自然とつながる暮らしかた 空の向こうは私のうちがわ』(講談社)。

ウェブサイト:http://www.cosmic-life.net
Facebook:自然とつながる暮らしかた


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