2012.09.24

「彼の浮気が許せない」第1回【小池龍之介の恋愛成就寺】お悩み2

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小池龍之介の恋愛成就寺

気鋭の僧侶でありベストセラー作家でもある小池龍之介さんが、悩める女性の悩みにお答えするコーナー「恋愛成就寺」。恋に振り回される女心を諭す的確すぎる回答は、腹落ち感をもたらした後、ボディブローのようにじわじわ効いてきます。

今回のお悩み「彼の浮気が許せない」

(Y・M 茨城県・26才・販売員)

最近、彼の様子がおかしいのでケータイを見たら、あきらかに浮気している形跡があり、問い詰めたらその子と2回ほど寝たと白状しました。

別に好きなわけでもなく出来心だというので、許すことにしましたが、それ以来、彼が口にする他の女性の話や彼の言動に神経質になり、ちょっとしたことでネガティブな妄想をしてしまいます。時には妄想だけでは済まず、彼を激しく責めてしまうこともあり、冷静になったときに落ち込みます。

最初はただ謝るだけだった彼も、最近では「許すって言ったのに約束破るのか?」と逆切れする有様で関係がぎくしゃくしています。

もう二度と浮気する前のような関係には戻れないのでしょうか?

第1回 第2回 第3回

小池住職からのお返事

浮気をする原因って何だと思いますか?

右側からの小池龍之介

浮気の問題は、前回お話しした「プライドが高く傷つきやすい男性」という問題と、わりと密接に関わってる気がするんですよね。

いろいろ想像できると思いますが、ひとつ言えるのは、 浮気をしたらかなりの確率で相手がいやな気分になるということです。実はそれを求めていたりする可能性があります。

浮気したと知ったら、相手の感情がものすごく乱れるでしょう。

そのときに私たちが感じるのは、相手の感情が管直人総理大臣によって乱れているわけでもなく、地球温暖化の結果として乱れているのでもなく、 自分の影響で相手の感情が乱れている、相手に影響を行使したっていうことが確かめられる。

裏を返せば、浮気をしたけれども相手が平気そうにしているときには、全然愛されていないのではないかという実感をより強めて、悲しくなるんですね。

相手にダメージを与えて影響力を確かめる

浮気をすることで、愛情を確かめるってことですか?

伝統的に女性が 別れるつもりはないのに「もう別れる!」と言うのと同じ。プライドの高い女性が良くやるんですが。

それは別れたいわけではなくて、それによって男性が困って動揺して、別れたくないと言ってくれる、つまり、相手にダメージを与えることができる。

愛情がないんじゃないか、とか、本当に愛されてるのか、とかいう不安があったけれど、相手はちゃんと影響を受けているから、相手は自分の 支配下にあって「わたくしってばちゃんと愛されてますわ」という実感を得ることができるという仕組みなのです。

それでそれを一回味わうと、ことあるごとに別れるとか言い出しちゃって、でもそれを繰り返しちゃうと、あるとき男性のほうがいいかげんうんざりして、じゃあ本当別れるよ、となって、別れる羽目になってしまうというようなケースがありますね。

男性の場合はこういったときに「もう別れる!」みたいなやりかたをすることもありますが、女性に比べるとそういうケースは少なく、代わりに浮気をする人が多いような気がします。

キーワードは「釣った魚に餌をやらない」

必死に浮気を隠すわけじゃないんですか?

心のどこかでは、ばれてもいいかなぁとか、ばれてどんな反応をするか見たいみたいな 潜在的な欲求は多くの人が持っているかもしれません。他方で、でも隠したいと思っているのもやはり強いでしょう。

隠したいにしても、やっぱりそこで大きなキーワードになってくるのは釣った魚に餌をやらない。

関係がマンネリ化してくるにしたがって、どっちも 相手からは愛されたいけど自分はあんまり相手に愛情表現はしないっていう感じになってくるんですね。

悪いのは彼だけじゃない?!

左側からの小池龍之介

よく男性が非難されますけど、女性もそうじゃないですかね。最初の頃みたいに「彼ごはん」とかつくらなくなっていくし手抜きになっていくんですよね。

だから、ある意味ではとてもつりあってるんですね。

「最近、愛してるなんて言ってくれない」と女性は女性で恨めしく思っているかもしれませんが、彼のほうも確実に愛情、自分の求められている度合いが落ちていってるというのを刻一刻と実感せざるを得ない状況に立たされていて。

前はそんなじゃなかった、なんて 傷ついてるわけです。

浮気相手は餌をたくさん投入してくれる?

愛情が目減りしていくから、他に求めるってことですか?

そうです。マンネリ化したときの裏技ですよ。浮気しちゃえばフレッシュな関係じゃないですか。相手にとって自分はまだ釣れていない魚だから餌をたくさんくれるんですね。

すごく料理を作ってくれたり、すごく笑顔をくれたり、自分の話を「すごい!」と熱心にきいてくれたり。「彼女はこんなの全然してくれないのに」とか。

でも実際は浮気相手も まだ釣れてない魚なのでいっぱい投入してくれているだけなんですね。

付き合いの長い彼女のほうはというと、最初の頃みたいに気合を入れて服を選ぶとか、顔をキレイにするとか、そういうことがだんだんめんどくさくなってしなくなったり、最初の頃は控えていたような 汚らしい言葉遣いをするようになるとか、 文句がちになるとか、 愚痴をだらだら言うとか、そういうこともだんだん馴れ合いになるにつれて出しちゃうじゃないですか。

言ってしまえば、そういう嫌なものをかぶせあうような関係になってくるにつれて、そういうものを浴びないですむところに行きたくなっちゃうのかもしれません。

つづく
正座する小池龍之介

≫次回は具体的な対策についてお伺いしていきます。

浮気相手のほうが魅力的に思える?
本当の恋なら、努力しなくても、永遠に続く?
浮気をした彼を許すことはできる?
許すより怒り倒したほうがいい?

≫お悩み一覧はこちら

小池龍之介(こいけりゅうのすけ)
1978年生まれ、山口県出身。正現寺住職、月読寺住職。東京大学教養学部卒。
2003年、ウェブサイト家出空間 [iede cucan]を立ち上げる。
2003年から2007年まで、お寺とカフェの機能を兼ね備えた「iede cafe」を展開。
それ以後、修行を続けながら月読寺や新宿朝日カルチャーセンターなどで一般向けに坐禅指導をすることに専念。
著書に『考えない練習』(小学館)、『自分から自由になる沈黙入門』『もう、怒らない』(ともに幻冬舎)、
『超訳ブッダの言葉』『煩悩リセット稽古帖』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)など。
[書籍のご紹介]
恋愛成就寺『恋愛成就寺』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

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