アロマテラピーの基礎知識【心と体を癒すアロマテラピー】第1回

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アロマテラピー

アロマテラピーは、花や果皮、ハーブなどの香りを利用して心と身体を癒したり、リフレッシュしたりする自然療法です。
今回は、そんなアロマテラピーにまつわるあれこれをご紹介します。

第1回 アロマテラピーの基礎知識

第1回は、アロマテラピーの基本的な知識や楽しみ方をご紹介。その魅力や癒しの力をお伝えします。

アロマテラピーって何?

◎香りで心身を健康にする療法

アロマ(芳香)テラピー(治療)は、日本では「芳香療法」と言われています。
香りで病気が治るのかしら?と、不思議に思われる方もいらっしゃるでしょう。アロマテラピーは、嗅覚と触覚を利用して吸入や沐浴、マッサージなどを行い、香りを体内に送り込んで心と身体を健康にするための療法です。
ちなみにアロマテラピーはフランス語読みの造語で、アロマセラピーは英語読み。どちらも同じ意味です。

◎アロマテラピーに欠かせない精油

アロマテラピーになくてはならないもの、それは精油(エッセンシャルオイル)です。精油は、植物から抽出された揮発性の高い芳香物質です。この揮発する芳香(アロマ)は、人の鼻(嗅覚)を通じて脳に働きかけ、心身の不調和を癒します。
また、身体をマッサージすることによって皮膚に吸収され、肉体と精神の両方に効果が得られます。植物の中でハーブ(香草)と呼ばれるもの約3500種類のうち、精油の採れるものは約200種類あります。

◎とっても希少な精油

精油は、植物の中の小さな袋にしずくの形で存在しています。根・葉・木・樹皮・種子や果実などから、主に水蒸気蒸溜で抽出します。
これはハーブの香りのもとでもあり、ほんの少量しか採ることができません。例えば、バラの精油1kgには、バラの生花3.5トンが必要とされています。つまり、バラの精油1滴は、バラの花約60個分に相当するのです。

アロマテラピーの始まり

◎数千年に渡る歴史

精油を人に用いる歴史は、紀元前約2000年にさかのぼります。旧約聖書には、病気、宗教上の用途で、芳香植物と精油を僧侶たちが使用したことが記録されています。
エジプトでは、化粧品や宗教的儀式に、また、死者の腐敗を防ぐ防腐剤の薫香として使っていたそうです。

◎日本の“香り”の歴史

日本では、飛鳥時代、仏教伝来とともに中国から伝えられた香道を中心に“香り”の歴史は始まりました。
香道の主流である香木や練り香をたきこむ「芳香浴」は、当初仏教の儀式用に使われていましたが、平安時代になると香りそのものを楽しむようになり、香りの優秀を競う「薫物合」(たきものあわせ)という遊びまで生まれました。鎌倉時代には、香木そのものの香りを楽しむ「聞香」が武士たちの間で盛んになったそうです。
香りが心身に与える不思議なパワーは、恋人との逢瀬に気分を高揚させたりすることにも利用されました。1980年代にアロマテラピーが紹介されるずっと昔から和製アロマテラピーが生活の一部であったことが伺えますね。

◎現代アロマの始まり

1950~60年代にかけて、フランスの医学者、ジャン・バルネ博士が、従軍中に精油の薬剤を使い顕著な効果を出しました。また、オーストリアの生化学者、マルグリット・モーリー女史は、精油の濃度を下げて植物油にし、マッサージオイルとして使用する方法を示しました。
彼らの研究実践によって精油が見直され、今日、アロマテラピーの名称で医療・健康・美容に、幅広く用いられるようになりました。

香りの効果

◎体内に伝わる香り

体内に伝わる経路としては、主に下記の3つがあります。

  • 1. 鼻から脳へ
  • 2. 鼻から肺へ
  • 3. 表皮から皮下組織へ
◎鼻から脳、肺へ

アロマランプなどで精油の香りを流していると、香りの小さな分子が空気中に漂って鼻の粘膜に溶け込んでいき、鼻の奥の嗅覚神経細胞が香りを知覚します。
この嗅細胞は香りの情報を電気信号に変換し、大脳辺縁系へと伝達します。そこにある脳下垂体や視床、視床下部などが刺激を受け、それぞれの香りに応じた脳内ホルモンを分泌します。

脳内にある神経伝達物質の中でもよく知られているのが、脳内麻薬物質と呼ばれ、モルヒネの200倍の鎮痛作用を持つと言われる「β-エンドルフィン」や「エンケファリン」、精神安定作用の強い「セロトニン」、意欲をわかせて快感を与えてくれる「ドーパミン」などです。特定の香りを嗅ぐとそれらの神経伝達物質が分泌されます。

このように、植物からの純粋な香りを毎日の生活に取り入れることで、心のコントロールを容易にし、常に良い精神状態でいられるようになり、次第に心や身体が癒されていきます。
また、鼻から肺へも取り入れることができます。

◎表皮から皮下組織へ

アロマテラピーには鼻から脳への刺激以外にも、呼吸によって体内に取り込む方法や、皮膚からの吸収による方法などもあります。

皮膚からの吸入の代表的なものがマッサージ。血液とリンパの流れを促進し、神経の伝達を改善してくれます。さらに癒しのタッチには、受け手を安心させ幸福な気持ちをもたらす力があります。
耐水性である皮膚は分子量の小さい脂溶性物質を比較的簡単に吸収します。表皮層を通貨した芳香物質は全身の血液循環、毛細血管に入り、真皮層に浸透します。

アロマテラピーを楽しむ方法

◎好みの楽しみ方を見つけよう

主な楽しみ方は次のとおり。

  • ・芳香浴
  • ・沐浴
  • ・吸入
  • ・塗布
  • ・マッサージ
  • ・セルフスキンケア
■芳香浴

・ティッシュペーパーに精油を1~2滴たらしてデスクやベッド脇に置きます。
・アロマディフューザー(蒸気で香りを出す器具)やアロマポットなどを使います。

■沐浴

・入浴の際、浴槽に5滴以下の精油をたらし、よくかき混ぜてから浸かります。
・洗面器やたらいにお湯を入れ、3滴以下の精油をたらしてよく混ぜて手や足を浸けます。

■吸入

・洗面器やマグカップなどに熱湯を入れ、3滴以下の精油をたらして立ちのぼる香りの湯気を吸入します。
※吸入の際は目を閉じ、短時間にとどめましょう。

・ハンカチやコットンに精油を1~2滴たらし、吸入します。
※精油をつけた部分が直接肌に触れないように注意しましょう。

■湿布

精油を2~3滴入れたお水かお湯に布を浸し、絞って首や肩、お腹などを冷やしたり温めたりします。
※目の周りなど肌の弱い部分に湿布する際は短時間にとどめましょう。

■マッサージ

植物性のオイルをベースに精油を混ぜたトリートメントオイルで身体をマッサージします。

■セルフスキンケア

精油と、その濃度を薄めるための材料を用いて、クリームやパック、化粧水などをつくります。皮膚に精油を使う場合は、植物性のオイルなどを加え、精油の濃度を1%以下にしてから使用しましょう。

いずれの方法を用いても、精油は心と体に良い作用をもたらしてくれるそうです。自分に合った楽しみ方でアロマテラピーを気軽に日常に取り入れていきたいですね。

次回は、「アロマテラピーに欠かせない精油」についてお送りします。お楽しみに!


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